サッカーやめたの!?
はじめての投稿ですので
どうか温かい目でお願いします!!!
「じゃあ 次 優介君の将来の夢は何かな?」
「そんなの決まってるじゃん!
サッカー選手だよー」
椅子に座りながら足元でサッカーボールを5歳児ながら自由自在に操りながら話す。
男の名は 伊達 優介
これはサッカーを通して 成長していくお話である。
時は流れ 10年と1年
16歳になった優介は高校一年生になっていた。
サッカーをやめ 人間不信になった優介は
よく1人で河川敷に来ていた。
「河川敷っていいな 誰とも話さなくていし」
学校が終わってから夕方まで河川敷で過ごすのが
優介の日課になっていた。
3月の卒業式からまだ数ヶ月しかたっていないのに
優介の環境は大きく変わっていた。
まず 京都の両親と離れ
東京の親戚の叔父さんの家に来た。
家はお世辞にも綺麗とは言えないが
生活する上では 全く問題はない。
そして大きく変わったのは
誰も知り合いがいない事。
両親をはじめ 友達もいない。
人生の再スタートとも言えるべきであろうか
まさにそんな感じであった。
なぜ雄介がこのような選択をしたのかは
後に知ることになる。
とりあえず 優介が通う高校紹介するわ
東京都 私立 文武高校
文武両道を目指し 創立者がこの名をつけたらしいが
そのままかよ。
文武両道の名の通り。
偏差値は70をゆうに越え スポーツでは全国で名を一度なら必ず聞いたことがあるほどスポーツが盛んな高校である。
しかしこの学校にはサッカー部がない。
何故なら この学校は元は女子校で
盛んなのは主に女子が行うスポーツであるからである。
だからこそ この学校に来た。
サッカーがない学校は東京でここぐらいだからだ。
「俺はもうサッカーをしない 二度と」