始まりの始まり
前編を通して、台本のような作りになっているため。小説を読んでいる人からすると少し読みづらいかもしれません。申し訳ありません。
星って、なんかこ う…羨ましくない?
なんだか、随分とはっきり覚えている夢を見た気がする。
さっきの夢は何だったんだろ…?って!このままじゃ遅刻する!急がなくちゃ!
家の外を見てみてみると、すでに杏珠が待っていた。
「ちょっと!智陽遅い〜!」
やっぱりいつ聞いても声がでかいな。なんて言うか、うるさい
「うるせぇー!ちょっと待ってろ!杏珠!」
「ずっと同じこと言ってるじゃん!早くしてよ!」
あれ?ずっと待たせてたっけ?なんでだろう。まぁ、朝弱いし仕方ないよな。そうそう、まぁいっか。
「悪かったって!」
俺はそう言って素早く準備をして家を出た。外は、もう帰りたくなるような気温だった。
「てか、なんで今日はこんなに遅かったの?」
そんなこと聞かれたって俺だってわからないし …
「なんか、懐かしい気分になってさ」
「何それ、新しいタイプのジョーク?全く。変な人だよね。あんたって。前の学校と全く変わらない。」
杏珠って、やっぱりうるさないな。
「おい、今何考えた‼︎」
杏珠の言葉を裏にスタスタと歩いて行った。
学校に来ると、もうほとんどの人が来ていた。
「あ!杏珠と智陽来た!すっごく遅かったじゃん。どうしたの?」
菜子が、俺らを心配して聞いてくると、この声を待っていましたかのように杏珠が流れるように続けて言う
「ごめんね。実は!!この横にいる智陽って人がモゴモゴ」
慌てて口を塞ぎ杏珠の言葉を遮り声を消しそのまま続ける。
「え、なんでもないよ!ちょっと、杏珠が寝坊しただけ。」
「はぁん?!逆でしょ!」
すると菜子の斜め後ろから
「…遅れてきても騒がしいって、ほんと良い頭。」
「拓海。そういうことは思っても言わないの。ただでさえ可哀想な頭がさらに可哀想に見えるでしょ?ほんと、惨めだわ〜〜」
というか2人の皮肉が効いた言葉を発していた。…………性格悪
「それもそうだな。千暁との言う通り。」
それを効いた後の杏珠は
「そこは否定してほしかったな!」
って、言ってる。まぁ、俺も
「ホントだよ!」って思う。
「ねぇ、うるさい!瀧口さん!」
げ⁉︎この声は、クラス長の奏海!って えっ?
「俺!?」
「あなた以外誰も喋ってなかったですよ?」
「アイツら…ゼッテー許さねぇ…」
贔屓だろこれは絶対に。
俺が席についたと同時に奏海が
「席に皆さんついたことですし、朝の会を始めていきましょう。」
って言った。今日も何気ない日が始まる。てか、視線を感じるような…
「……」
この時間っていつだっけ?それはそうと廊下から声が響いてくる
「ねぇ、智陽!早くして!購買のパン売り切れちゃう!」
この声って、海央かな。いつも一緒にいる自詠とか、奏汰とかと出ればいいじゃん。なんでわざわざ呼びつけるんだよ。
「そうだぞ!これで遅れたら、智陽のせいだからな!」
自詠の野郎適当なこと言いやがっててか、なんで俺のせいなんだよ!
「そうだけど…え、と…智陽くんだって予定があって遅れてるかもしれないから、そんなに怒鳴らなくてもいいんじゃないかな…?」
奏汰!やっぱりお前だけだな。って、そうだけどってなんだよ。
「奏汰、絶対そんな事無いから安心しろ。」
そろそろキレそう
「ほら、智陽!あなたの大切で大切で仕方がないクラスメイトが待ってるよ?」
「杏珠!そうだけど…第一お前が…!!」
「ねぇ」
「えっ?」
なんだ急に
「あなた何か不思議な夢でも見たの?」
なんでそんなこと?
「それまたなんで…」
「生まれながらの勘」
勘って…それはないだろ。もっとなかったのかよ。
「ねーっ!!智陽!急いで!」
「わりぃ。すぐ行く!」
俺の考えていたことは海央の声によってかき消された。
「…ホント人気者で羨ましい限りだわ。」
「ホントそうだね。」
あっ!そうだ。仲良くなったのなら次に聞くのはこれだよね。
「そうだ、あなた名前は?」
「大乃詩。あなたは?」
「私?私はねぇ、奏生杏珠!仲良くしよう!」
このでかい声を掻き消す勢いのどでかい扉の音。
「やっほ~~!!みんなのアイドルの登場だよ!」
えっえっえっもしかしてこの声は
「はぁ、朝からうるさいですよ。少しは静かにするということを学んでください。」
そして、この会話の流れは
「え~?ごめんね、萌々化全然うるさくする気はないんだけど。でも、これが聞こえるだなんて、本当に頭が硬いんだね。あっ、もしかして、頭が固いから、そういう名前なのかな?」
「…そんなに早く口が回るなら、勉強でもしたらどうですか?」
「この」
ほら、始まった。賢介と萌萌化の喧嘩こうなると大抵
「ふたりとも、静かにして!周りに迷惑だよ!」
奏海ちゃんの粛清が入る。
「ごめーん。」
そうやって簡単に謝ると…
「きゃあああ!ももかちゃんちょーかわいい!マジで天使じゃん!マジで最高。同じクラスにしてくれて本当にありがとう神様!」
「あっ、話通じてない系?」
まぁ、そう思いますよねー
「だよねぇ!でも、やっぱりうるさくするのは良くないから、ちょっと静かにしよう!」
どっちに対する共感なのそれ。有羽檎くん
「も〜う仕方ないな。今回だけだぞ!」
あっそっち。叶恵ちゃんの方か
「イェーーーーーーイ!みんな元気?!って、うるさくしちゃいけない系だったか、ごめんね。」
誰に対して謝ってるの麻衣由ちゃん!
「ぜんぜん大丈夫だろ!ほらリズムに乗って乗って!Oh イェーーイ!!!」
奏海ちゃんに怒られるよ!りょうたくん
「だね!」
いやあああ!!麻衣由ちゃん共感しちゃった!
「誰も絶対に静かになろうとしないじゃん。」
「だね」
よかった詩は真面目そう。
「でもさ、このクラスはアタオカな方が面白いじゃん!」
えっ、この声って
「いつの間にいたの!びっくりした。」
「あれ?杏珠じゃーん。やっほーリズムにノってる?」
なんでいるの?他クラスだよね
「めちゃくちゃノってるよ!・・・多分。」
「どなた?」
あっ、詩は知らないのか
「ああ、私、天乃想楽。元気で、人当たりが良さそうなのが長所らしいよ!」
「そうなんだ!」
これ、詩に引かれたな
「てかさー、詩、ノリ悪くなーい?」
「エ、ソンナコトナイヨ」
「朝からうるさい!静かにして! って、あれ?想楽来てたんだ!」
ほら、静かにしないから、奏海の逆鱗いふれた。って、静まるの早。
「想楽ちゃんが〜来ることなんて少ないよね〜来てくれて萌々化嬉しい!あと、リッチャンが来てくれたらいいな〜」
きたらまずいんだって!
「やっほーもっちゃんの次に輝くスーパーアイドル莉里花ちゃんだお!」
あああああああああああああ最・悪
「わぁー二人揃った!二人揃うこと自体なかなかなくてレアなのにすごい!」
「大体どっちかが休むからね・・・。」
絶対 ズル休みだよね。
「リッチャン!来てくれて萌々化嬉しい」
「莉里花もとっても嬉しい!やっぱ莉里花たちって運命なんだね!」
『ね~』
いや、違うでしょ
「えー私もその中の和に入れてよ〜」
えっ想楽強
「もちろんいいよ!」
いいんだ
「ていうか、この前の選挙で僕生徒会長になっちゃったけど…大丈夫かな?」
「大丈夫だよ有羽檎!私も副会長で不安だけどきっとどうにかなるから。」
「麻衣由さん。それは、そうだけど…」
強すぎないあいつら
「私も手伝うからダイジョーブ!」
想楽強すぎない?
全く、本当にアイツら元気だな。
「ともクーン」
「!この声は…春蒔!」
「ともクーン!来てたんだねー!俺様、本当に来てくれて嬉しいぜ!」
「あはは、黙って来ちゃった。でも、オレ春蒔の持ち物じゃないよ?」
「…俺様がそう言ったらそうなんだよ!」
いや、こわ。俺言うこと間違えた?
「めちゃいい情報を手に入れちゃった!これで、たくさん新聞を書いて…あははははは!最高だわ。」
えっ夕梨さん?
「何が最高なんだ?」
だから、怖いって!
「な、なんでもありませーん。」
そりゃ逃げたくなるよな。
「なんだったんだ?アイツ。」
「えーわかないの?そこまで頭悪くないと思ってたんだけど…あっ、嫌味に聞こえちゃった?ごーめん私、サバサバしてるから思ったことズバッと言っちゃうんだよね〜」
この絶妙なウザさは 秘水!?
「ひーちゃんってサバサバしてるっけ?」
「あなたが見てないところでね。萌々化ちゃん周り全然見れてないから…ごめん。私サバサバしてるから、思ったことを直接言っちゃって。でも、サバサバ系のほうがモテるみたいだし。まぁー、キャラ作りじゃないんだけどね。」
早口にも程があるだろ。
「そ、そっかー。」
萌萌化を引かせるってなかなかな実力だな。
「あまりそういう事を言うのはよろしく無いかと思います。丈前さん。」
「何?喧嘩する?」
喧嘩起きすぎだろこのクラス!
「えっー喧嘩とかまじうけるんですけど!こんな狭いところで喧嘩とか無いわー」
楽しんでるのか、いやなのかどっちかにしろ
「この…っ」
怒りたい気持ちもわかるぞ
「うわ、怒ってる…信じられねぇー生理的に無理だわ。」
「生理的に無理って何かな?こじろうくん」
「悲しいことは忘れてダンシング!朝までダンシング!」
話がそもそも噛み合ってねぇ。頭おかしいんじゃないのか?アイツら。
「ねぇ、声が聞こえてこない…?あたしの封印されし右手から声が…」
今度はなんだよ!
「中二病?大丈夫?」
「詩。ちょっとあんた!梨乃パイセンになんてこと言ってんだ?」
「梨乃パイセンのこと悪く言ったら右手が飛ぶぞ。」
ウザいなこの玲央名と嘉穂。梨乃さんの自称舎弟だっけ?
「何このアタオカメンツまじで最悪。早く帰りたい。」
詩………………それな
梨乃:そんなことをしなくていい。戦ったところで、右手は収まらないからな。
玲央奈&嘉穂:梨乃パイセン!かっこいいっす!一生ついていきやす!




