表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

シチュボ台本『部屋のエアコンが壊れてしまったお姉ちゃんが添い寝で暖まりにきました』

作者: 藤屋順一

――コンコンコン


お部屋入っても良い? 良いよね。入るよー。


――ガチャ


起こしちゃった? ごめんね。

お姉ちゃんのお部屋、エアコンが壊れちゃったみたいで、寒くて寝られないの。

だから、キミのお部屋でおやすみしようと思って。ほら、枕も持ってきたよ。


え~、ダメなの? お姉ちゃんが寒さに震えて風邪ひいちゃっても良いの?

うふふ、キミは優しいから、許してくれるよね?


はい、じゃあ、ベッドに寝たままでいいから、あっち向いてちょっと向こうに寄ってね。

え? なんでって?

一緒のお布団で寝るんだよ。お姉ちゃんとキミとで。ふふ、寒いから仕方ないよね。


もう、ダ~メ。床で寝たらキミが風邪ひいちゃうよ。

ちょっと前まで一緒に寝てたんだし、恥ずかしがらなくても大丈夫だよ。


はい、じゃあ決まりだね。ほら、向こうにゴロンして。

このままじゃお姉ちゃんがお布団に入れないでしょ。

んふふ、避けてくれないとキミの上に重なっちゃうけど、それでもいいの?

お姉ちゃんは全然オッケーだけど。


あらあら、そんなに慌てなくてもいいのに… それじゃあお邪魔しまーす。

よいしょ、ごそごそ…… わぁ、あったかーい! キミのぬくもりでお姉ちゃんとろけちゃいそう。

ん? 変なこと言うなって?

だってほんとのことだもん。あ、もしかして照れちゃった? あはは、可愛いね。


ねぇ、もうちょっとくっついても良い?

お姉ちゃん足が冷えるからキミの足で温めて欲しいな。

ごそごそ…… あっ、逃げちゃダメだよ。はい、ちゃんと足を絡めて、お姉ちゃんの足を温めるの。

そうそう、えらいね。ご褒美に、背中からぎゅってしてあげる。ついでに頬ずりもしちゃお。


ぎゅ~、すりすり……


んん、ずいぶんおっきくなったね。


え? 何がって?


キミの背中だよ。んふふ、なんのことだと思ったの?

お姉ちゃんに正直に話しなさい。


……ふ~ん、ほんとかなぁ?

ふふ、そういうことにしといてあげる。


それじゃあ今度は……

ほら、むにむに~

お姉ちゃんのも、おっきくなってるでしょ?


……キミの背中から私の胸に、ドキドキしてるの、伝わってるよ。

キミがそんなにドキドキしたら、お姉ちゃんもドキドキしちゃう。

でも、二人の心臓の音が溶けあって、すっごく落ち着くね。


ふあぁ…… もう、眠くなってきちゃった……

このまま、おやすみするね。

寝てるお姉ちゃんが可愛いからって悪戯しちゃダメだよ。


それじゃあ、おやすみなさい。

一緒に、良い夢見ようね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ