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死にたい僕が彼女を救う計画

「虐待……ね。」

じっと天井のシミを見つめながら姉はつぶやいた

「姉さんは頼りになるし、協力して欲しいんだ」

僕には友人と呼べる存在はいないし…

頼れるのは姉さんしかいない。

「そうはいっても…私に何が出来るのよ。何かプランでもあるワケ?」

「そ、それは……ない…」

「だから!計画も含めて姉さんに協力して欲しいんだ!」

「はぁ…ま、そうだろうとは思ったけど。あんたは小さい頃から後先考えずに突っ走る性格だったし。」

「あんたに協力して、あんたが少しでも生きることに対して前向きになれるなら、私はなんでもしてあげる。」

姉はいつしか、僕が死にたいと思い始めた時の優しい姉になっていた。心配してくれていたあの優しい表情。暖かくて僕の居場所をくれた姉すらも裏切り続けた僕にまた慈しみの表情を向ける姉に涙が堪えきれなかった。

「ありがとう…僕…姉さんにすら見限られてたら…」

刺し違えるつもりだった。

瑠璃の親を殺して僕も死のうと思っていた。

つまり瑠璃の救済が僕の寿命。

「もう泣くな。今はひとまず瑠璃ちゃんを助ける方法、一緒に考えよう。」

「うん…」

僕は溢れる涙を拭った。



「まず…瑠璃ちゃんの家庭環境とか、洗いざらい調べた方がいいかもしれないわ」

思えば出会ったばかりの瑠璃の事を何も知らない。

ただ痣があるってだけで虐待だと決めつけていたかもしれない。とはいえ自然にできた痣とは思えないが……

「何もわからないんじゃ相談所だって対応してくれないわ。まずは確証を得る事、それが優先事項。」

「明日またあの公園に行ってみる。きっと瑠璃に会えると思うから。」

「えぇ、そうして。でも、決して執拗には聞いちゃダメ。警戒されてあんたとの接触を拒まれたり親に話されたら、そこで終わりかもしれないから。」

「わ、わかった。とにかく明日、会いに行ってみる。」

話はまとまった。とにかく明日、瑠璃と会って虐待を受けてるって確証を得る。

確証を得られればあとは救うだけだ。

どんな手を使ってでも。


「あ、あと」

そう言って姉が付け加える。



「決して目の前で何が起ころうと、瑠璃ちゃんを自分の力だけで救おうとしない事」






そのとき姉が何を言っているのか、まだ僕には理解できなかった。



お待たせしました。

ネタが出てこず、頭を捻りながら書きました。

うーん。やっぱり小説は難しいですね!!

しかしそれもまた楽しい所です!!!


よろしければコメント等お待ちしております

アドバイスなどあれば是非ぜひ!!!


1月8日尾無猫

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