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最終日……水色の天使とのふれあい

エン達…スノービーチの住人達には“本性”と呼ばれる姿がある


その本省には規制がある



1.本性は他の星の住人にも見られてはならない


2.本性は現在生息している動物である事


3.本性は絶滅・存在しない動物ではいけない


4.本性は一人一つまで


5.これらの規則を破りしもの―――存在してはならない



破った時…何が起こるのか??

先生「最終日の本日ですが…“本性”で行動する事を許可します!」


そして、当然生徒達はざわついた。


だがそれを呼んでいたのか、先生はにこやかに言った。


先生「変化時、他の人に見られなければ大丈夫です」


その言葉で、生徒達は物陰で変化した。


猫に犬…ネズミや…鳥。色々な動物達がいた。


エンも勿論、その中に混じっていた。


紅蓮の翼と…同じ色のボディ。


皆、カナリアか何かだと思っていたが…実際は違った。


この鳥の名前は“フェニクス”。


“存在しない動物”である。


それを知っていて、ワザワザ小鳥サイズになったのだ。


先生「では…正午には戻ってきてくださいね!」


先生が念を押すのを聞きながら…皆は散って行った。




エンは…何をしようか迷っていた。


だが、目の端に……あの、透明な羽が映った。


そして…近寄って行った。



パタパタと近寄った所に…やっぱり、いた。


綺麗な透明の羽をもつ、小さな天使。


その天使が気付いて、こちらに手を差し伸べた。


??「わぁ…綺麗な色…」


素直に感心していた。


小さく鳴いてみせた。


エン「コ―――――。」


??「可愛い声!」


そして微笑むと…


??「私はアイス!貴方は?」


と、喋れもしないのに聞いてきた。


エン「コ…コーゥ」


取りあえず鳴きながら首をかしげる。


……翼が四枚なのは気付かれてはいないだろうか…。


アイス「翼、四枚なんだね!」


ハイばっちりばれてました。


アイス「それにしても綺麗だなぁ…いいなぁ…。」


ひとしきりエンの羽を撫でた後、アイスは慌てたように言った。


アイス「あ、そろそろ帰らなきゃ!バイバイ、鳥さん!」


そしてそのまま何処かへと行ってしまった。


エンは首をかしげたままだったが……正午が近かった為、そのまま姿を消した。





生徒1「お前、どうだった?修学旅行楽しかったか?」


恐る恐る、と言った感じに聞かれて、エンは笑顔で答えた。


エン「中々楽しかったよ!……またいつか来れるのかな…。」






そして…テストやら感想書きやらで忙しく過ごし…卒業した。







高校では…何が待っているのか。

楽しかった時間はあっという間に過ぎる。


辛い時間はユックリと過ぎる。


何が起こるのか―――――――――――。

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