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第拾陸話 スーパーフラっとRPG

前回のあらすじ:

【嵐の中、和真とオッサンは電動スクーターで不気味な古城へとたどり着く。姫の居場所だと推測するも、その威圧感に不安を覚えながら中へ進む。しかし、霧のような闇に包まれた瞬間、オッサンの姿が消えてしまう。

和真は異様な空間の中で、巨大な鏡に囲まれた不気味な部屋に足を踏み入れる。鏡の中の自分の動きが不自然に変化していることに気づいた彼の前に、かつて現実世界で出会った少女・影織の姿が現れる。彼女はオッサンの居場所を知っていると言い、案内された先には気絶したオッサンの姿が。

和真はオッサンを担ぎ、影織の導きで古城を脱出。外へ出ると、嵐は嘘のように晴れていた。和真が感謝を伝えようとした瞬間、影織の姿は鏡の世界へと消えてしまった――】



和真とオッサンは出ライドンに乗り、鏡の世界を後にした。

彼らの前に広がるのは壮麗な虹の橋。

まるで世界が祝福しているかのような美しい光景だった。


虹の橋の色が、一瞬だけ“逆順”に並び替わったように見えた。


「……ようやくまともな場所に来たね」


和真は空を見上げ、晴れ渡った空を一瞬だけ楽しんだ。

しかし――


たどり着いた先は天空の闘技場――ではなく、


「なんで僕たち、ビーチの特設ステージの上なんだよぉぉぉ!!!」

和真の叫びが虚しく響く。


砂浜が広がる楽園のような場所――しかしそのど真ん中に彼らは立たされていた。


すると、向こうから悠然と歩み寄る影。


大型水鉄砲を構えた探検帽の男がニヤリと笑った。


「そこに直れ!このビーチは俺様の縄張りだ!」


男の声が響いた瞬間、背景の色調が一瞬だけ“飽和しすぎた”ように鮮やかになった。


男の声が響いた瞬間、バトルが開幕する――


「ぎゃああああ!こてんぱんにされるぅぅぅぅ!!」


「ぎゃああああ!こてんぱんにされるぅぅぅぅ!!」


探検帽の男が巨大な水鉄砲を構え、狙いを定めると、轟音とともに圧倒的な水流が炸裂した!

鋭い水柱が和真たちに襲いかかり、砂浜が弾け飛ぶ。


和真は必死に回避するが、足元の砂が水圧で削られ、バランスを崩して転倒。

オッサンはすでにびしょ濡れになり、四つん這いで震えている。


「おい!オッサン!ここで倒れたら終わりだぞ!」


必死に声をかけるが、オッサンは戦意喪失し、まるで干されたシャツのようにぐったりしていた。


探検帽の男は勝ち誇ったように笑い、水鉄砲をさらに強く握る。


「ほら、もっと楽しもうぜぇぇ!!!」


ドオオオオッ!!


凄まじい水流が襲い、和真の服が完全にずぶ濡れになる。


水流が当たった瞬間、視界が“波紋のように揺れ”現実感が一瞬だけ薄れた。


「うぐぐっ……こんな戦い聞いてないってば!!」


砂まみれになりながら立ち上がる和真。

しかし、戦況は絶望的だった――そんな時、突然轟く一つの声。


「待て!この戦いに俺を混ぜろ!!」


場外から飛び込んできたのは、全身から輝くオイルを放つ屈強な男――クリマッチョ!


「この水鉄砲など、俺の鋼の肉体には通用しないッ!」


探検帽の男は一瞬怯んだが、すぐに笑う。


「面白い……お前を倒せば、このビーチは完全に俺のものだ!」


「黙れ!俺の筋肉が許さない!」


クリマッチョ vs 探検帽の男!

筋肉 vs 水鉄砲――まさかの戦いが始まる!


探検帽の男が引き金を引き、超高圧の水流がクリマッチョの全身を襲う。


しかし――


水流はクリマッチョの輝く筋肉を滑るように弾き飛ばした!


「何ィィィ!?効かないだと!?!?」


「ハッハッハッ!このオイルは防水加工だ!!!」


クリマッチョは高らかに笑い、拳を振り上げる。


「どりゃあああ!!!」


鋼の拳が炸裂し、探検帽の男は豪快に吹き飛ばされた。


「ぎゃああああ!?俺のビーチがぁぁぁぁ!!!」


バシャァァァン!!


男は遠くの海へと沈んでいった。


こうして、和真たちは戦いを終えたのだった。


戦いが終わった瞬間、背景のスクロールが一瞬だけ止まり、

和真は胸の奥に説明できないざわつきを覚えた。


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