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すき。  作者: 優花
2/3

+2.悲しみの毎日

まだ、尚斗はいじめに気付いていない。

私は気が弱いので、誰にも逆らえない。

いじめられている時、心の中で

(尚斗助けて!)

でも言えない…。

毎日泣いている…。

そんな私は自分でも情けないと思う。

ある日、塾でいじめられ、教室に戻ろうとすると、そこに尚斗が!私はうまく喋れなかった。

「何だ?優奈泣いているのか?」

私はそこで改めて、尚斗に泣きすがってしまった。


「どうしたんだ?!原因を話せ!!!」

私は(尚斗なら話せる)そう思ったんだ……。

「実は……。私…。智沙にいじめられてて……」

私は勇気を出して言ってみた。

「なっ……!」

尚斗も声が出ない。


「信じてよ!嘘じゃないよぉ…!」

私は涙声だった。

「信じるけど…。どうして智沙が……?」

そのときだった!

「尚斗ぉ〜〜〜!」

智沙の声がした。

智沙がこっちに来た。私は走った。

「今、何してたの……?」

智沙が尚斗に聞く。

尚斗は何も答えず、私を追いかける。

「尚……斗……?」

智沙は何が何だか分からなくなっていた。


「ねぇ!!!尚斗、優奈と何してたの?!ちょっと、尚斗ぉ」

智沙は大声を出した。けれど、尚斗は智沙の話を聞かず、私の方へ来てくれた。

私は嬉しくて死にそうだ。

涙が溢れ出る。

でも…。

どうして…。

智沙は彼女じゃないの?

どうして…?

私の方へ来てくれたの…?

やっぱり…あれは…。只の噂なのかなぁ。

「優奈、優奈待つんだ!」

尚斗はハァハァと息を切らし、私を追い掛ける。

尚斗は必死なのに、私は嬉しかった。

私は

(なんてやなヤツなの。私…。)

心の中でそう思ったんだ。

この話は二年前ワタシが体験した実体験。

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