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一致

くつろいでいるとそろそろかなと思い時計を見ると、八時になっていた。立ち上がろうとすると霧が


「今日はもう直人様が早く起きたことを伝えてありますので、もう少しゆっくり来ると思います」

「あれそうなの、てか俺のために二人とも早く来てくれてたの」

「にぃは十二分間に合う時間に起きるのにゆっくりし過ぎるから」

「そういう事ですので」


早起きでこんな新しい発見ができるとは、六年ぐらい今までありがとうって感じだな。


そんなこんなでいつもより十分遅くチャイムがなる。玄関を開けるとそこには、幼馴染の二人男の方は九重光ここのえひかり、女の子の方は結城梓ゆうきあずさどちらも俺にはもったいないぐらいの良い奴で美男美女である。


「霧先輩おはようございます。それと瑠莉ちゃんは相変わらずかわいいね」

「三人ともおはよう」


梓の方は美女というか、かわいい系に分別されるな容姿は幼さを醸し出していて可愛らしい感じだ、光はまあイケメンだな。


「おはようございます結城さん九重さん」

「おっはー」

「来たことだし、行きますか学校に」

「はい、直人さん」

「にぃカバン持って~」


もちろん瑠莉には自分でカバンを持たせ外に出る。いつものように広がる景色はあたり一面が田んぼであり、家がポツポツとある。そして今日は真夏である太陽がすごく光ってらっしゃる。


「今日も暑いし眩し過ぎだろ太陽」

「しょうがないよ夏なんだし」

「暑い早朝とかだったらまだ少し涼しいぞ直人」

「早朝って何時の事をいってんだか」


多分光の言う早朝は、自分がいつも走り込みしている時間のことを言ってるんだろうなと思う。


「直人さん忘れ物はありませんか」


俺は霧からそういわれ考えてみるとそういえば、スマホを持って来てない事を思い出して急いで取ってきた。


「いや悪い悪い結局待たせる形になって」

「いつもの事だから気にしないよ」

「ああ、いつもの事だ」

「にぃはおっちょこちょい」

「直人さんはどこか頭のねじが抜けているお方なので」


内野身内に近い奴らわひどいな。俺が出たら最終チェックに戸締りを完了した霧が出て来て鍵を閉めるためにカードをかざす。


「直人さん戸締りをすべて完了しました」

「ああ、ありがと」

「じゃあ早く行こう結構時間たっちゃたし」


確かになんだかんだかかってしまったようだなので俺達は歩き始める。


「そういえば霧先輩もついに受験生ですね。どこに行くか決めたんですか」

「いえ私は今回受けないので」

「え!なんでですか!」

「直人さんが今年は受けないからです」

「え、あ、はい」


その答えだと戸惑うだろ霧よ。


「直人そういえば今日どっちが入ったんだ」

「ああ、今日はなんと」


ポケットからスマホを出し電源を入れると画面には銀髪ロングのシルだった。


「今日はシルちゃんか」

「はい、七勝五敗で私になりました」

「結構接戦だったんだ」

「はい、私たちを作った人が一緒ですので」

「それはそうだったね」


そんなこんなでバス停に近づくと、いつものスクールバスの運転手さんが今日も待ってくれいた。


「いつもありがと」


俺はちょっと渋い運転手にお礼をいいおっさんの笑顔を見て席に座る。ほかの奴らも各々にお礼を言って席に座っていく他に乗客がいないのでどこを座ってもいい。


「直人さん眠くなったんですか」


家とは呼び方が違う霧の声を聞きながら、霧に聞かれた通り俺は少しやっぱり起きるのが早かったためか眠くなってきた。


「寝ててもかまいませんよ」

「いや頑張って起きてる」


どうせ学校で寝るしなと思いながら窓の外の景色を見る。

朝見た通りやっぱり同じ景色がずっと続いている、さすがは田舎だなと思う。最初は都会の方にいたんだけど父さんが再婚したことによって、その連れ後の瑠莉があまり体が強くなかったので、環境のいいところに引っ越してきて二年ぐらいで体の方もだいぶ安定してきて学校まで行けるようになって嬉しそうだったことを思い出す。


「そういえば直人さんと最初にあったのはこんな暑い日でしたね」

「ああそうだな」


君はエスパーかと思う

霧とあったのは、父さんが再婚したことに引き目を感じていたのか、俺は自由に育てられた。その自由というのが、俺は昔からアニメや漫画を見てその主人公みたいになりたいという気持ちが高まって来て、そこからは性格なんかも変えてみたり、体を鍛えたり、頭のいい主人公を見たらそれに近づくためにひたすら勉強なんかもしたり自由に過ごしていた。

そこから漫画を見ていると気づくのは、メイドさんが欲しいなと思って、父さんにさすがに直球にメイドさんが欲しいとは言わず、家政婦が欲しいと言ってきたのが霧であった。夏休みの時に来たんだけど色々世話してくれる中でメイド服なんかも着せたりしたこともある。中三の時に霧が父さんの会社を継ぐ、俺の秘書官として用意されたことには驚いたが、それを聞かされ何も変わらず接している。


「直人さん思い出に浸かるのは良いですが、そろそろ着きます」


改めて景色を見ると田んぼなどはない都会のような町の景色になっていた。


「もう、なんか早かったな」

「楽しい思い出を思い出していたら時の流れは早いものです」

「にぃは自分との楽しい思い出を思い出していた」

「そうかな、多分私との楽しい思い出を思い出していたのかも」

「いいや直人は俺との楽しいスポーツをしている姿を思い出していたんだろう」


若干女性陣の目が怖いよ、後光はノリに乗っただけだな。


「マスターは私を作った事を思い出していたんだと思います」


胸ポケットの画面が勝手につき答えるのがAIであるシルである。


「いや、今までの知り合い全員を思い出していた感じかな」

「それは温泉の女将とかあのアイドルの人とかもですか」

「にぃは浮気者」

「直人君は女性にはとにかく優しいからね」

「ああ、直人はもっとガードを強くした方がいいだろ」

「マスターは頭いいのにアホですから」

「あれみんな俺への評価ひどくね」

「当たり前ですこの楽観者」

「にぃはバカ」

「楽しい事にしか興味ないしね」

「当たり前だなこの評価も」


みんなから痛烈な感想をいただいて目的地に着いた。


「おっちゃんありがとね」

「おう、あんまり女の子達を泣かすんじゃねえぞ色男」

「俺を色男っておっちゃん見る目無いな相変わらず」


俺らが全員が下りておっちゃんのバスはどこかに行く。


「毎回降りると俺らって見られてるよな」


そう俺はいつもこの時視線をいっぱい感じるのだが、それもここのメンツは俺意外全員美男美女で目立つことが問題だと思われる。


「そうかなそうでもないけど」

「そうあるだろ」


梓はやっぱり慣れているからだろうな、俺ははっきし言って視線にかなり敏感だから慣れることがないな。


「じゃあにぃ言って来るからいつもの」


俺達の学校は中高一貫の私立校で霧と瑠莉以外は高二で、霧は高三、瑠莉は中三である。


「ああ、いってらっしゃい体には気を付けるんだよ」


俺は頭を撫でながら言い聞かせる。それを受けて猫のように目を細めそれを受け入れる。


「直人さんそろそろ時間になりますので、そろそろおやめにしてわどうですか」

「まだ大丈夫にぃ正門もすぐそこだし」

「それでも瑠莉ちゃんもうほら他の人も見てるし」

「にぃに離れたくない」


直球だな瑠莉わ。


「ごめんけど目立つのはあんまり好きじゃないから家に帰ってから続きしたあげるから」

「なら許す」


一言告げて俺に振り返り無表情ピースを返して、中学の正門に入っていく。


「それにしても暑いから俺らも早く教室に行こうか」

「ほとんど直人待ちだけどね」

「いやいや妹のデレ待ちといってくれよ。ほんといつデレてくれるのやら」


(すでにでしょ)

(すでにだね)

(すでにだろ)


三人の心の中は一致していた。


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