10、強くなる方法ですわ〜!
よろしくおねがいします。
全てを食べることができる。
その意味を真に理解出来た時に、ボタンは強さを手に入れるだろう。
それは……残念ながら、まだ先になるだろうが。
「強くなるには、でござるか?」
「そうですの。強くなりたいですわ〜!」
「そもそも、なんで冒険者やってるでござるか?」
「……それしかないからかしら?」
「……ま、深くは聞かないでござるが。強くなるには、いくつか方法があるでござる。まず鍛錬。これは単純に強くなるでござる。つぎにスキル取得。これはたとえば、剣を十全に使えるようになれば『剣術』のスキルが得られる事がおおいでござるが、逆に『剣術』のスキルを得ることで剣を十全につかえるようになる、ということで強くなれるでござる。つまりはスキルオーブを手に入れる、でござるな。あとは魔法を会得する、でござる。これはまあ、生まれ持っての才能にもよるでござるから、魔力があればその道があるだろう、って程度でござる」
「うーん、魔法も気になりますわ〜……手っ取り早いのはスキルオーブですわね?しかし高いですわ〜。鍛錬はちょっとずつ積み重ねていきますわ!」
町に来たその日から毎日、スクワット100回、懸垂5回×5セット、腕立て100回、ランニング町1周、これは続けている。しかしつよくなるには、やはりダガーやショートソードの使い方を覚えなければならないだろう。独力では限界がある。……アルファたちに頼るべきか。
「組手程度なら、拙者がお相手してもよいでござるが……鍛えられるのは心構えくらいであろうな。やはり、この前言っていた知り合いに教わるしかないでござる」
ちなみに、魔法の有無を知るには、一番近くても首都の神殿まで行って魔法石に触れるしかない。無料ではあるが、距離が物凄い。当然、そのような旅費はまだない。
スキルオーブも、当然高い。役に立たなさそうなものでも高い。そもそも余ってる事なんかほとんどないし、買えるような金はない。
「やはりアルファ様に習うことにしますわ〜!あ、そろそろカバンがいっぱいでしてよ」
「む、拙者もそろそろ満タンでござる。今日は魔物が出なくてよかったでござるなー」
「ウルフももう討伐されたらしいので安心ですわ〜!」
薬草採取は、いつも通り順調だった。
明日はアルファとガンマの家を訪れよう。そう決めたボタンであった。
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