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戦火ノ前触
エンが村に泊まり、夜も更けた頃……
“それ”は静かに始まっていた……。
??1「さて…次期帝王は誰になるのか…」
暗がりの中、一人の大臣が言葉を発した。
それに続く様に、その場にいる大臣達は言い始める。
大臣2「私はミズガ様が良いと思いますが?」
大臣3「私もそれに賛成です。」
大臣4「何を言いますか……ホヅキ様が良いに決まっていますよ!」
大臣5「そうですぞ!!」
…こんな感じで…毎回全く決まっていなかった。
大臣1「(やれやれ…またこれか…)」
大臣1は既に呆れている。
大臣6「やれやれ、だ;…また一ヶ月後、集会を開く………それまでに決めよ。」
大臣6の言葉で、皆は散って行った。
この時はまだ、誰も予想してはいなかった。
まさか、僅か数日後に…………
現帝王が死去するなど………………。
現帝王の死去…
それは
戦火の種火となった。