終わりの始まりとかそんな物騒なwwwまだ始まってもないZE
あー。小説本文に前書きを書いてしまいました…よくシステム理解してなかった。まあ。第1話だし、気にしない!
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」ジュールベルヌ
*筆者の妄想から始まったストーリーです。かなり色々な作品や現実に存在する店、組織をオマージュ、パロディしています。全て誹謗・中傷するような意思はありません。元にしているような漫画や映画は大好きで作者や監督はリスペクトしています。以上のことを踏まえてお読みください。
とりあえず最後まで読んでいただけたら幸いです。
「ゴッサムさんは今日はなんの予定で?」
「あー。俺は「まいくろたぼーる!」のイベントがあるから来た感じです。ゼンさんは?」
「そんなwボケないでくださいよwゴッサムさんに突然呼び出しくらったからですよwww。」
秋葉原の地に降り立つ二人。ツイッターで同じ趣味ということで12年ほど前から交友関係がある。高校一年生の頃からの仲だ。コミケを2日前に控え東京に遠征してきたゴッサムと埼玉県に住んでいるゼン。
「まいくろたぼーる!」のイベントを理由に秋葉原に遊びに来ていた。このアニメは2年前に変わった憲法「銃の所持の許可」を浸透させる目的のため短期で放送されたアニメだったがネット上でとても盛り上がり3期が現在放送中だ。
「ところでゴッサムさん。銃買ったらしいですね。」
「そうなんですよ。一応二十歳になった時点で空気銃の免許はとってたんですけど、この前からセミオートに限り完全フリーになったからG17買っちゃいましたよ。今もありますよ。」
鍵のついたポーチを取り出し
「おお…俗に言うタッパーガンってやつか…」
「狙う男を間違えたのさ…」
「wwww」
「あ。イベント行く前に駅からすぐそこのアメコミ屋に寄って行きますね。」
「はいw了解ですwwいやー。相変わらずゴッサムさんはわかってる。」
「こんなんで笑ってもらえるならいくらでも。」
アメコミ屋ことバリスターブックスの入ったビルに到着すると細く長い階段を上っていく。一回はフィギアの中古屋。二階はカードの中古屋。途中からアメコミのポスターが貼られ始め細い廊下をUターンする形で進んでいくとオレンジ色の重いドアが。開けると狭い店内に所狭しと漫画が置かれている。(筆者「その割に整った印象です。この元になった店がわかる人にはわかるんじゃないでしょうか。バリスターの時点で。」)
ドアを開けると右手側にレジがあり、感じの良さそうな店員が
「あ。ゼンさん。来たのね。お!ゴッサムさん!久しぶりっすね。前言ってたペーパーバック全巻取り寄せておいたよ。えーと…タイトルはなんだっけ。」
「あー。あれだよ。クァンタム&グッディ。」
「あぁ。そっか。取りに来て。」
ゴッサムと店員が裏手に入っていくとゼンは店内に一人になった。ゼンも行きつけの店のためとりあえず新刊を見に行く。好きなシリーズは毎週買いに来ている。先週は手から爪が出てくる人が校長やってる学校に目からレーザー出す、その学校の元校長がテレポーションしてきた所で終わった。(筆者「ペーパーバックってワクワクしますよね」)新刊を手に取り振り返るとゴッサムがダンボール箱と共に店員と裏手から出てきた。ダンボール箱を取りに行くには長すぎな気もしたがゴッサムは久しぶりにこの店に来たのだから募る話もあったのだろう。そう思った。
「じゃあ。この辺で。」
ゴッサムが会計を済ましゼンも新刊を握りしめ会計を済まそう。そう思った時だった。ドアが勢いよく開き…というよりドアにはめてあるガラスが割れた。
「っ?!」(部屋にいる一同)
ゼンは誰かが入ってくるんだ。と思い身構えた。
「おい。お前ら。やっと追い詰めだぞ。」
後ろから声がしてゼンが勢いよく振り返ると、謎の男が。
「ど…どうやって?!」
ゼンが怯えながら聞く
「あ?お前関係者じゃないな?めんどうになったな。場所が場所なだけに仕方がないか…どうせお前らは死ぬ。」
男がゆらりと揺れる
「ゼンさん。レジの裏に隠れていてください。」
ゴッサムがいつもの調子で言った。
「ゴ…ゴッサムさんは?」
「狙う男を奴は間違えてるんですよw」
ゼンが急いでレジの裏に隠れると謎の男の声がした
「どこに隠れても無駄だ。俺の速さからは逃げられない。(筆者「死亡フラグだなあ」)」
ビュッと風をきるような音がした後に風船が割れたような音がした。
「狙う男を間違えてるって言ったよな?」
ゴッサムの声がするが、確実にトーンが違う
「お前の上司は誰だ。」
店員もいつもと調子が違う。
そっとレジ裏から外を覗くと店員の腕から緑の光の玉が謎の男の頭に飛んでいくのが見えた気がした。そしてゴッサムは謎の男の喉を完全に掴んでいた。右手にグロックを持っているが一瞬光っていたように見えた。
「ゼンさん。後で説明します。とりあえずそこにいてください。」
謎の男は白目を剥き何かボソボソと呟いている。
「ゴッサム…ここがばれた。俺はここを出る。とりあえずついてこい。」
「だとしてもどこにいく?新宿はもう無理そうですからねえ。」
「俺の家は無理。」
「俺もそうですよ。」
ゼンが話に割って入る。
「事情はイマイチわからないんですけどとりあえず俺の家一軒家ですけど。」
ゴッサムが
「できればゼンを巻き込みたくない。」
「いやいや。ゴッサムの手が光ってるように見えたしバリーさん(店員の名前)の手からなんか出るのも見えたし、こんなん見て巻き込まれてないとでも?」
(筆者「普段はこの二人は敬語ではなかったりします。冒頭のは秋葉原に来てオフ会で出会ったオタクごっこをしてた感じです。あ。彼らは紛れもなくオフ会で出会ったオタクですけどね。」)
「…どうする?」
ゴッサムは店員に目を合わせ
「どうするって言ったって。」
「ゼンさん…とりあえず逃げこんでいい?」
「もちろん!さっきから言ってるじゃん!」
ゴッサムと店員はまだ遠慮しているようだったがゼンは嬉しそうだった。昔から目からレーザー出す人がリーダーの異能者集団の漫画が好きだっからこういう感じはたまらなかった。
「じゃあこいつの上司もわかったし部屋から荷物を持ち運ぼうか。」
バリーがそう言うとゴッサムが男の首を離した。倒れた男にバリーが近寄り頭に手を乗せる。すると男は目を開き何事もなかったように立ち上がり部屋からまっすぐ出て行った。
「今のは何を?」
ゼンが尋ねる
「今は…もういいか。説明しよう。俺らはいわゆる異能者。ミュータントなわけ。俺は人の思考を操ったり読んだりできる。漫画の世界じゃベタだけど現実世界じゃ便利なもんさ。」
ゴッサムの方を向くと
「俺は…なんというかな。触れているものに物理的効果を付随できる。電気、炎、水その他もろもろね。一応空気中の物質に付随させたりもできるが、その場合は俺の周りが全て影響されちゃってえらいことになる。」
水の効果を少し出したようで部屋全体が湿った空気になり窓は結露している。
「それは俺には無理なのか?」
「厳密には無理ではない。みんな必ず特殊能力を持ってるけど、その能力を引き出す能力をみんな持ってないんだよね。つまり俺らは普通の能力と、その能力を引き出す能力の二つを所持しているわけだ。」
バリーが解説するとそこに付け加えるようにゴッサムが
「俺らの場合はここの店で漫画の真似してたらこの能力が発覚した。すごいでしょ?真似してたら本当に出ちゃったんだよ。最初ビックリしてたら息つく間もなく変な奴しすめしさまに襲われてね。」
「さっきのやつもその組織の一人だった。」
ゴッサムが部屋を片付けてからゼンを裏手に呼んだ。
「ここが俺らの個人経営の基地だったんだけど、どういうわけか見つかっちゃった。」
「なにかを見つける能力者がいると?」
「多分そうだと思う。確実にゼンさんもターゲットされたと思うからこれからは今までより少し周りに警戒して行動してほしい。」
了解。と頷き床にまとめられているダンボールを一つ持った。
筆者「タイトルも未決定でストーリーの展開もまだ特別考えているわけではありません。これから少しずつ考えていくつもりです。とりあえず一気書こうとすると矛盾ができてしまったり、よくわからなくなってしまうので、ここまでで投稿させていただきました。最後まで読んでいただきありがとうございました。」