第8話 次の練習日で、二人の甘さがさらに増して俺の心が揺れまくった件について
週末の練習日が終わって、月曜日。
放課後、いつものカフェで3人でケーキ食べてる時、恋歌ちゃんが突然切り出した。
「ねえ、翔子ちゃんの寝取らせ、順調だよね。これからどうしようか?」
翔子が少し照れくさそうにフォークを止めて、俺と恋歌ちゃんを見る。
「うん……本番の日が近づいてる気がするから、もっとリアリティ出さないと」
俺はコーヒーを飲む手を止めて「リアリティ?」って聞き返した。
翔子が頰を赤くしながら、でも真剣な顔で言った。
「普段の学校でも、翔吾とイチャつくようにしようよ」
俺は思わず吹き出しそうになった。
「は? なんでだよ?」
翔子が少し目を伏せて、でもすぐに俺を見て続ける。
「普段の関係性も深めておけば、本番の時にリアリティが出るじゃん? 悠真くんが見た時、『本当に翔吾と翔子が仲良い』って思ってもらえるように」
恋歌ちゃんが目を輝かせて即座に賛成。
「それいいね! 悠真くんきっと喜ぶよ。私もヤキモキして彼女として張り切っちゃうかも♡」
俺は二人の顔を見て、頭が追いつかない。
「待て待て、学校でイチャイチャって……どうすんだよ。具体的に」
翔子が悪戯っぽく笑って「例えば、手繋いだり、肩寄せたり、休み時間に一緒にいたり」
恋歌ちゃんが「私も混ざるよ! 3人でいつも一緒♡」
俺はため息をついて「周りの目が痛いだろ……」って言ったけど、二人が「それがリアリティ!」って同時に言うから、完全に押し切られた。
「…分かったよ。でもやりすぎんなよ」
二人が「やったー!」ってハイタッチ。
(楽しそうでいいですね……)
俺は苦笑いしながら、心の中で「これでいいのか?」って思ったけど、二人の笑顔を見ると拒否できなかった。
翌日から、学校での3人イチャイチャ生活が始まった。
朝から、恋歌ちゃんと翔子が俺の家の近くで待ち伏せ。
「翔吾、おはよー!」
恋歌ちゃんが左腕に絡みついてきて、翔子が右腕に腕を絡めてくる。
完全に恋人繋ぎだよ、これ。
俺は周りの視線を感じながらも、二人の笑顔を見て「まあ……いいか」って思っちまう。
校門まで3人で歩いて、クラスメイトの目が痛いけど、恋歌ちゃんは「翔くん、私の彼氏なんだからね♡」って甘えて、翔子は「幼馴染みだから自然でしょ?」ってくすくす笑う。
廊下を歩いてる時も、恋歌ちゃんが俺の腕にぎゅっとくっついてきて、翔子が反対側から俺の袖を軽く引いて「翔吾、こっちだよ」って案内してくる。
クラスに着く頃には、もう完全に3人セットだ。
羨望と嫉妬にまみれたクラスメート達の視線があちこちに突き刺さって物理的痛みすら感じる気がする。
お昼休み、屋上で3人でお弁当。
恋歌ちゃんが俺のお弁当から唐揚げを取って「あーん♡」って口に運んでくる。
「翔くん、食べて~」
俺が食べると、次は翔子が自分の弁当から卵焼きをフォークで刺して「あーん」って差し出してくる。
「翔吾も、私のも食べて?」
交互に「あーん」されて、俺は顔が熱くなる。
誰も見てないところで、恋歌ちゃんが俺に軽くキスしてきて、翔子が「私も……」って頰にチュッてしてくる。
「ちょっと待てよ、ここ学校だぞ」
二人が「えへへ」って笑うだけ。
俺はもう、抵抗する気力がなくなってた。
屋上の隅で3人でくっついてお弁当食べてる時、翔子が俺の肩に頭を寄せて「翔吾、ありがとう……」って小声で言う。
恋歌ちゃんが「翔くん、私の彼氏なのに翔子ちゃんに取られちゃうかも♡」ってからかう。
俺は二人を抱き寄せて「どっちも大事だよ」って言っちゃって、自分にびっくりした。
学校帰り、恋歌ちゃんの家に寄るのが日課。
今日は練習じゃないから勉強会だけど、勉強してる間に恋歌ちゃんが俺の膝に座ってきたり、翔子が俺の肩に頭を寄せてきたり。
「集中できないだろ」
「翔吾がカッコいいから仕方ないよ♡」
恋歌ちゃんが甘えて、翔子が「私も……」って俺の腕に絡みついてくる。
勉強はほとんど進まないけど、3人で笑い合ってる時間が楽しくて仕方ない。
夕飯作ってる時も、恋歌ちゃんが俺の背中にくっついてきて、翔子が「翔吾、手伝うよ」って横に並んで野菜切る。
自然に3人でキッチンに立ってる姿が、なんだか家族みたいで……俺はまた胸が熱くなった。
学校内の噂はもちろん爆発した。
「高峯、三角関係確定」「華原と篠浦、両方狙ってる?」「シェアプレイすげえ」
クラスメイトからからかわれるたび、俺は黙ってスルーするしかない。
恋歌ちゃんは「翔くんは私の彼氏だよ♡」って俺にくっついてきて、翔子は「幼馴染みだからね」って笑う。
3人とも、噂なんか完全に無視。
むしろ、このイチャイチャが楽しくて、止められなくなってる。
俺の心の中では、少しだけ疑問が浮かぶ。
悠真くんの本番の日、いつになるんだろう。
でも今は、そんなことより二人の笑顔が大事だ。
この3人の時間、もっと続けばいいって思ってる。
俺、大分毒されてる?
◇◇◇
週末の練習日がやってきた。
土曜日の午後、俺は翔子の家に向かった。
ドアを開けると、翔子が少し緊張した笑顔で迎えてくれた。
「翔吾、今日も来てくれてありがとう。お茶入れておいたよ」
リビングに入ると、恋歌ちゃんがソファに座って手を振ってる。
「おはよ、翔くん! 待ってたよ♡」
俺はソファに座って、お茶を飲む。
二人が俺の左右に座って、軽く肩を寄せてくる。
翔子が俺の袖を軽く引いて「翔吾、今日もよろしくね……」って小声で言う。
恋歌ちゃんが俺の腕に絡みついて「翔くん、今日はどんな感じにする? 私、楽しみ♡」
俺は二人を見て、胸がざわついた。
悠真くんの本番の日、いつになるんだろう。
でも今は、そんなことより二人の笑顔が大事だ。
この3人の時間、もっと続けばいいって思ってる……そんな気持ちが、頭から離れない。
少しおしゃべりした後、翔子が立ち上がった。
「じゃあ……部屋に行こっか」
翔子の部屋に入って、ベッドに3人で座る。
恋歌ちゃんが俺の左側にくっついてきて、翔子が右側に寄り添う。
俺は自然に二人の肩を抱いて、キスから始めた。
恋歌ちゃんの唇は甘くて柔らかくて、いつもの優しい味。
「翔くん……好き♡」
恋歌ちゃんが俺の首に腕を回して、軽く体を押しつけてくる。
次に翔子に顔を向けて、唇を重ねる。
翔子のキスは少しぎこちないけど、熱っぽくて、俺の心を溶かす。
「翔吾……温かいね」
翔子が俺の胸に手を置いて、優しく撫でてくる。
俺は二人の髪を交互に撫でて、耳元で囁いた。
「二人とも、可愛いな」
恋歌ちゃんがくすくす笑って「翔くん、今日は積極的♡」って俺の胸に顔を埋めてくる。
翔子が照れくさそうに俺の腕に頭を預けて、軽く体を寄せてくる。
3人でベッドに横になって、軽く抱き合った。
恋歌ちゃんが俺のシャツのボタンを外して、肌に触れてくる。
「翔くんの体、熱いよ……」
翔子も俺の袖を軽く引いて、俺の胸に手を置く。
「翔吾……もっと近くに」
俺は二人の体を抱き寄せて、交互にキスを繰り返した。
恋歌ちゃんの息が甘く混じり、翔子の息が熱く絡み合う。
二人の柔らかい感触が俺を包んで、時間なんて忘れてしまう。
汗が少しにじんで、体が熱くなって、何度も甘い声を聞きながら……朝まで3人で絡み合った。
これは翔子の寝取らせのはずなのに、今日は恋歌ちゃんが積極的に参加してきて、ずっと複数プレイみたいになってた。
朝、ベッドで三人並んでるとき、俺はぼんやりと思った。
この時間、終わらせたくない。
悠真くんの本番の日が来たら、どうなるんだろう。
でも今は、二人の温もりを感じてるだけで十分だ。
【side 恋歌】
翔くんが寝息を立てた後、私達はこっそりと今日の反省会をしていた。
「2人の新妻作戦、上手くいったね」
「うん。翔くん、すごく柔らかい顔で笑ってた。翔子ちゃんのこと、奥さんにできたらいいなって、思ってもらえたかも」
私達は今日、寝取らせという設定を脇に置いて翔くんを2人で囲んだ。
新婚夫婦の奥さんが2人になったらって想定して、翔くんを囲んで、甘やかして。
そしてそれはベッドの上も同じように……。
今日の翔くん、いつもより優しくて熱かった。
翔子ちゃんを抱きしめる姿を見て、私の体が自然に反応しちゃう。
嫉妬なんて少しもなくて、むしろ「もっと見たい」って思っちゃう。
この属性、完全に覚醒しちゃってるよね。
翔子ちゃんのぎこちないキスや、翔くんの優しい手つきを見てるだけで、頭が真っ白になるくらいドキドキする。
翔くんが私に戻ってきて、より強く抱きしめてくれる瞬間が最高。
ううん。むしろ、もう翔子ちゃんと対等の方がいいって思ってる自分がいる。
翔子ちゃんも、翔くんに触れられて嬉しそうな顔してる。
この3人の時間、ずっと続けたい。
悠真くんの設定はもう終わりかけだけど、翔くんが私たちを手放せないくらいに甘やかしてあげよう。
翔くん、私たちを離さないでね♡
最終的に、3人で幸せになるんだから。
◇◇◇
【side 翔子】
「幸せ過ぎた……翔吾、凄く温かかった」
「優しいエッチだったよね」
翔吾のキス、今日も優しくて熱くて……体が震えちゃう。
レンたんが翔吾に甘えてるのを見て、少し嫉妬しそうになるけど、レンたんの笑顔を見るとそれも幸せに変わる。
レンたんがいてくれるから、私は翔吾に触れられる。
彼女の優しさに甘えて、翔吾の温もりを分けてもらってる。
処女の私が、すっかり翔吾に開発されてる。
翔吾の胸に触れるだけで、心臓が止まりそう。
悠真くんの嘘は、もう限界かも。
でも今は、この瞬間がすべて。
レンたん、ありがとう。
あなたが支えてくれるから、私はこの脆い心で翔吾くんのそばにいられる。
翔吾に全部捧げられる日が来るまで、もう少しだけこの甘い時間を。
3人で、ずっと一緒にいられますように。




