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転生しました。  作者: さきくさゆり
第二章
21/104

金髪金髪また金髪。俺も金髪。

 リーシャは一時間くらいすると、また来ると言って帰っていった。

 また、来るの?

 来なくていいのよ?


 やっと帰ってくれたはいいけど、もう仕事の時間やな。

 サクッと終わらせて帰ろ帰ろ。


 なんて思ってたんだが、


「パスト様に指名依頼が来ております」

「はぁ?」


 いつものように受付嬢のとこに行くと、なんと俺に指名依頼が来ていた。


「誰からですか?俺に指名なんてありえねえと思うんだが」

「それが……、とりあえず依頼書を見てください。あ、別に胡散臭い依頼ではない…わけでもないですが、依頼主の身元は保証できます」

「なにそれー……」


 と言いつつ依頼書を受け取って見る。


 なんと依頼主はこの国の王子様でした。

 なんで王子から?!

 そんで、依頼内容を見てみたんだが……。


 まあとりあえず、


「お断りしますので、突っ返しておいてください」

「へ?待ってください!嘘ですよね?流石に王族からの依頼を断るなんてことは……」

「お断りしますので、突っ返しておいてください」

「まさか同じことを言うとは思いませんでしたよ。いやまあ確かにね?断ることはできますよ。規定ではね。でも王族ですよ?王子ですよ?しかも報酬もとんでもないんですよ?」

「お断りしますので、突っ返し「わかりましたわかりました!」


 しつこい受付嬢さんだ。

 つか王族からの依頼でしかも報酬がバカ高いとか怖すぎるでしょ。

 しかも内容が内容なだけに余計にな。

 大体時間がない。

 もっと強い方に依頼してくれってんだ。

 大方あの王女になんか言われたんだろうな。

 面倒な……。


 別に王族にこねを作りたくないとか、実力を隠していたいとかではない。

 ただ、下手に絡んでいてもし戦争とかになった時、逃げ出したいから、出来るだけ下っ端でいたいのだ。

 上に行けばそれだけ責任も重くなる。

 人の命なんて背負えるかってんだ。

 自分で精一杯なのよん。


 とか思いつつ、肉屋の肉の補充の仕事をして帰った。

 血抜きが出来ていると少し報酬が上がる。あと、たまに肉の余りを分けてくれたりするので、非常に嬉しい依頼なのだ。



 そんなこんなで飯を食って帰宅中なのだが、珍しく我が妹様が歩いていた。

 なんか隣にすげぇイケメンを連れて。

 少し長めの金髪に一八〇はありそうな高身長。

 妹様との身長差がありすぎて笑える。

 妹様の身長は一六〇ほどかな。ちなみに妹様も金髪です。

 この世界って金髪多いな。銀髪おらんかな。


 にしてもついに彼氏ができたか。

 服装的にも相当な家柄だろうな。

 変なことしないでほしいなぁ。

 とばっちりはゴメンだ。



 *****



 今日は休日。

 なので、一日お仕事の日でござーい。

 そして、休日は草むしり仕事です。


 俺がやると綺麗に草がなくなると評判です。

 魔法使えば早いんすわ。



 十軒の草むしりが終わったので今は広場でお昼休憩中。

 俺は新しい魔法を開発すっかなーとか考えながらサンドウィッチを食べていた。

 このサンドウィッチは俺のお手製である。

 マヨネーズと辛口のタレで味付けしたチキンのみを挟んだやつである。葉っぱなぞいらぬ。


 ムシャコラムシャコラ食っていると、いつの間にか傍に金髪ストレートのロリッ娘が立っていた。

 その目線は俺の手元にあるサンドウィッチ。

 ふむ……。


「これ欲しいか?」


 っと聞くと、首を何度も縦に振ってきた。

 ホントはからかってやろうと思ったんだが、なんか可愛いからあげよかな。


 「ほれっ」とサンドを目の前に持ってってやると、すぐさま奪い取って何も言わずに食べようとした。

 俺は口に入れる寸前でサンドを取り上げ、ロリッ娘の届かない位置まで腕を上げてやった。

 涙目でこっちをみているが、


「おいコラ。物を貰ったら『ありがとうございます』だろうが。言えたら食わせてやるよ」


 そう言うと少し考えるようなそぶりを見せたあと、


「ありがとうございます!」っと元気よく言ったので、サンドをあげた。

 めっちゃ嬉しそうに、小さな口を使って必死に食ってる。

 可愛いな……。

 こんな妹がいたらなあ……。

 なんて考えてるといつの間にか食い終わっていた。

 口の周りとか手がベタベタになっていたので、魔法で水球を出して洗わせた。

 そして温風で乾燥させてやる。

 今度は自分から「ありがとうございます!」っと言ってきたので、思わず頭を撫でてしまった。

 超可愛い……。

 ロリッ娘はその後、休日で人が多くなっている商店街の方に走っていった。


 さて、俺もそろそろ午後の草むしりに行きますかな。


 

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