表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/43

36、森の異変ですわ〜!

よろしくおねがいします。



ジャガーノートを食べきるため、三層のセーフエリアで一泊することとなった。幻影がほぼ倒されたため、日付が変わらないと食べきれそうにない。

ドロップ品は、大剣だった。重い。50kgくらいあるんじゃないのかと思う。ストーンゴーレムに持たせたりしても面白いかと思ったが、威力と引き換えに動きが遅すぎてあんまりな感じだった。素手でも遅いのに。これは売却だ。


スズナは一晩中起きれないほどぐったりしていたので、レナとボタンのふたりで交代で夜番をした。スズナの幸せそうな寝顔にちょっとイラッとしたので、額に『毒』と落書きしておいた。レナはよくわかってなさそうに見ていた。


しかしまあ、やはり四足の迷宮は強いなあ、と思う。

骨やスライムなら、多分五層くらいまではいまのままでも行けるだろう。ストーンゴーレムも居るし、スズナもまあ強いし。

だが四足の迷宮は三層ですら、特殊個体が出たとはいえ、そもそもファングボアでも苦戦はした。連戦は無理だろう。もっと、根本的に強くならないといけないな、と感じた。


「わたくしは……食べる以外に強くなる方法は、ないのでございましょうか」


幻影は数も増え、強い魔物も増え、たしかに戦力としては強くなれている。

しかし、自分自身は、レベル分の身体能力上昇はあっても、戦闘経験の無い運動音痴のただの人間だ。

なにか、自分自身が強くなる方法は、ないだろうか。





翌日、なんとか幻影総動員でジャガーノートを食べ切り、数日で街へ帰った。なんだかいつもよりギルドが賑やかな気がする。

魔石とドロップ品の換金額がそこそこよかったので、スズナの新しいナイフを買った。

魔道武器だそうで、魔力をこめれば込めるほど切れ味の上がる特殊なナイフ。

めちゃくちゃ高かったが、売った大剣も同じく魔道武器だったらしく、だいたい等価だ。


「なんだか、拙者だけめちゃくちゃお金使ってもらってる気がするでござるな……」


「これから一生、わたくしたちと共に働いてもらいますわよ?」


「……パーティでござるからな、うん、パーティの資産でござるから」





街へ戻った翌日、休息日。

今日も海側に散歩でもするかなー、と思っていたのだが、なんだか外が騒がしい。


「おばさま、おはようございますわ〜」


「あらボタンちゃん、今日はお休みなんだね、よかった」


宿のおばちゃんが、ボタンをみて眉尻を下げた。


「なにかありまして?」


「なんだかね、冒険者方が騒がしくて。聞いたんだけど、近くの森から魔物が溢れてきているらしくてね。スタンピードって言うんだっけ?大丈夫だっていうけど、ちょっと心配でねぇ」


「スタンピード……ですの」


どうやら、森の異変は、思ってたよりも大事になっているようだ。

朝のうちに冒険者ギルドにいって話をきいてみようと、ボタンは外に出た。




冒険者ギルドに到着。……ものすごく混んでいる。

近場にいた冒険者に聞いたところによると、7級以上の冒険者は全員出動だそうだ。どうやら溢れた魔物は数だけでなく質も良いそうで、新迷宮の調査員達も全員呼び戻しに行っているようだ。

エフェリアの街と、近隣の村の総動員での殲滅戦になる。8級以下は足でまといになりかねないので、それらは街の中での警邏などを任されるらしい。それならと、街の見回りに参加することにした。


街の人は、たしかに異変を感じとってはいるが、そんなに悲観はしていなさそうだ。

街の守りが硬いというのもあるし、冒険者への信頼もあるのだろう。数日経てばいつも通り、とみんなが言う。




結局、三日ほどでスタンピード騒ぎは収まった。

2級冒険者のゴードンとそのパーティが、獅子奮迅の大活躍だったそうだ。

いつもの酒場でみんなに囲まれて飲まされているゴードンを見て、このおじさま、ホントに凄かったんだなとボタンは思った。

ボタンはその輪に入っていった。


「街の救世主さまでしてよ!もっとお飲みくださいましー!」


ボタンは、冒険者のノリがわりと好きだった。




薔薇小路 牡丹(ボタン) 17歳

ジョブ 8級冒険者

レベル 17

種族 人間 お嬢様

ユニークスキル 暴食

スキル 食事効果アップ(中)

食事量アップ(中)

咬合力アップ(中)

消化速度アップ(小)

魔法 黒『食魔法』

加護 大罪管理女神の加護(小)

創造神の加護(極小)

幻影 ゴブリン(極小)

ゴブリン(小)

シャドウウルフ(小)

   シャドウウルフ

   ワイルドボア

   アーマードウルフ(特殊)

スケルトン×4

ボーンゴブリン

ボーンオーク

ボーンウルフ

酸スライム×8

   ポイズンゲル

ストーンゴーレム

   オーク(大)

★5評価やブックマークなど、どうぞよろしくおねがいします!

カクヨム様とアルファポリス様のほうでも投稿しています。フォローなどよろしくおねがいします。

https://kakuyomu.jp/users/kagamikuron

https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/708374517

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ