表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/28

第3話 イベント 諸葛亮孔明との出会い 2

 訳が解らないとはこのこと、モブキャラの私になぜかイベントが発生したのだった。そういえば、さっきも勇者タニグはどこ行ったのと思ってもいたんだけど、目の前には諸葛亮孔明、そして、頭から血を流した瀕死の状態のウサギがいるというなんとも不思議な光景がそこにはあった。しかし、諸葛亮孔明には、そんなことは全く関係ないようだった。


 「君が勇者タニグか」


 へ?何言っているのこの人と思っている私は思わず言い返した。


 「ぴょんぴょん」


 あう・・モブキャラの悲しさか、お話が出来ないって、思わず涙が出てしまうんだけど、他の言葉はないんだろうか?ぐっとその悲しみに握ったこぶしに力が入る。すると


 「そうか君があの勇者タニグか」


 ちょっと、話がかみ合っていないんですけど、驚いている私を完全に無視をしているかのようにうんうんと一人頷いているし、羽扇のようなものを振った。


 「これが三国志イベント限定、孫子の兵法書だ。普通は、私に3回会わないともらえないのだが、今回

は、特別に1回で君に与える。これで今日から君の知力は80まで上がる。そして、これからの戦いを有利に運べるようになるだろう」


 そう言って、私の手に渡された一冊の書物には、孫子の兵法と書かれていた。しかし、イベントとは無慈悲なもので、イベント拘束によってありがとうと言わないといけない。


 「ぴょんぴょん」


 あう・・所詮モブキャラなのね・・・と思っていたら、諸葛亮孔明が何か話し出した。


 「ちなみにこれは無料ではない。ゴールドかそれに代わるヒールポーションと交換なのだ」


 って驚いているうちに私のヒールポーションは勝手に取られてしまった。しかも、3つも一冊の本の為に、しかもまだイベントが続くのだった。ご無体な~!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ