31、異常事態ですわ〜!
よろしくおねがいします。
「ゴブリン討伐でござったよな?」
「ええ、受付嬢様もそのように仰っておりましたわよ」
「じゃ、これはなんでござるか?」
「オーク……」
「オークですわよね」
「オークの死体でござる。……なんで?」
目の前には、レナと幻影ゴーレムとポチが粉砕したオークが5体転がっている。そして、そのオークに粉砕されたと思わしきゴブリンも10体ほど転がっている。
……大惨事だ。
「ボーンオークが何故弱いか知ってるでござるか?」
スズナがボタンに問う。
その弱いボーンオークに力負けしてましたけどね、とは言えない。
「肉がついてないからでしょう?普通のオークは、ほら、それですもの」
目の前に転がってるオークたちは、大変でっぷりとしている。
前世で言うところの相撲取りのようなものだ。
身長が2mから2.5mほどでその体型なのだから、とてつもなく恐ろしい。
「そのオークは、こんな森の浅い所にいるはずはないんでござる。エサもこの辺だと取れないはずでござるからな」
「つまり、異常事態ですの?」
「そうでござるよなー。……帰って報告でござる」
「あ、その前に」
「なんでござ……ああ、そっか、わかったでござる……」
オーク、一体は食べておきたい。
無事、オークを食べた。部位によるが、豚よりは牛に近い味がした。
肩や腿なんかは普通に焼いて食べておいしかったし、意外な事に茹でた指が一番美味しかった。
お腹の肉は……脂が結構くどかった。粘り着くようなねっとり感で、多分ラーメンとかにちょっと入れたらめちゃくちゃ美味いんだろうな、という感じだ。焼いてそのまま食べるのには向いていない。
多分一体で500kgくらいあったのだが、幻影総動員で半日くらいで食べきれた。やはり草でも骨でもなく、肉が多い魔物は食べきるのが早い。
幻影オーク一体、ゲットだぜ。
「いやぁ、食べましたわね〜!おなかいっぱいですわ〜!」
「食べられる量増えてるでござるか?それも食魔法の効果でござろうか」
「ま、多分そうですわ〜!」
食べて休憩して夕方。暗くなる前に町に戻った。
冒険者ギルドでオークが出たことを報告する。
……すでにいくつも似たような報告を受けているらしく、近いうちに森の調査が入るらしい。
しかし調査に向かわせられる高位の冒険者は殆どが新しい迷宮の調査の方に向かっているので、詳しい調査は難しいだろうということだ。
しばらくは、町でのクエストか、迷宮での自己研鑽に励んでください、との事だった。森には向かうなということだろう。
「うーん、じゃあ、どうするでござるか?」
「わたくしは、能力向上のために、スライムを大量に食べたいですわ〜!」
「レナはスライム嫌い」
「うーん、スライムでござるかー。まあ、骨はもういいでござるし、四足はまだ早いだろうでござるからスライムでござるよなー。……精密攻撃の練習、するでござるよ、レナも」
「ん」
ということで、次の冒険は、またまたスライム迷宮となった。
今日明日は休みだ。またあの酒場に行こう。
薔薇小路 牡丹 17歳
ジョブ 8級冒険者
レベル 13
種族 人間 お嬢様
ユニークスキル 暴食
スキル 食事効果アップ(中)
食事量アップ(中)
咬合力アップ(小)
消化速度アップ(小)
魔法 黒『食魔法』
加護 大罪管理女神の加護(小)
創造神の加護(極小)
幻影 ゴブリン(極小)
ゴブリン(小)
シャドウウルフ(小)
スケルトン×4
ボーンゴブリン
ボーンオーク
ボーンウルフ
酸スライム×2
ストーンゴーレム
オーク(大)
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