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第7話 ヒールポーションを作って日銭を稼ぐ

 あれから3日間、これで15個目、非常にいいペースだ。いつもなら、1週間で3個くらいしかできないのに、すでに、ノルマをはるかに超えている。実は、ウサドンには、ヒール草を集めてもらい、私が、ヒールポーションを作るという作業を始めたのだっだ。二人での作業となったので、1日1個のカップ食品には、つらいんだけど、働いてもらっている以上、ウサドンにも与えないといけない。そのことが、かえって彼の忠誠心を上げているようだった。

 ぴょんぴょんとしか話せないのだが、何故かウサドンとコミュニケーションを図ることが出来ている。そして、明日、イーストタウンへ行って換金をしてくると話をしていた時だった。


ミニグリーンドラゴンが現れた


 そんな画面表示が出てきたのだった。すでに画面は、戦闘モードに切り替わっていた。緑色した体長約3mのドラゴンがあらわられたのだった。どこがミニなの?と突っ込みたかたんだけど、とりあえず、索敵


ひょえーーー!!


LV5、ライフ100、HP50、MP50、知力0


レ・・・レベル5・・・って、ライフ100ある。しかし、よく見るとHPは私と変わらない。厄介なのは、MP50だ。どんな魔法を使うのだろうか。そんなことを考えつつも、敵のターン、敵は、一マス動いただけだった。敵の動きが解らない。とりあえず、待機だ。そして、次のターンも1マスしか動かない。

 こいつ遅いぞ、そう思って、自分の攻撃を見ると、ファイアーアタックのパラメータはまだ60%、このまま待機しているとあと2ターンで攻撃を受けることになる。ここは様子見だ。再び待機を選択した。こうして、敵まであと一マス。先手を打つべきかどうか。迷っていたら、気が付いた。敵は1マスしか移動できない。そして、ファイアーアタックは、マップ攻撃、要するに距離が離れると威力は落ちるのだが、2マス向こうまで攻撃は届く、よって、ここは、2マス後退だ。すると、予想通り2ターン後、一マスを開けた状態で、ファイアーアタックが120%になった。よし攻撃だ。迷わずにファイアーアタックを選択した。

すると画面が切り替わり私は反転180度という旋回作業を行い、その向きをミニグリーンドラゴンの方に向けた。そうするとどこからともなく天の声がしてきた。


「反転180度完了!!敵みにグリーンドラゴンは軸線上に入りました。」


確認すると、マップ攻撃の範囲が赤くなっていて、その範囲にミニグリ-ンドラゴンは入っていた。再びどこからともなく天の声が、


「エネルギー充填120%」


「全システム異常なし!!」


「各部対閃光、対ショックの準備!!」


画面上のレベルゲージがグぐぐっと上がっていき、120%の文字がワクワクと点滅し出していた。すると再び天の声がしてきた。


「各部異常なし」


「全システムクリアー!!」


「ゼウスシステムからも、問題なしと回答がありました!!」


「対閃光、対ショック準備完了!!」


「軸線上には障害物ありません!!」


「よし、打てーーー!!!」


と天の声が終わり、画面上で私の口からファイヤーアタックが放たれた。

次の瞬間、稲光とともに目の前は閃光に包まれた。

 私の口から発射された業火は、その軸線上のミニグリーンドラゴンに直撃した。


ドドーーーン!!


 炎に包まれた敵は、断末魔の悲鳴を上げた。


超ウルトラ会心の一撃!!


そんな表示が出たんだけど、その状態に驚いている私、そして、目の前では炎に苦しむドラゴンが、やがてその炎も消え、残ったのはドラゴンの骨だけが・・・お・・・終わった。すると今度は、経験値がぐぐぐーーーーと上がって行って、次から次へとレベルが上がった。


レベルアップしました。


レベルアップしました。


レベルアップしました。


私のレベルは

LV5、ライフ300、HP300、MP250、知力81

ウサドンのレベルは

LV5、ライフ100、HP90、MP4、知力1

こうして、私たちのレベルは一気に上がったんだけど・・どうして?と思いつつ、私は、換金の為、イーストランドへ向かったのだった。



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