幕間
暗い森の中、一人の男が鼻歌を歌いながら歩いている。
周囲の茂みが揺れる、何かの気配がする、何者かの殺気を感じる。そんな森の中でもまだ鼻歌を歌っている。
魔獣達はいつでも襲うことが出来た、しかし野生の勘が襲うことを躊躇っていた。
だが、数が集まれば殺すことができると感じたのかある程度の数が集まった途端にほとんどの魔獣が男に姿を見せた。
「やっと出てきたか。えっと1,2...うん、まあいっぱいいるな」
魔獣は警戒しながらも距離を詰める。
「君たち、花はいいものだ。花は見ているだけで心が安らぐ、ほらそこに花があるだろ?試しにその花を見て心を落ち着かせるといい」
男の話を無視して魔獣達はさらに近づく。
足元花を踏み荒らしながら...。
「はぁ...やはり知能の低い魔獣程度には花のよさが分からないか...。仕方ない、僕が君たちに花の良さを教えてあげよう、お礼なら君たちの命でいいよ」
そう言うと男の周りに無数の花が咲き乱れる。
それを合図に魔獣達は一斉に襲いかかる――――――が、瞬時に辺りの魔獣が爆散した。
「僕はね、花を荒らされるのが大嫌いなんだ...たとえ誰であれ花を荒らす者は―――――殺す」
その言葉と同時に周囲の魔獣は次々に爆散していった、その後残ったものは魔獣の血と肉片、そして1輪の花だけだった。
「さ、仕事も終わったことだし帰ろうかな!今からなら学院の魔法戦の決勝も見れるだろうし。まあうちの妹の圧勝だけどね」
幕間とか挟んでみたり
短くてすまない、文化祭の準備でなかなか時間が取れなくてまだ書けていなかったのでとりあえず幕間をささっと書きました
かなり短いけど次は長めにしたいと思ってるので暫くお待ちください!
楽しんでいただければ嬉しいです!