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6話

冒険者視点の続き。


リーベとアングは、ゴブリンたちが来た方へ行くと川が見えた。

そこから少し森の中、下流の方へと視線を移し煙が上がってることに気づいた。


「アング?あれ!あそこ、煙が上がってる!あそこに、いる可能性が高そうよ。」


「あぁ、今は風下だ!バレは、しないだろうが木の上で見えるところまで行くか。地上だと見つかったら、ゴブリンをけしかけてくるとかがあるかもしれないからな。」


先程のじゃれ合いが無かった様に、息を合わせ木の上をその存在を確認できる場所までいどうして様子を見てその声が聞こえて来た。


「ガンデー!ズ・・ホ?・・・マギョ・・・グッ・・ウギャッ・・・」


その言葉に、声が聴こえた。倒れるそれを、見ていた2人が感じた事。

背筋がヒヤッとしたアング、血の気が引くほど悍ましいと感じたリーベだった。

偵察する場所から見えたのは、人のようだった。発する言葉が生理的に嫌悪するもしくは悍ましくも思える声の持ち主の存在を目にし、人か疑うレベルであたったからである。


「おいおい、何だあれは人か?にしては弱そうだが。倒れて動かないが、誘い込むための罠か?」


「私、あんな悍ましい声を出す人なんて知らないし!鳥肌がやばい!アレを前にするの、生理的に無理よ!?」


「まぁまぁ、落ち着けって。人の見た目で、化け物だと考えたくないが・・・それよりさっき、空中に浮かんでいた板は何だ?魔法道具か何か?」


「そうよね!?まずはね!?空中・・・?一瞬だけしか、見えなかったから魔法道具かは、わからないわ?見える範囲で、落ちてる風にも見えないし何だったのかしら?」


「あの場所に、飛び出て行って探すとしても死んだら意味なさそうだし。今は、仲間の合流を待つしかないな。」


「賛成ね。場所もバレたくないからって、厭味ったらしく言わないでほしいんだけど?それに、言ったでしょ?あれの前に出たくないわよ!それにしても、動かにわね・・・あいつは複数相手に、魔法も出来る可能性があるかもだし飛び出る訳ないでっしょ!?」


「大声出すなって!?此処がバレる!んー焚火してる事から・・・火属性か・・・丸焦げは嫌だねぇ~。こっちに、来る気配がないから今は時間潰しに徹するか。」


そして、今は夕方。

リーベとアングのもとへ、ポポトが麻痺粉を2袋と弓矢を持ち、現れた頃3人になった頃。

それが、動く様子が見えた。


「ウゥッ・・・ギブン・・・ギャ・・・アダ・・モ・・ッズコジイダイ・・・・・マギョ・・・

 イ・・・マジ・・・ダッタカ・・・」


ポポトは、リーベやアングから聞いていた話を鵜吞みにはせずに声を聴いてから話をさせてほしいと願っていたが。アレが人の姿をした化け者のように今は、そう思えた。


「リーベ、アング、すまん!アレはヤバそうだ!話を聞いてたが、俺もアレがヤバイと思うし仲間が来るのを待とう。」


「もぉ~先に言っておいたのにぃー信じてなかったの!?今は、信じてくれてるみたいだし最初から信じてほしかったけど・・・」


「大声出すなって、リーベ。リーダーたちが来てそれから捕獲して奴隷商に売れば儲けもんだろ?あっ森に行ったけど、戻ってくるか?」


「私は、此処でいい!深追いになったらいやだからね!?」


「挟み込む形で、手を出さず遠くから様子見にしよう。引き返すようなら先に川を渡りたい。」


後を追う2人にその場から動かず見ることにしたリーベのもとへ、ポポトとアングは、川を先に渡り。キノコ、果実を手にアレは焚火のもとへ、それぞれの場所へ戻ってきた。


「ゾレニジデモ、ギョウハ・・・ギゼ・・・ジデ6・・・・ゾコカラ・・2・・・・イゼギャ・・・デ・・・モリデ・・・ギャンブッデ・・カ・・・ナイ・・・」


ブツブツと聞こえてくる声は、何か話を纏めているかのようだと眺めている3人であった。

次は、ある程度の話を書き終えたら出します。

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