4話
日が沈み十字路の上、振り返れば自分がいた森や山が見えるこの道は無しとしのこり3/4ここまでの道のりを普通の運を使い乗り越えていた事をリックは知らないでいた。上昇した運は降下する、山あれば谷もある良いことが起きた後は不幸が来る。そのこと、が抜け落ちていた。
(後ろの道は、無しだな戻ることになるから12000%無理。森を左右どちらかにして進むか直進か悩むぞ?森を右にして進む川の下流方向の可能性がある町か村を作るならこっちか川がうねり左方向の可能性もある直進は門も明かりも、のろしみたいなものも見えない危険大だな1/2に絞ることができたが。今は、リアル無防備だ攻防の方法がキリンジのみ。森の方は、暗く見えずらいし隠れられる。遮蔽物もないこの場所では、遠距離から攻撃できる人がいたら終わりだろう。毒で死ぬのはわかるが・・・首が胴体から離れれば死ぬかもしれない、心臓を剣で貫くこれも死ぬだろう徐々に血が無くなるこれもやばそうだ・・・HPやMPがなかった??気づくべき事は色々あったはず・・・自分の寿命150歳のインパクトが強すぎた・・・そこの部分で言えば人じゃないドワーフだろ!?失礼だろうか?それよりも考える時間を設けるべきだったか?焦るな落ち着けまだ、日が落ちただけじゃないか)
突然の風サァーっと吹き抜ける森川の方から草原の先へ抜けていく誰かに見られている視線を感じていたリックに異変が起きる。膝から崩れ落ち、うつ伏せに倒れる。
「ガッ!うぅー・・?」
(体がしびれて動けない?声も出ないヤバイヤバイヤバイ!いつからみられてた?死ぬのか?)
「駆け出しの商人には見えなくもないが~?シャツにズボン、んん?キノコの首飾り?おいおいどこの部族だ?ヒャヒャッヒャ、おい見ろ変な獲物だ見てみろよ。」
背後から男の声、仲間がいるようだ足音からして男含め5人森の方から4人が出てくる。先頭にいたのはリーダーだろうか?仲間の1人がしゃべりだす、会話が弾むかのように続いた。
「キノコの首飾り作って、森を出てここで足を止めるって部族か?まず、商人じゃ~ないそう思わねぇ?」
「どの道を行けばいいかなんざぁ~商人なら、わかるだろうし止まらないだろ普通。」
「それより、魔法道具!あれさえあれば儲けもんじゃない?部族にしろ商人でもいいじゃん今は」
「黒い板の奴か?今はなさそうだね?収納具はないから魔法でかくしてるのかも?リーダーどうするの?」
(男女2-2リーダーは、男で5人・・・しかも、最初の方からだ大声上げたからそこからバレて見ていた感じかぁ~部族?首飾りがキノコの部族ってGobuですか?スレイヤーもいる?ドラグ・○○○してきます?死ねる自信しかないぞキリンジで対抗?無理無理12000%いぬ!)
「持ち物を出させて、3日後に奴隷落ちってところだろうな。殺すなよ?死体じゃー買ってくれないんだからよぉ~理解してくれよ?今からアジトへそこで牢屋に入れておく時間までにはやっておくぞ?」
「「「了解!」」」
(キリンジネックレスが・・・蔓で補強じゃナイフで裂かれてしまうかクッソ・・・飲み込まれる前に何とかしたいが体が動かない奴隷落ちとか、死より恐ろしいじゃないか命が狙われるよりヤバイ!)
キリンジネックレスには見向きもされず、足に縄をかけてリックに触れずに丸太に括り付け固定する。盗賊の技術に感心するしかなかった。キリンジの胞子がついてるから触れてこない手違いで触れてもいいのにと思うリックであった。
「アジトで飯だ終わったら、奴隷商に一報だ!お前とお前で行ってこい!」
リーダーなる人物から、男2人が選ばれ食後に奴隷商の所に行くことが決まった。