世界設定1
統治機構
・国家がシステム破綻して始まった、崩壊戦争後に統治システムとして定着した。
・各、系域層ごとに支配する企業12社が合議制で統治権を持つ。
系に12社、域に12社、層に12社。巨大な企業は系域層間に跨がって統治権を持つ事もある。
主人公の所属していた桜花重工は層にしか統治権を持っていない普通の会社である。
ガイノイド
・女性が機械化処理を受けると、差別的用語として言われる事がある。使うのは生体原理主義者など、ちょっと変わった人が多い。主人公はちょっと変わった残念な人なので、口には出さないが心の中で使う。
女性に使うとめっちゃ怒られるので注意しよう。
機械化処理
・サイボーグ化である。車の免許並に一般に広く浸透している。この世界では普通、移動には機械化した足を使う。車は一般には使わない。
初老の男性
・桜花重工の人事担当者。生体原理主義の主人公に19日もの間絡まれ続けた可哀想そうな人である。553才の中間管理職。
回路網治安維持部隊
・ネットワークセキュリティ。上位中位下位の全てのネットワークを維持する為に、武力行使を主に行う統治機構の部隊。存在がネットワークに組み込まれているので、各系域層の何処にでも現れる。彼らに逮捕出来ない存在はない。超エリートであり主人公の最上位互換である。
軌道車
・モノレールである。動力は電気。この世界では一般人はまず乗ることはない。ネットワークセキュリティがたまに点検にくるよ。
M系03域8071層
・主人公の住所。かつての地球、日本周辺のアジア。この世界の中心部分なので構造体に埋もれ、空はない。経済的に成熟した安定した系であるため、生活はとても豊か。しかし勢いはない。
外縁近くになればなるほど基本的に貧しい。
重力エレベーター
・早い話が移動にブラックホールを使う凄い技術。超長距離の移動を可能にするが、片道切符である。主人公は出入口を塞がれてひどい目に会った。
中枢遺伝子・末端遺伝子
・中枢遺伝子は人間の原種であり、クリーンな遺伝子。末端遺伝子のようにナノマシンで汚染されていない。つまり、普通の人間。
・末端遺伝子
ナノマシンで汚染された、ある意味強化された遺伝子。普通の人間より遥かに高性能で頑強に育つ。機械化したくないと駄々を捏ねまくった主人公は既にサイボーグだったよ。