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ワンダーワールドⅡ  作者: 白龍
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ドクロVSラオン

「だめだ…このままじゃ勝てないわ」

葵と粉砕男は、狂った二人に悪戦苦闘。

森の木々を切り倒し、飛行する度に衝撃波を発生させている。

葵はラオンの剣による斬撃を避けまくるが、逆に言えば反撃の隙がなく、回避する事しかできない。

粉砕男はパワーを生かした拳でドクロを狙うが、ドクロは素早さで対抗し、粉砕男の頭を足で挟み込み、そのままバク転する事で背後に叩きつけ、周囲の草を空中に浮かせる。


「くそ、いつもと同じように見てたらダメか…!」

粉砕男は土にまみれた体を払いながら、殺意を纏うドクロを睨み返している。

やはりいつもとドクロとは違う。何か、明らかにおかしい点がある…。

勘の良い粉砕男は、今のドクロの放つ魔力のなかに別の誰かの魔力が混じっているのに気がついていた。

何が起きているのか、そこまでは分からないが、反撃する余力はまだある。

粉砕男は右手の拳に力を集め、その場から無闇に動かない事にする。

今のドクロは何故だか知らないが機械的だ。少し戦法を練れば勝てるかもしれない。

粉砕男は怯まないよう、じっと足を踏み込んで構えている。


ドクロは、案の定そのまま飛びかかってきた!

粉砕男は向かってくるドクロにも怯む事なく全力の力で殴り飛ばす!

作戦は見事に成功。

ドクロは自分自身の勢いと粉砕男の拳圧により、更に勢いをつけて飛ばされていく。

美しい草花を引き裂くように飛ばされ、そのまま岩石に頭をぶつける。

岩石は崩れ落ち、ドクロは全身を瓦礫で打ち付けられる。


だがそれでも彼女は立ち上がってくる。まるで痛みを感じないようだ。

ドクロは人形のような挙動をとりつつ飛び跳ね、粉砕男の頭上から両手の拳をあわせる。

粉砕男は直ぐ様バク転し、巨体に似合わぬ俊敏さでドクロの拳を回避する。

ドクロの拳は地面を叩きつけ、硬い土をへこませて瓦礫を放つ!


「ぐっ!!」

瓦礫が、粉砕男の腕に擦りかかり、彼の腕に深い切り傷をつけてしまう。

血を流しながら腕を押さえる粉砕男。

ドクロの逆転が始まった。

ドクロは右足を向けて突っ込み、粉砕男の胸元を蹴りつける。

吹き飛ばされる粉砕男に向かって、ドクロは右手の平から黒い光弾、ブラックボムを発射。

粉砕男は見事に直撃し、黒い爆発に巻き込まれる。

ドクロの攻撃は、以前よりも確実に勢いも威力も増していた。

粉砕男の負傷に直ぐ様気づいたのは葵だ。

ラオンの剣による突きを素早く回避し…

「目を覚ましなさい!!」

強烈な拳による一突きを逆にお見舞いし、彼女を吹き飛ばして時間を作る。

ラオンから離れ、粉砕男のもとへと向かう葵。


「大丈夫!?」

「くそ、良いところを切られた…」

粉砕男は腕を押さえつつも、葵に心配をかけないよう笑ってみせた。

目の前には殺意を放ちつつも、無表情のドクロとラオン。気のせいかもしれないが、戦えば戦うほど攻撃が進化しているような気もしてくる。

だが、ここで負ければせっかく生き延びた住人たちも皆殺しにされてしまう。

倒れるわけにはいかない…。

二人は直ぐ様立ち上がり、戦闘続行の構えをとる。





しかし、そこで展開が巻き起こる。

葵と粉砕男は、上空からこちらに向かってくる大きな力を感じとる。

新手の敵だ、そう察知した二人は手のひらを空中に向け、構えをとる。

森の木々が既に揺れており、何かの接近を知らせていた。



「…あれは」

粉砕男は手を下ろした。





飛んできたのは…れなだった。

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