最後に伝えたいこと

私の人生は、小学校の卒業式の日まで。
私、夕菜はそう決めている。
もういいんだ。私みたいなゴミなんて。この世にいらない。
怖いし、辛い。苦しい。誰も助けてくれない。
もう、いじめられたくない。
今は、死ねない。だって私がまだ、かすかな希望を持ってしまっているから。
私にヒーローが現れて、私の人生。全部変えてくれないかって。
そんなことなんて、絶対にありえないのだけど。

私はこの先、この世に絶対はないということを痛感することになる。