⑨岩戸開き
集落の入り口ではジョーイが英二と涼夏に小鬼を近づけさせまいと、志々奮迅の攻防を繰り広げていた。
焔の飛礫が小鬼を焼き、地面を割って伸びた植物の根が小鬼を転倒させ、そこにジョーイが間髪を入れず槍を突き立てて行く…
既にして形勢不利と見て戦場を離れ別の場所から有刺鉄線を飛び越え森へと逃げて行った小鬼も多い。
周囲で炎に焦がされ、のたうち回る最後の小鬼に槍を突き立てたジョーイに向かって、英二が興奮気味に叫んだ。
「奥を見てくれ!美咲ちゃんが一人で戦っている!…頼むジョーイ!一緒に来てくれ!彼女を助けたいんだ!」
魔狼を相手に美咲は一進一退の攻防を繰り広げている…いや…魔狼が吠える度に少しづつ動きが鈍くさえなっている様に見える。
少し残っていた小鬼も数匹は英二とジョーイで仕留め、何匹かは部族を見限り森の奥へ逃げ散らし、雷撃使いは弥之助が、ボスとみられる赤鬼は正人が引き付けてくれている筈で有る、もう村の奥へ向かう障害は無い、魔狼は強敵だが精神耐性が高く、対抗出来る術を持つ英二と一緒で有れば対処も可能だろう。
「魔狼か…そうだな…うん…分かったよ…俺が護衛する!近くで美咲をサポートとしてやると良い!」
男達だけで勝手に話しを進められ…涼香が慌て気味に割り込んだ。
「えっ!ちょっと待って下サイ!私は森から離れたら術が…、」
確かに、涼香一人になった所で逃げ散った小鬼達が戻って来ないとも限らない、ジョーイは周囲を見回し、岩壁に張り付く様に建てられた小屋の一つを見る。
中には虚ろな瞳で…周囲の戦闘の騒がしさを一切感知せず小鬼の幼体をあやす元女性冒険者と思わしき奴隷の姿が見えた。
「あぁ…そうか…なら、涼夏は一旦、あの小屋に退避していれば良いんじゃ無いかな?幼体と奴隷にされている冒険者だけだろうし…精神支配も深いみたいだから…特に何も…」
ジョーイが指差す小屋に涼夏は視線を泳がせる。
確かにあの小屋の一つに隠れて居れば安全かも知れない、小鬼でも幼児なら何も出来ないかも知れない。
だが…あの小屋の中の何とも言い表せない空気感に耐えられるとはとても思えない。
「う~~分かりました!生木の杖よ♪細く鋭い槍となれ♪」
涼夏の杖が鋭い木製の槍に変化する。
涼夏の杖は生きている大木の化身で有り、槍になる以外にもツルを伸ばして単体の敵を縛り付ける事も可能では有る。
単体の小鬼や小型の魔獣なら兎も角、巨大な狼が相手では直ぐに引きちぎられるのが関の山だろう。
一応は近接戦闘の訓練もしているので槍で戦うのが最適解なのだが…
近接戦闘は訓練中に四区の森で小型の魔獣と戦った経験は一応有る。
それでも生きている生物に槍を突き立てるのは、矢張り覚悟のいる事なのだ。
◆ ◆ ◆
気付けばいつの間にか正人が鎧を解除して赤鬼と対峙していた。
三人は赤鬼と何故か素手で殴り合う正人を横目に美咲の方へ駆けて行く、正人は少し押し負けている様には見えるが、超人の端くれだとマドカに評されるまでに鍛え上げた正人が、いかに相手が色付きの異常個体と言えどそうそう負けるとは思えない。
今は美咲の方が状況は深刻であろう。
遠目に見ても魔狼が咆哮する度に少しづつ、美咲の動きが悪くなって行くのが分かった。
「マズイぞ英二!美咲は三体の魔狼の咆哮をモロに受けている、彼女の回避能力が赤鬼と戦っていた時より相当に落ちている!術が効果を発揮する距離まで……」
状況の変化にジョーイの言葉が止まる。
「アアッ!駄目だ!美咲ちゃん!後………」
美咲に背後から襲い掛かろうとしていた魔狼を確認し、英二は大声で叫ぶ。
次の瞬間…
突然…
美咲に食らいつくべく跳躍した魔狼が大量の血肉を撒き散らせ爆ぜ飛んだ。
周囲に毛皮と大量の血肉を撒き散らし、その巨躯は細かな血の霧となった。
地面にはかろうじて魔狼の四肢のみが落下し、小さな土埃を立てる。
ジョーイを初め英二や涼夏にも血肉が飛び張り付いた。
突然の惨状に血肉を浴びた涼夏が不快そうに悲鳴を上げ…
「いやぁ~~~~!!!!なんなんデスか!これはぁ!!!」
だが、至近距離で粉々になった魔狼の血肉で全身を真っ赤に染める美咲の悲鳴たるや…
「いっ………ギャァァァァァァァァァァァァァァア!!!!」
ジョーイも驚愕し、小刻みに震えている。
「こっ…これは…一体…?何だ?突然何が起こったんだ!!!」
今…この場は驚愕と混乱の坩堝であった。
魔狼すらも、同族がやられても何の感情も読み取れはしないが、精神支配故なのかそれとも元々の習性なのかは分からない。
それでも周囲を警戒して飛び退き、二匹共が互いに距離を取る。
纏めて攻撃されない為だろうか?
そう、この場で唯一冷静なのは英二のみ、彼はまず第一に美咲の安全確認、それから周囲の状況の把握と…対処を行う。
周囲を見回せば、岩山の上で銃を構えた弥之助が結果を確認し、ヘタリ込むのが見えた。
(ギルドマスターが何故、銃を持っているのかは分からない、でも彼がこれをやったのは間違いないみたいだ。…ありがとうギルマス…なら俺のやるべき事は…)
「我が心の内に燃える闘志の炎よ♪仲間達の心にその熱き勇気の輝きを分けておくれ♪」
声法の波動が空気を伝わり、仲間達の心に勇気の炎を灯す。
仲間達の心を占めていた恐怖の感情が小さくなり、勇気の炎が灯ったのだろう。
恐怖と驚愕は血肉の汚れに対する嫌悪や不快感に変化し、それ以上に闘志を覚醒させる。
「ウェ~!汚い!でも後二匹…さっさと魔獣を片付けて…服を洗わなくちゃ…」
美咲が落ち着きを取り戻しだ。
膝も震えてはいない。
涼夏やジョーイも同様に怯えも驚愕の感情も消え失せた。
「うぇ~あ~匂い残りそう、でも一匹片付きましたね…どうしてかは分からないデスけど…」
「残るは二匹!この槍を奴の魔眼に突き立ててやる!」
英二は触媒の火種を腰から取り出し、火を灯すと続けて言霊を歌う。
「猛き炎よ♪我が愛する人の具足に猛火の力を♪」
美咲のミスリル製の具足に赤い輝きが宿る。
「ダーリンあんがと♪それじゃあ…行くよっ!」
二匹の魔狼達は他の三人を無視し、再び美咲にゆっくりとにじり寄り、咆哮を上げる。
「アオ~~~~~~ン!」
だが…
それは最早意味が無い、美咲の心には既に勇気の炎が灯っている。
素早く二匹と距離を取り、どう責めるか考える。
「どうしよう…やり難いなぁ!後ろを取ろうとすれば必ずもう一匹がアタシの後ろを狙ってくる。回避する分には問題無いけど…攻撃に身が入らないんだよね。」
二体の魔狼は幸い、美咲に集中しているらしい。
「奴等こっちを見ないな、侮られているのか?美咲を強敵と見てこっちにまで意識が向かないのか?それとも精神支配の弊害かは分からないけどチャンスだ!英二!火種を貸してくれ!」
「成る程アレをやるんだな!OK!分かったよ!二人でやろう♪言霊を炎に伝える詠唱は……」
ジョーイが火の言霊を多少使えるのは英二も短い期間ながら知る事が出来た。
二人で情報交換をして、言霊の奥義の一つも何度か練習したのだ。
奥義の中では初歩的な同属性での合成術。
二人で火種を掲げ歌う。
全く同じタイミングで同じ術の詠唱を…
「「猛き炎よ♪炎の飛礫の雨となり♪魔狼に降り注げ♪」」
【輪唱】同じ術を複数人で歌う事により威力は上がり効果の範囲も広がる。
輪唱する術者が多い程に三割…四割と威力も範囲も跳ね上がる。
これを声法では【大調和】と呼ぶ。
【共に和し、和の力を持って大調和と成せ、さすれば時果つる先に大調和の世に至らん】
これは遥か古代の神人の言葉とされており…
これには、一般的には輪唱を発現させた神人の言葉であり、【輪唱】の効果への説明と予言の一つで有るとも言われ、読む者の精神性に応じて理解出来る様に短い文言に複数の意味が隠されていると伝えられている。
また、【輪唱】の力で封建時代の大屋島国は外国との戦で無敵を誇ったとも伝えられている。
近代に入り、銃の国で魔法兵器が開発されるまでは無敗であったと言っても過言では無いだろう。
それが西欧列強に次々と東方地域が植民地されて行く中独立を維持出来た理由の一つでは有るのだろう。
近隣諸国との戦争でも、西大陸で猛威を振るった草原の国に起こった巨大帝国が攻め寄せた時も…
海外の無詠唱の道術や草原の国の呪霊術も、対個人と云う視点で見れば有用で強力な術ではあったかも知れない、だがそれはあくま対個人に限定した話であり、戦争といったスケールで有れば剣や弓と然程の違いは無い。
だが大調和の力を持ち、集団で特大の威力を発揮する原初の願いの霊術…言霊の術…その奥義。
数千人規模の術師による【輪唱】の前では無敵の騎馬軍団も大船団も全くの無力であったのだ。
騎馬軍団は空から降る火の雨で焼かれ、大船団は【輪唱】による大規模な嵐と大雨で海の藻屑と化したのだと歴史書は伝える…
◆ ◆ ◆
二人の輪唱により生まれた焔の礫は威力を増し、一度天に昇り、美咲を後ろから狙う魔狼に集中して雨の如く降り注ぐ。
焔の飛礫如きでは、通常は一瞬発火するのみで燃え上がりはしない、小鬼で有れば慌ててのたうち回るだろう。
炎に弱い魔獣とは言え、牛程もある魔狼では効果は薄い。
だが…断続的に降る焔の飛礫で湿った毛皮にも火が付き魔狼が燃え上がり、地面の上をのたうち回る。
「ギャウン!!!」
ジョーイと涼夏が顔を見合わせ頷き合う。
「よし今だ!止めを刺すぞ!」
「了解デス!」
ジョーイと涼夏が毛皮に火が付きのたうち回る巨大な魔狼に走りより…
短槍と木製の長槍を突き立てる。
…何度も…何度も…動かなくなるまで…
後方の警戒の必要が無くなった美咲が跳躍し、得意技となった死角…高所からの踵落としを残った魔狼の脳天に落とす!
炎の付与が発動し、魔狼の頭上から頭部全体に炎が広がり…邪眼を焼く…
狡猾で巨大であろうと所詮は獣……
慌てた魔狼は、美咲のなすがままだった。
連続して全身各所に高速の蹴りを食らい、その場所からまた炎が燃え広がる。
…大勢は決した。
小鬼達の何分の一かは森の奥に逃げ出し、この集落に残るのは奴隷と子供、赤ん坊だけであろう。
可愛そうだから、で放置は出来ない、長じて人を捕食する邪鬼に成長するのだから…
◆ ◆ ◆
奴隷は解放出来たが、小鬼のボス赤鬼は取り逃してしまった。
つまり支配の邪言は解除されていない。
集落の中央に奴隷とされていた女達を集める。
…彼女達は子供や赤ん坊を取り上げても、無気力な表情で何の感情も見せない。
子供や赤ん坊はどうしたのか?
言うまでも無いだろう。
…積み上げられた【何か】の骸の上に弥之助の血まみれの刀が刺さっている。
奴隷の数は涼夏が【写像】の術で確認したよりも数が二人程多かった。
精度に難が有る術では有るのでそれは仕方無い。
彼女達はただ無気力状態で、指示されるままに中央に集められ待機するのみだった。
皆…ボロ布一枚に首の部分だけ穴を開けた半裸の様な状態で有る。
ジョーイが見知った顔を見て二人に駆け寄る。
金髪のがっしりした…かつては筋肉と脂肪で覆われていた白人の女戦士は…短期間の間に随分やつれ果てていた。
恐らく一度は小鬼の子を出産しているのだろう、短期間で成長する子鬼の胎児は母体のエネルギーを食らい尽くすのだ。
東方系の顔立ちの華奢な猫の獣人は、元々若く小柄であった為か【今迄】は出産には至らなかったのかも知れない、多少やつれ、汚れてはいたが然程変わってはいなかったが…
だが…脂肪がほぼ消えてしまったカレンも…鈴華も…腹部が妙に張っている。
「カレン隊長!鈴華……カレン……隊長…?…その膨らんだ…お腹は……まさか…」
弥之助から力の無い言葉が吐き出される。
「話掛けても無駄じゃ、小僧が小鬼の頭領を取り逃がしよったでな、簡単に精神支配の邪言は解けん。魔獣と違って人間には小鬼共は精神支配を深く掛ける。命令に従うだけの肉人形よ、だが…逆に良かったのかも知れん、突然支配が解けて我に帰れば己の現状が受け入れられずに、錯乱して自傷する者も出ようからな…」
力無く呟きながら、鬼の子を孕んでいると思われる女達の腹に霊符を貼り付ける。
「そんな!なんて事だ!…マスター弥之助?それは…?」
「あぁ…浄化の霊符よ、鬼の子は瘴気を取り込み成長する。瘴気を取り込まん為の浄化の結界府だな、とは言え…わしには霊、水、風、炎…などの浄化に適する属性の素養があまり無いでな、出来ても只人の儂らじゃ進行を遅らせる事しか出来んが…気休めよ…仙人共や巫女なら浄化も強力なのであろうが…」
「そう…ですか……マスターは陰陽術の使い手と聞きました。精神支配は陰の術に近いと聞きますが……マスターは…」
無理だと分かっていても儚い希望を込め、聴かずには居られない。
従士隊の隊長のカレンがジョーイに逃げる様に命令を下して居なければ…
今ここに彼はここには居なかったろう。
「残念ながら、ワシは大気の属性、しかも雷術しかマトモに使えん、世の中には複数の属性が得意な物もおるらしいが…勿論使おうと思えば使えん事も無いが、ワシの能力では陰の術を使っても多大な霊力を消費して僅かに相手の能力を下げるくらいじゃろうな、解除解析などとてもとても…小鬼達の邪言は強い陰の力で思考力を極度に低下させては居るが、それだけでは支配は出来ん。認知の書き換えの様な技法も使っとる。詳しくは解析されとらん、強力な陽の術で思考速度を上げて認知に疑問を抱かせ破る方法も有ると聞くが、まぁ…三区に有る浄化ギルドの救護院に連れて行ってゆっくり治療する他あるまいよ」
◆ ◆ ◆
美咲と涼夏は集落に置いてあった飲用の水がめを探し当て、早速装備品に付いた血糊を流しに行ってしまった。
英二もそれを手伝っている。
正人は一人…集落の中を探索する。
奴隷小屋の中には、焔の巫女と思わしき赤毛の女は見当たらなかった。
まだ確認していないのは獣の檻の更に奥…
(もうここしか残っていない、鈴本さんが見た岩屋はここで間違い無いだろう。コンクリートに鉄骨…光を通さない隙間無く埋められた漆喰の壁、しかし…この禍々しい文字の様なものは何だ?…アシハラの文字とも違う…異次元の影響を受けて獲得した知識で…とか?わからない…)
岩屋には鉄の両開きの扉、そこには恐らく廃墟から引き抜いてきたであろう建築用の鉄骨を数本指してシッカリと封印されている。
小鬼の集落には必ず有るとされている、術封じの間であるのは間違い無い。
強靭な精神力を持つ人間は精神支配するのが難しい、だからこの様な場所で術を封じ日々暴行を加え、精神が擦り減るのを待ち、奴隷化するのだと言う。
今回の場合は、焔の巫女の強力な浄化の力で、精神に効果を及ぼす邪言は通じなかった為だろう。
あの雷撃を受けて生き残れたのも、或いは肉体に効果の有る邪言でも、有る程度は緩和出来るのかも知れない。
焔の巫女の役割はあくまで囮として冒険者をおびき寄せる為に使ったのだと思われる。
必要な時だけ意識を奪い、吊るす為に…
「よっ!と…」
数本の鉄骨を引き抜き、取っ手を持ち両側に開く、淀んだ空気が流れ出す…血と…何か食べ物が腐った匂い…放置された糞尿の匂いも…
「うっ!酷い匂いだ…割と広い…流石に暗いな…本当にこんな所に巫女がいるのか?」
中に足を踏み入れ、暗闇に目を凝らす。
それは突然だった。
真横の鉄扉の陰から何者かが飛び出し、背中から正人に抱きつき、両足で胴をがっちりとロックされた。
そして、正人の首に女の割には厳つい腕が絡みつき、首をガッチリとロックされる。
薄汚れてはいるが女の腕と足で間違いない。
それは背中に当たる乳房の感触でも明らかで、絞められる間も微かに横目に赤く乱れた髪が揺れるのが確認出来た。
(うっ!巫女?なのか?!錯乱している?!腕が首に嵌って…、声が!!)
恐らくは焔の巫女で有るのは間違い無かろうが、釈明しようにも首を締め付けられ言葉も発せない。
正人の耳元には熱に浮かされ、掠れた呪詛の籠もった呟きが続けざまに聞こえて来た。
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す……………………」
女の腕を掴もうと足掻くが、カッチリと正人の首にハマっている為に掴めない。
(不味いぞ!巫女は錯乱状態だ…これで落ちたら、何をされるか、一人で来るんじゃ無かった!それにしても…ヤバイ…相当に力が有る…動脈を…クソッ…)
落とされる前に岩屋から飛び出し、背中を激しく周囲の岩壁に打ちつける!
何度か打ち付けるとやがて腕から力が消え、ロックが外れ…
「ゲホッ!…ああ…ハァ…ハァ…鍛えてなきゃ締め落とされてたぜ…」
ドサッっと地面に女が落ち、正人は振り返る。
外の光でようやくその姿を確認できた。
一糸纏わぬ…薄汚れた裸の女…
朧げながら光に目が慣れたのか正人を見て巫女が呟いた。
「……人間……なの?……だ…れ…?」
そのまま、赤毛の女は気を失った。
人だと認識出来て、気が抜けたのかも知れない。
(気絶…したのか?……あっ!こんな状況で女の子の裸見ちゃったよ…初めて…薄汚れてるけど……妙に……いや!何を考えてる!そんな場合じゃない!早く介抱しなきゃ!)
道着の上を脱いで裸の巫女を覆う。
両手で抱きかかえ、皆が集まる集落の中央へ走って行く。
「お~い!みんな~焔の巫女が見つかったぞぉ~!!!!」
こうして円谷正人と、焔の巫女アイラの初めての出会いは成ったので有る。
地震、雷、火を降らせて大洗濯するぞ。
戦争の結果は神には見えているぞ。
改心せよ。改心すれば分かって来るぞ。
某神示より…
この章のラストバトルは↑の神示に寄せて話を作った感じですね。
※本来の意味する所とは違いますが…




