21.魔王軍四天王ユウキュは、なんで楽しそうにしてんの?
約30分前のこと、
魔王軍四天王・ユウキュが支配する大聖堂の前――。
大聖堂に侵入する方法を話し合っていた。
アイカ「どうやって侵入するの?」
バイオレットは少し自慢気に話し始めた。
バイオレット「フッ…俺様に名案がある!!」
サクナ「どんな方法?」
バイオレットの目を輝かせて、杖をかまえた。
\バシュゥン/
バイオレットが杖を振ると、サクナの服がメイド服に変身!!
サクナは恥ずかしそうに、
サクナ「な、なにこれぇぇぇ!?」
アイカは懐かしそうに、
アイカ「おおー!前の勇者も服だけ変身してた!」(拍手)
サクナ「え、えぇぇぇ…!?」
サクナ「バイオレット、どうしてこんなことするの?」
バイオレット「この姿で入れば、ユウキュの部下も言うこと聞く!有名なんだぞ!」
バイオレットは親指を立てた。
アイカ&サクナ「ほんと!?(ジト目)」
\バシュゥン!!/
バイオレット「そして!これが俺様の最終兵器…!」
バイオレットは杖から、段ボール&台車を登場させた。
バイオレット「名付けて、“段ボール潜入作戦”だ!!」
アイカは怪訝そうな顔をした。
アイカ「どういうことだ?」
◆そして――作戦決行!
**サクナ(メイド服)**が、巨大な段ボールを台車に乗せてゴロゴロと大聖堂に侵入。
ユウキュの部下「あああんっ、あ、あのぉ〜、なにものですかか〜!」
テンパりきったユウキュの部下は、なぜか自分のあそこを押さえていた。
サクナ「ユウキュ様にプレゼントです。」
サクナは笑顔で「案内してくださる」
ユウキュの部下「……尊し(とうとし)……」
そして現在
サクナ「ユウキュ様、プレゼントをお持ちしました♪」
ユウキュ、目を限界まで開いてガタガタ震えてる!
(テンション爆上げ)
サクナは扉の外から段ボールが乗った台車を運んだ。
\バンッ!!/
段ボールから飛び出す――!
アイカ「勇者アイカ、登場!!」
アイカはこぶしを天井に向けた。
バイオレット「世界最強の男、バイオレット様だッ!!」
バイオレットは杖をかまえて、ユウキュに向けた。
ドーン!!
バイオレット「お前を倒しに来たぞ、ユウキュ!!」
バイオレットは舌を出した。
ユウキュ「なんだと!!!!!!!!」
ユウキュは怒りに震えていた。




