お泊り
二話まで見ていただきありがとうございます
「うまい」
俺はついそう言ってしまった
それを聞いた俺の幼馴染は
「ふふ〜ん そうでしょ〜」
と、めっちゃドヤ顔していた
しかもいい感じに育ってきている胸をはっていた
「いや〜でもあの料理がここまで成長するとは思わなかった」
いやマジで酷かったんだからね5ヶ月くらい前のこいつの料理
ほら料理できない人って変なアレンジ入れるでしょ、まさしくそれ
例えばキャベツバーグと、ひじきバーグと、ハンバーグを混ぜて真っ黒になるまで焼き上げて
ポン酢と、ケチャップと、デミグラスソースを混ぜたものをかけたり、
肉じゃがを作ろうとして黒こげのカレーを作ったり
(本人曰く、肉じゃがの材料ってカレーとほぼ同じだからカレーの方がいいかなと思ってカレー作った)
いや作れてねえけど …………というかあのカレーは、一体何を混ぜて作ったんだろう?
なんかりんご的なものがまるまる入っていたな……………………そのりんご、なんかデザートでカレーりんごとか言って出された…………………他にも色々入ってたな
もう思い出したくない
いやいいんだ こんなに成長したんだ過去のことはもう気にしない……………………
そういえば、あのカレー?と合体バーグ(俺命名)みかんが、俺に無理矢理食わせたんだっけ…………
「うっぷ」
思い出したら、吐き気が
「龍太、どうしたの?」
「いや、過去のお前の料理を思い出していた」
「いっいいじゃないもうそんな過去のことは‼︎」
「まあいいや、確かにこの料理はうまいから許す」
しかし何故だがこの料理は昔食った気がする
まあいい
「しかし、よく30分くらいでハンバーグと、カレーを作ることができたな」
「えっ………」
ん? なんかみかんが顔を背けて、口笛を吹いているぞ
「まあ私クラスなら余裕ね………………それよりそっちのサラダはどう?」
話をそらしたな まあいいや
「俺も、ちょうど気になっていたところだ」
「これだけ、クオリティ低くないか?」
なんかトマトは、一個一個が一体「どうやったらこう切れるの?」と言いたくなるほど不恰好だし
キュウリも薄いところと、太い、ところの差がめっちゃあるし………
まあ野菜だし味は、対して変わらないけど
そう思いつつみかんを見ると
「ひゅ〜ピ〜」
また背を向けて口笛を引いていた
そして俺は、当たり前の結論にいたってしまった
ほらよくあるでしょ学校で子供が、手作りしてくるやつ
そしてクラスの中ですごい弁当持ってきて人絶対お母さんが作ってるってやつ
みかんもかなりの高確率(何%かって…… 100 %だよ)でそうしたんだろう
どうりで食べたことあるな〜と思ったんだ
そして多分これもよくあるやつで、一番簡単そうなやつを自分で作ったんだろう
つまりみかんが、作ったのはサラダだけか………………
みかんさん、あなた成長してますか?
まあいいや、みかんなりにこれでも頑張ったんだろう
結果は無残だったけど…………………まあいいや
「まあいいや、すっごくうまかったありがとなみかん(のお母さん)美味しかったよ」
『ごちそうさま〜』
「ふ〜食った食った」 「ねえ何かゲームでもしおうよ」 「いいぞ」
〜50分後〜
「じゃあ、ちょっとお風呂の準備してくるわ」
「おう、よろしく」
いや〜それにしてもみかんが来てくれて良かったな〜
おばさんの料理食べれたし…………………ん? なんでおばさんの料理がこの家に? まあいいや
「おっ11時になってる毎週楽しみにしてるドラマが始ま………………え?11時?
ん?ん?ん?ん?今11時だよね
そして…………みかんは今 俺の家の、風呂掃除をしてるよね
「ちょっと待てーーーーー」
「どうしたの、龍太?」
みかんがあわててきた
「どうしたの? じゃねーーよ 何でお前平然とうちにこんな時間まで居るんだよ?」
「ちっ気づかれたか ……こうなったら」
みかんは、後ろを向き何か言っていた
「いやっそのね、おばさん達旅行に行っちゃったじゃないだから、その私が、龍太の世話をしてあげようかと……………」
「いらん 帰れ」
「ダメッ?」
そう言って上目遣いで俺を見てきた
「ダッ」「ダメッ?」
そう言い今度は、首も傾げながら言ってきた かっ可愛すぎる
「きょっ今日だけだぞ」
「ありがとう〜」
「じゃあお風呂掃除に戻るね」
「あーそうそう……………チョロいね、龍太」
「なっ」
あの野郎ー…………まあ可愛いかったから許す
そして、2人とも風呂に入って別々の部屋で寝た
みかんは、リビングに布団を敷いて
俺は、二階の自分の部屋で寝た
ほんとだぞ
「あっママ私」
「料理すごくよかったよありがと〜」
「うん今日は別々の部屋で寝るよ今日は……………」
「はーいバイバイ」
攻略状況報告
1対象に手料理(ママの作ったものを自分が作ったと言って食べさせた
2対象の家に止まることができた
3対象が入った風呂に入った
最後まで見ていただき誠にありがとうございます
料理の失敗例が、やけに具体的だったなと思った方……………察してください
ところで1話で書かなかった後書きを、何故2話で書くことにしたのかと言うとただの気まぐれです
つまんないから書くなとか言わずにこの作者のつまらない話を聞いてください
まあ話すのは次回からですけど
作者は、豆腐メンタルですが、褒められると頑張る人なので
ブックマーク、評価何卒よろしくお願い致します
ではまた次回(ちなみに更新ペースは不定期です)