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【プロトタイプ】誰にでも優しい人

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/11/06

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

なんか、そんな気がするというか。

瑠衣に対しても、諭羅に対してもいえる事であるが、恐らく『特定の誰かを好きになる』なんて事はないのだろう。恋愛感情を浮かべる事がないというか。

だからこそ、無条件に冷たく、優しく出来てしまえるのだと思う。

そして皮肉にも、どうにもそういう人が私のタイプである。


鏡花が恋愛アニメを見ている。今どき流行りの溺愛系ではなく、もっと苦々しいもの。

初っ端でヒロインは失恋するし、慰めてくれる人は自分を利用する人間である。そうして何者にも縋れないまま落ちて行くような。

恋愛系統は鏡花に誘われて見ることが多いが、初っ端基本的に救いがない事が多い。徹底的に、心を折りにくるものが多い。

――誰も好きにならないから、安心して好きになれたの。でも、誰かを好きになっちゃったから、私の元から離れちゃった。

――二番手でも良いから。

そんな切実な声に振り返る事なく、相手は寂しげに笑って消えてしまう。

そう妙にしんみりした空気に当てられてか、隣では鼻を啜る音が聞こえてきた。どうやら泣いているらしい。だから黙ってティッシュを差し出した。

「こういうのが好きで……」

知ってる。シビアの極みたいな話が好きだと。

「人生にこういう台詞、浴びる程言いそうで……」

……お前と結婚した以上、同じ墓に入る気ではいるんだが。離婚する気なのかも知れない。そうしえ諭羅の墓に入るつもりなのだろうか。

「あ、瑠衣たんとは別れないからね。別れそうになったら離婚届破るし、相手が女でも男でもギタギタに殺すからね」

……分かんねぇな。此奴の脳内。

「ただ……」

そう言って、ふとした理性的な顔をして、此方を見た。

「誰にでも優しい人とか、誰にでも冷たい人が好きなんだよ。諭羅とか、瑠衣とか。過度に誰かに入れ込まないから、信頼出来るってかね」

昔見た二次創作にさ、こんな台詞があったのよ。

『私に優しくするメリットなくない?』

『何の制約も、利害もないから、無条件に優しく出来るんだよ』

※確かこんな台詞だった。


そうそうそう。こういうのが好きで。

もう本当に大好きなんですが。


誰にでも優しい人ってさ、

『この人に好かれたい』とか『この人に優しくしたら利益になる』とかそういうの薄いんだよね。

『ただそうする』『そういうのが礼儀だから』みたいなのに従って、優しいだけ。

割と義理に近いのかな。そんな重くないんだけど。


だから変なノイズが走らないんですよ。

ここの『ノイズ』ってのは、私が人間を見る時に、『何を考えているか』『策略は何か』『下心はないか』そういうの。

相手からの『こうして欲しい』っていう感情。

そういうのを感じないから、精神的に楽って事。


だから誰にでも冷たい人でも好きになる。

誰にでも優しい人でも興味持つ。

妙な感情のノイズがなくて、やり易いから。


瑠衣は誰にでも基本的冷たい。

諭羅は誰にでも基本的優しい。

勿論、懐に入れた人には対応が変わるけど、基本的なベースがこれ。


でもそういう人と付き合った後に、

自分以外の人を本気で好きになってしまったら、多分病む。

絶対私と話してる時でも、別の人のこと考えるじゃない?

絶対私とは違う対応をするじゃない?

そういうの見るの、絶対耐えられない。


其れが優しくても冷たくても、特別な人と対応を変えに掛かるというのが本当に耐えられない。


だからもしもの世界を見せられて、泣いてしまった。

という話。


まぁ瑠衣も諭羅もちゃんと懐には入れてくれるけどね。

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