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23、普通のクエストですわ〜!

よろしくおねがいします。



「今日はクエストを受けるでござる」


「迷宮じゃないんですの?」


「……拙者らは迷宮の二層にも達していないでござるから、9級の努力ノルマが達成できてないんでござる。薬草採取だとあと50回かかるでござるから、今日は魔物系クエストでござるよ!」


「努力ノルマ!ありましたわね〜」


冒険者には、努力ノルマがある。達成しなくても権利剥奪なんかはないが、達成していなければ昇級は無い。

そんなに厳しい内容でもないので、普通はサクサクと達成するものだが、ボタン一行は迷宮にかまけて評価ポイントを稼いでいなかった。

ここで一発、評価ポイントを大きめに稼いでおこう、という魂胆だ。


「で、9級の魔物系クエストで余っていたものがこちらでござる」


テーブルに、紙が3枚置かれる。


まずひとつめ。

ゴブリン討伐。

いつも薬草を採取している森の入口から、町と反対側にもうすこし行くと、大きめの川がある。その川と森の間らへんにゴブリンの集落が出来つつあったらしい。

勿論ゴブリンの上位種が出たのだが、それは既にボタンらより上位の冒険者が討伐済。

逃がした残党のうち、最下級のゴブリンを5匹ほど間引いてこい、という依頼。


ふたつめ。

シャドウウルフ討伐。

いつもの森とはまた別のところにある小さな森に、シャドウウルフが出たらしい。近辺では珍しいが、今のところ人的にも物的にも被害がないので、急ぎではないそうだ。

目的はシャドウウルフの討伐。群れていたり、他の上位の魔物などがいればそれの調査と報告が仕事となる。


みっつめ。

ストーンゴーレムの調査。

街道を馬車で1日分ほど進んだところから直角に北に進んだところに、古い遺跡群が発見されたらしい。

そこに古代遺物を取り込んだストーンゴーレムが点在しているので、それの調査をする仕事だ。

発見した考古学者によると、一定範囲のみを護っているそうで、範囲内に入ると攻撃してくるが、範囲外に出ると攻撃が止むそうだ。その範囲内で護っているものはなんなのか、が主な調査内容だ。そして、あわよくば討伐もできたなら、報酬は増加する。


「このへんでござるな。拙者はどれでもいけるでござるが」


スズナは結構な自信家だというのが判明している。根拠もなくできると言い、結局出来ないことが何度かあった。本人もボタンらも気にしていないようなので問題はない、だろうが。

今回も、スズナ自身は全部余裕だと思っているのだろう。特にゴーレムなんて、スズナの戦闘スタイルにとっては天敵のようなものなのだが。


「ゴーレムはちょっと、気にはなりますけれど強そうですわね〜。ゴブリンは食べたくないので除外として、シャドウウルフかゴーレムかの二択ですわ〜!」


「ん」


「レナはゴーレムが気になるでござるか?ならまあ、ゴーレム調査でいいでござるな。このクエストを受注しておくでござる」


「お願いしておきますわ〜!もしゴーレムを討伐できれば、スライムに食べてもらえばあわよくば……」


「ま、範囲外では襲ってこないらしいでござるし、ひとあたりしてみてもいいかもしれんでござるな。最悪でも拙者の魔法でこっそり探るでござる」


ということで、受けるクエストが決まった。

ストーンゴーレム調査クエスト。

まずは王都側へ向かう馬車に乗って1日進み、翌日は徒歩で北へ向かう。数時間で遺跡群に到着するはずだ。

それから帰りは街道を目指して南へ進み、街道を戻りながらエフェリア行きの馬車をまつ。

馬車代はクエスト報酬代金に含まれているらしい。失敗すれば自己負担なので、なにかしら成果を持ち帰りたいところだ。

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