19、寿司ですわ〜!
よろしくおねがいします。
ガンマにお願いして、レナの冒険者登録をしてもらった。これでレナも、9級冒険者だ。
ついでにボタンとレナをパーティとして登録した。スズナは次回誘おうと思う。
ガンマには対価として寿司を奢らされた。
港であっても、やはり生食というのは忌避されているらしく、寿司屋は珍しいゲテモノ屋の立ち位置にあるらしい。
しかし、出されるものは真剣に新鮮で最高のものばかり。前世では店の暖簾すらくぐれないだろう高級店に匹敵するレベルの味だった。知らんけど。
「いやぁ食った食った!アルファは寿司連れてってくれねぇからよ、ボタンが悪食でよかったぜ!」
「ガンマ様も大概悪食ですわよね!」
「寿司……」
「チビはあんまり食わなかったな。少食か」
「レナは少食なんですのよ、わたくしと違って」
「ボタンはちょっと食いすぎだろうよ」
出てくる寿司は、日本のよくみる寿司より一回りほど大きく、特にネタが大きい。
わかりやすく2貫1皿の回転寿司の皿数でいうと、レナが3皿、ガンマが12皿、ボタンが35皿分くらい食べた。大食いと言ってもいいだろう。
「にしても、四足も骨もあんまりだったか。さすがに足でまといと9級1人じゃ迷宮は厳しいわな」
「わたくしには黒魔法がございましてよ?」
「幻影だっけか。スケルトンとシャドウウルフが、まあ今のところ強いよな。上手く使えればボタンも足でまといじゃなくなるだろうよ」
「おまかせあれですわ〜!」
「ていうか、嬢ちゃんもチビも、お友達の子もみんな黒魔法なんだってな……いや、物凄く珍しいんだぞ?そもそも魔法使いが珍しいのに」
「運命ですわねー」
「運命」
「はあ……ま、俺らならいいけど、他のやつにはあんまバレないようにな。面倒が起こる気しかしない」
「もちろんですわよ!わたくしたちだけの、秘密ですわ〜!」
「……ま、俺は上には報告せにゃならんのだが。んじゃ、用事も済んだんで帰るわ。次はスライムだっけ?中和剤忘れんなよー」
「もろもろありがとうございますわ〜!またいずれ!」
「ありがとう」
「おうよ、あと10日くらいは居るからなー」
たらふく食って、ボタンも満足だ。レナと帰路につく。
満足してるはずなのに道中で串を買ったり食べたりしているのを、レナが驚きの目で見ていたりしたが、それはまあ置いておいて。
「明日はスズナ様と待ち合わせ……スライム迷宮、楽しみですわ〜!」
「おー」
明日からは、いざ、この町の3つの迷宮、最後のひとつ、スライム迷宮へと挑む。
新しい仲間も増え、楽しみは増す。
「スライム、いっぱい食べますわよ〜!」
「……え」
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