かつて人類を滅ぼしかけた俺が、今度は人類を守る事にした

「今までご苦労だった。そして──もう用済みだ」

新西暦2200年。突如現れた異形の怪物『影』によって、人類は滅亡寸前に追い込まれていた。
影の戦士レベリスは主君の命に従い人類との戦争を先導し、ついには大和皇国第一皇女を討ち取る。

──だが、その瞬間。

レベリスは失われた記憶を取り戻し、かつて自身が人間だったことを思い出す。
そんな彼を目障りに思った主君は処分を下す。
深い憎しみを抱えたままレベリスは死亡した。

……はずだった。

次に目覚めた時、彼は過去にいた。
大和皇国侵攻の、まさに始まりの刻へ。

「今度は俺が貴様を滅ぼす……!」

これはかつて世界を滅ぼしかけた悪役が、今度は人類を守るため、反旗を翻す物語。