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ワンダーワールドⅡ  作者: 白龍
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暴走ラオン 殺意の剣

身の丈ほどもある巨大なノコギリのような剣を振り回し、闇姫に殺意を向けるラオン。

ラオンまでどうしたと薄ら笑いを浮かべる闇姫。

この力の上がりようは、リューガの仕業では無さそうだ。


…と、ラオンの背中側に目を向けてみると、煙をあげながら落ちていく鉄の塊があるではないか。

グリーン星人の円盤だ。

やつらはどうやらラオンの改造に失敗したらしい…。

原因は不明だが、今はこの暴走マシーンの相手をしなければならない。

ラオンはいつもの繊細な動きとは全く真逆な、一振りで衝撃波が生じる程の勢いで剣を振り下ろす!

すかさずかわす闇姫だが、剣は地面に叩きつけられるなり巨大なクレーターを発生させ、瓦礫が闇姫目掛けて飛んでくる!

闇姫は難なく瓦礫を蹴飛ばして破壊し、更なる追撃を仕掛けてきたラオンにも対応した。

「そう夢中になるな。お前の攻撃は目に見えている」

ラオンは闇姫を真っ二つにしようと向かってくるが、闇姫は一回跳ねるだけで攻撃をかわす。

両者の温度差が、圧倒的な力の違いを物語っていた。

次にラオンはその巨大な剣を右手で軽々と持ち上げ、残像が見える速度で何発も滅多刺しにしようとしてくるが、闇姫は左右に軽く体を動かすだけでかわし続ける。

暴走してるのもあり、特に正確な動きもできていないのがすぐに理解できる。

所詮この程度。

闇姫は右足を突き出してラオンを蹴飛ばし、空の果てへと吹き飛ばす。



「…」

闇姫は腕を組み、吹き飛ばしたラオンを見る。

ラオンは空中で体制を建て直し、両手足を広げて更に力を上げ始めた。

「おおおおおお!!!」


叫びと共に強大な力が放たれ、全方位に見えない衝撃波を放つ。

紫のオーラが更に激しく燃え上がり、ラオンの周りにあった雲たちは消し飛ばされてしまう。


同時にラオンは剣を地上の闇姫に向け、稲妻のような紫の光線を発射してきた!!

「おっと」

闇姫はすかさず灰色の翼を背中から広げて回避するが、その光線の威力は凄まじく、半径約二百メートルに巨大な亀裂を作る。

闇姫は舌打ちした。

ラオンの力が格段に上がっているのだ。

このまま放っておけば手に追えなくなる。

闇姫は翼を大きく羽ばたかせ、空中のラオン目掛けて飛んでいく!

ラオンは剣を振り回してカッター状のエネルギー波を連射する!

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねー!!!!!」

もはや狂気すら感じるほどの暴走ぶりだ。

闇姫は一つ一つのカッターの軌道を的確に判断して両手から魔力の風を放ち、カッターを跳ね返す!

跳ね返された無数のカッターはラオン目掛けて飛んでいき、全身を切りつけた!

怯むラオン。

闇姫は容赦なく、ラオンの腹に強烈な横蹴りをかまし、衝撃を全身に送り込む!

ラオンは吹き飛ばされ、雲を貫きながら空の果てへ飛んでいき、十秒ほどで見えなくなってしまった。


「…これはえらい事になったな。やってくれるな道化」

闇姫は翼を羽ばたかせながら、自分の城を目指して飛んでいった。

まだまだ悪夢は序章に過ぎない…。

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