すでに好きなんですけどね
「だあああああああ」
俺はベットの上で転げ回っている
「やってしまったー」
そういい今度はベットの端に頭をぶつけている
なんでこんなことをしているかというと
~一時間前〜
「なんだろうみかんのやつ」
俺は、みかんから放課後中庭で手伝って欲しいことがあるといって呼ばれていた
もしかしてこの流れは告白じゃ………ないな 、うん
あいつは学校のアイドル的存在
それに対して普通の高校生しかも最近ホモ疑惑が流れているような奴………死にたい
しかも親友と………
とか考えてる間についたな
「よ〜どうした?」
やはり何かの手伝いらしい他にも数名クラスの女子がいた
知ってたよでも仕方ないじゃんつい期待しちゃうんだよ告白してくるんじゃないかと…
そんなことを考えている間にみかんがこっちに来ていた
「あっあのね、その、え〜と」
「ん?、どうした?」
「龍太、わっ私と付き合って」
え?この娘何を?
2秒ほど頭の中が空っぽになった
へ〜こんな感じなんだ
ってそんなこと考えている場合じゃない
みかん俺の答えはかなり前から決まっている
「ごめんな」
弘光、俺はお前より先に大人の………
ん?え?おっ俺、いっ今何て言った?
「そっそう、ごめんね」
今やっぱりごめんっていちゃったよね……
「じゃっじゃあね」
えっちょっと待ってまずいぞ
「どっどうしよう」
ってまた頭の中が空っぽになちゃっってるぞ
とにかく追いかけなきゃえっとあっちに行ったよね
もう見えないさすが陸上部のエース速すぎるぞ
俺、バイトで一応身体動かしているが週三だけだしもう少し遅く走ってくれ…………
るわけないよね逃げてるんだから
だめだあいつがどこへ行ったか全然分からん
どうしよう………
とりあえず電話、って今日携帯忘れたんだった
「くそ、こんな大事なときに」
とりあえず家に帰るか
はあ……帰ってきたけれども………どうしようあいつの家、隣だし行ってみるか
いや、でも帰ってきてないかもしれないしおばさんにどうかしたの?ってきかれるのも……
やっぱ電話しよう
「ただいま〜 あれっ誰も居ない」
まあいいやそんなことよりも電話しなきゃ
ルルルル………
「でないか………」
はぁどうしよう
「少し寝るか」
「だあああああああ」
「やってしっまったー」
どうしよう………
はぁ頭痛い……物理的にも、精神的にも
はぁ……………
「ガチャッ」
あれ母さんかな
「ダッダッダッダッダッダ」
「え? なに?」
「ガチャ」 「バーン」
「えっ、みっみかん?」
「なんで、何で何も言ってきてくれないのよーバカー」
「だってお前が全力で逃げるからだろ追いつけなっかったんだよ」
「私、ちょっと中庭を抜けたところで待ってたわよ」
「私、龍太が全力で追いかけて来てやっぱりokっていうのを待ってたのに……」
「え、ちょっと待って俺、全然違う方へ追いかけてたのか」
「というか……あんた私を泣かせたままなんで家に帰ってきてるのよ」
かなり怒ってらしゃる
「せめて私の家に来なさいよ」
「そうは思ったけどお前家に帰ってないかもしれないし……それにおばさんに何かあったか聞かれるのも嫌だったし………」
「あんた何言ってんの?あんたの両親とうちの両親4人で旅行に出かけたじゃない」
「え? 何それ?」
「あんた言われてないの?」
「今、初めて聞いた」
「何でだろう?」
そう言うとなにやらメモ帳を見て「しまった」というような顔をして
「どっどうせ、他のこと考えて聞いてなかったんでしょう」
メモ帳に何が書かれていたんだ? あやしい
「お前何か隠してるだろ?」
「なっなっなっにもか、かっ隠してないわよ」
わーすごく分かりやすい反応してくるなー
「はぁまあいいや」
しかし母さん達は何故何も言ってくれなっかったのだろう?
俺だって色々準備することだってあるだろうにご飯とか……
そういえば腹減ったな
まあ、今日はカップラーメンで済まして明日あたり買い物にいこう
「そっそういえばおばさんたちが旅行に行ってあんたはご飯どっどうするつもりなの?」
「まあ、なんか適当に食べるよ」
「どうせカップラーメンとかで済ませるんでしょう」
「そんなの食べるくらいなら、あの、その、私がつっつっ作ってあげるわ」
「えっ」
確かこいつの料理すごくまずかったんだよな〜
「どうせ私の料理がまずいとか考えてるんでしょう」
「実際まずいだろう」
「そっそれはもう昔の話よ」
そう言うと自慢げに
「なんたって今日のために3ヶ月前から練習って………………今のナシ、女の子をして必要なことだから覚えただけよ」
「そっそうか」
「じゃあちょっと作ってくる台所借りるわよ」
「あっママ、私」
「うん告白はダメだったけど次の攻略の方は今のところ多分順調よ」
「うんわかってる はーいバイバイ」
攻略状況報告
1告白に失敗し攻略に予定変更
2対象の家へ潜入成功これから約一週間の同棲
3手作りの料理を食べさせようとしている