【プロトタイプ】誰にでも優しい人
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
なんか、そんな気がするというか。
瑠衣に対しても、諭羅に対してもいえる事であるが、恐らく『特定の誰かを好きになる』なんて事はないのだろう。恋愛感情を浮かべる事がないというか。
だからこそ、無条件に冷たく、優しく出来てしまえるのだと思う。
そして皮肉にも、どうにもそういう人が私のタイプである。
鏡花が恋愛アニメを見ている。今どき流行りの溺愛系ではなく、もっと苦々しいもの。
初っ端でヒロインは失恋するし、慰めてくれる人は自分を利用する人間である。そうして何者にも縋れないまま落ちて行くような。
恋愛系統は鏡花に誘われて見ることが多いが、初っ端基本的に救いがない事が多い。徹底的に、心を折りにくるものが多い。
――誰も好きにならないから、安心して好きになれたの。でも、誰かを好きになっちゃったから、私の元から離れちゃった。
――二番手でも良いから。
そんな切実な声に振り返る事なく、相手は寂しげに笑って消えてしまう。
そう妙にしんみりした空気に当てられてか、隣では鼻を啜る音が聞こえてきた。どうやら泣いているらしい。だから黙ってティッシュを差し出した。
「こういうのが好きで……」
知ってる。シビアの極みたいな話が好きだと。
「人生にこういう台詞、浴びる程言いそうで……」
……お前と結婚した以上、同じ墓に入る気ではいるんだが。離婚する気なのかも知れない。そうしえ諭羅の墓に入るつもりなのだろうか。
「あ、瑠衣たんとは別れないからね。別れそうになったら離婚届破るし、相手が女でも男でもギタギタに殺すからね」
……分かんねぇな。此奴の脳内。
「ただ……」
そう言って、ふとした理性的な顔をして、此方を見た。
「誰にでも優しい人とか、誰にでも冷たい人が好きなんだよ。諭羅とか、瑠衣とか。過度に誰かに入れ込まないから、信頼出来るってかね」
昔見た二次創作にさ、こんな台詞があったのよ。
『私に優しくするメリットなくない?』
『何の制約も、利害もないから、無条件に優しく出来るんだよ』
※確かこんな台詞だった。
そうそうそう。こういうのが好きで。
もう本当に大好きなんですが。
誰にでも優しい人ってさ、
『この人に好かれたい』とか『この人に優しくしたら利益になる』とかそういうの薄いんだよね。
『ただそうする』『そういうのが礼儀だから』みたいなのに従って、優しいだけ。
割と義理に近いのかな。そんな重くないんだけど。
だから変なノイズが走らないんですよ。
ここの『ノイズ』ってのは、私が人間を見る時に、『何を考えているか』『策略は何か』『下心はないか』そういうの。
相手からの『こうして欲しい』っていう感情。
そういうのを感じないから、精神的に楽って事。
だから誰にでも冷たい人でも好きになる。
誰にでも優しい人でも興味持つ。
妙な感情のノイズがなくて、やり易いから。
瑠衣は誰にでも基本的冷たい。
諭羅は誰にでも基本的優しい。
勿論、懐に入れた人には対応が変わるけど、基本的なベースがこれ。
でもそういう人と付き合った後に、
自分以外の人を本気で好きになってしまったら、多分病む。
絶対私と話してる時でも、別の人のこと考えるじゃない?
絶対私とは違う対応をするじゃない?
そういうの見るの、絶対耐えられない。
其れが優しくても冷たくても、特別な人と対応を変えに掛かるというのが本当に耐えられない。
だからもしもの世界を見せられて、泣いてしまった。
という話。
まぁ瑠衣も諭羅もちゃんと懐には入れてくれるけどね。




