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『部活だぁ?』
隣のアホと見事に被ってしまった。
「部活ってどういうことなの?」
「前にも言ったでしょ。私は面白い事を起こしたいって。」ああ、そういえばそんな事言ってた気がする。
「俺は知らんが、そんな事と部活と、何が関係するんだ?」
「そんなもん、部活興しする事に決まってんじゃない。この学校、面白そうな部、一つもないもん。」まあ、それは分かるんだけど…
「だが、もしやるとしても今の人数じゃただのクラブだぞ。」
あれ?こいつなんで反対しないんだろう?
「優希、やる気あるんだね。」こういうことは、全然興味無いはずなのに。 「ああ、面白い事なんだったらな。お前にたいしていろいろ猟奇的な実験できるから。」
「ミヤちゃん!コイツはいらないんじゃないかな!?」なんて恐ろしい事をやりたがってんだコイツは。
「良いわねその心構え!気になったわ!」「ミヤちゃぁぁぁん!?」どうしよう!このままじゃ悲惨な死に方しそう何ですけど!?
「まあでも流石にすぐには創れないでしょうね。まだ入学したばかりなんだし。」よ、良かった…!まだしばらくは生きていけそうだ…!
「ま、二週間後ぐらいには創れるだろ。それまでにいろいろやらなくてはいけないしな。」いろいろ?なんの事だろう?
「ねぇ優希。いろいろって、一体なにをやるの?」 「流石光、今までの会話を聞いて何一つ思い浮かばないとは、バカの極みだな。」
酷い!質問しただけでここまで侮辱されるなんて、理不尽だ!
「じゃあ優希には何するか分かっているの!?」 「分かるから話題に出したんだろうか、このマヌケ。」ぐぬぬ、二回も侮辱しおってからに!
「要するに名前だよ。部活するなんて言って、名前が無きゃ話しにもならんからな。」