第12話 ハッピーエンディングは賑やかに
告白から一ヶ月。
俺の日常は、もう完全に「高峯翔吾・恋歌・翔子」の3人体制だ。
学校では「高峯トリオ」ってあだ名がついて、クラスメイトにからかわれるのも日常茶飯事。
「高峯、今日も両手に花かよ!」「華原と篠浦、どっちが本命なんだ?」って聞かれるたび、俺はいつもの調子で返す。
「どっちも本命だよ。文句あるか?」
みんな「すげえ……」「高峯、勝ち組すぎだろ」って笑う。
俺は内心で「勝ち組かどうかは知らんけど、幸せなのは確かだな」ってニヤつく。
男子からは怨嗟と羨望。女子からは黄色い声。
種類は違えど外野の声が心地良い優越感を生んでくれる。
まあやっかみもあって色々とちょっかいをかけてくるヤツもいるけど、全く気にならない。
放課後、いつものように3人でカフェに寄ってケーキ食べてる。
恋歌ちゃんが俺の隣でフォークを差し出して「あーん」ってしてくる。
「翔くん、今日のケーキも美味しいね。一緒に食べよ?」
俺が食べると、翔子が反対側から「翔吾、私のも食べて……」って卵焼きをフォークで突き出してくる。
交互に「あーん」されて、俺はもう慣れっこだけど、顔が熱くなる。
「二人とも、俺を太らせる気かよ」
恋歌ちゃんがくすくす笑って「翔くんがカッコいいから、つい食べさせたくなるんだもん」
翔子が頰を赤くして「私も……翔吾の食べっぷり見てると、幸せになっちゃう」
俺は二人の頭を交互に撫でて、ため息まじりに言う。
「うーん、幸せすぎる」
二人が同時に「大好きだよ♡」って俺に抱きついてくる。
カフェの店員さんが「また高峯トリオですね」って微笑む。
俺はもう、隠すのも面倒で「はいはい、俺の恋人二人です」って開き直る。
帰り道、3人で手を繋いで歩く。
恋歌ちゃんが俺の左手を握って「翔くん、これからも毎日一緒にいてね」
翔子が右手を握って「翔吾……私も、ずっとそばにいるよ」
俺は二人の手を握り返して、笑った。
「当たり前だろ。俺は二人を離さない」
そうして俺達は我が家へと寄っていく。放課後はほとんど夜まで一緒に過ごし、お泊まりも頻繁にするようになった。
ハーレムは既に家族公認となっており、結婚式はどうしようかと母ちゃんは張り切っている。
気の早いことだ。
俺の部屋は、もう完全に3人の巣窟と化していた。
ベッドはいつも3人で占領され、ソファは恋歌の膝枕専用席、キッチンは翔子が「翔吾の好みに合わせて」って勝手に改造してる。
我が家の冷蔵庫は母親公認で3人専用の食材スペースが確保されている。
朝起きた瞬間から大騒ぎだ。
恋歌が俺の胸に顔を埋めて「翔くん、おはよう♡ まだ寝てたいけど……朝ごはん作ってあげる!」って飛び起きて、翔子が反対側から「私も! 今日は翔吾の好きなオムライス作るよ!」って競い合う。
俺は二人の髪をくしゃくしゃ撫でて、笑った。
「どっちも作れよ。俺、両方食うから」
二人が「やったー!」ってハイタッチして、キッチンに駆け込んでいく。
俺はベッドから起き上がって、二人を見ながら思う。
この騒がしさ、最高だな。
朝ごはんは大盛りのオムライス2皿+恋歌ちゃん特製のふわふわパンケーキ。
テーブルに並べると、恋歌ちゃんが俺の隣に座って「あーん♡」ってスプーンを差し出してくる。
「翔くん、まずは私のパンケーキから!」
翔子が反対側から「翔吾、私のオムライスも!」ってフォークを突き出す。
俺は交互に食べさせられて、口の中が幸せでいっぱいになる。
「うまい……どっちもうまいよ」
二人が「えへへ」って笑い合って、俺の頰に同時にチュッてキスしてくる。
「我慢できなくなっちゃってもいいよ♡」って恋歌がからかう。
翔子が頰を赤くして「レンたん、恥ずかしいよ……」って言うけど、俺の腕に絡みついてくる。
昼は3人で公園へ。
公園のベンチで3人でくっついて、アイスを交互に食べさせてあーんし合ったり、誰も見てないところでキスしたり……。
通りすがりのおばちゃんが「若いっていいわね」って微笑んでいく。
夜は俺の部屋で3人で映画鑑賞。
ホラー映画を選んだら、恋歌ちゃんが「怖いよぉ」って俺の胸に顔を埋めてきて、翔子が「翔吾、守って……」って俺の腕に抱きついてくる。
俺は二人を抱きしめて「大丈夫だろ、俺がいる」なんてクサいセリフも、二人が「翔くん(翔吾)……大好き」って同時に言うことで肯定された。
映画の途中で、俺は二人の手を握って、耳元で囁いた。
「これからも、ずっとこのままでいいよな?」
恋歌ちゃんが俺の胸に顔を押しつけて「うん……ずっと一緒にいたい」
翔子が俺の腕に抱きついて「私も……翔吾のそばに、ずっと」
俺は二人を抱きしめて、胸の奥で確信した。
この3人の時間、俺はもう離せない。
既に2人とも、俺にとって掛け替えのない人だ。
映画が終わって、部屋の明かりを落とす。
3人でベッドに並んで、恋歌ちゃんが俺の左側に、翔子が右側にくっついてくる。
恋歌ちゃんが俺の胸に顔を埋めて囁く。
「翔くん……今日も、たくさん愛してね」
翔子が俺の腕に抱きついて色っぽい声を出す。
「翔吾……私も、たくさん感じたい……」
俺は二人を抱き寄せて、耳元で囁いた。
「いいぜ。めちゃくちゃに愛してやる」
恋歌ちゃんがくすくす笑って俺の首に腕を回す。
翔子が照れくさそうに俺の胸に手を置いて、軽く体を寄せてくる。
3人でキスを交わして、服を脱がせて、肌を重ねて……。
恋歌ちゃんの甘い息と翔子の熱い吐息が混じり合って、部屋が熱くなる。
俺は二人を交互に抱きしめて、優しく、でも激しく愛した。
恋歌ちゃんが俺の背中に爪を立てて甘い声を上げ、翔子が俺の首筋にキスしながら震える。
汗だくになって、何度も頂点に達して……朝まで3人で絡み合った。
俺の人生、これからもこの3人で続いていく。
常識的に考えておかしい関係だけど……俺にとっては、これが最高だ。
こうして、俺達の物語は賑やかに、幸せに幕を閉じたのだった。
~Fin~
※後書き※
大分短いですが、これにて終了
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