エピローグ
これから、聖の人生が始まるんだね。
それはきっと、愛でいっぱいの人生になるよ。保障する。だって、もうたくさんの人から愛されてて、生まれたことを祝福されてるもの。
爽太君が、聖を見ながらぽつりと言った。
「誕生日と、クリスマスのプレゼントは、分けてあげるから安心しろよな?あ、そっか。クリスマスはサンタさんがくれるから、親からは誕生日だけでいいのか…」
と、笑ってから、私にウインクをした。
生まれてきてくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう…。
私はこれから先、何度でも聖に言うだろう。私が生きている間中、言い続けるだろう。
そして、爽太君にも、何度も何度も言うよ。
大好き、愛してる、あなたに会って良かった。本当に天使だった。
爽太君も、そして、聖も。
そして、私も…。
みんなみんなみんなが、愛を運んでいる天使なんだね。
~おわり~
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
感想、お待ちしています。
次回は、聖の恋のお話を、書きたいと思います。
また、読んでくださいね。