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続きです。
「・・・・・」
「・・・・・」
十秒くらいだろうか。互いの目を見つめあったのは。「・・・・・」しかも全然喋らないし。
「ねぇ」
あまりにも突然で少し驚いた。
「えっ‥あ、なに?」自ら話しかけたくせに逆に聞き返してしまった。まいったな、自分の情けなさをあらためて再認識してしまう。
「なんであんたから話しかけたくせに驚いてんのよ。」
「ごめん、でも何かな?」幼女にため口されてこの返し・・・・ホント情けない。
「・・はぁ〜・・・」 ため息までつかれたよちくしょう。
「あんたなんで驚かないの?」
・・・・
・・・・
・・・・・・
「は?」
全く予測していない言葉が小さな口からでできた。あるぇこの子泣いていなかったっけ?
「ホントつまんないわね〜一般人らしく素直に逃げ出せばいいのに。」
どうしようこの子が何いってんのかわかんない。
「だいたい今時泣いている女の子に図々しく話しかけてくるなんて、ロリコンなの?あなた。」
泣いていいのかな、僕。
「いや君なんなの!さっきまで悲劇のヒロインみたいにしていたくせにいきなりツマランて!てゆーk「黙ってくれない?耳が腐りそうになっちゃうじゃない、ブタさん。」
[ブヒィ!?」思わずないてしまった。
「・・・・・というか君、どうして泣いているふり(?)をしてたの?」とりあえず一番気になっていたことを聞いてみた。
「・・そんなの決まっているじゃない。」
彼女は一息ついて…僕が一生忘れない言葉をいい放った。