12話
記憶と意識の中での出来事と・・・
(そういえば気になることをリックは言っていたな・・・覚醒者とは何ぞ?)
「今のリックは、見事な覚醒者じゃなぁ~。昔ばなしでも、聞かせてあげるとしようかね。」
「おばぁちゃんの、昔ばなしきくー!い~っぱい、あって大好きだもん!」
「オベ・・ナギィ・マズ。」
「遠い遠いはるか昔、この世界に門が突然現れたそうじゃ。その門からは、いろいろな種が、番いごとこの世界にやってきたと言われておる。魔物の原種たちは、動物と言われておったそうじゃ。」
(う?ん?聞いた事ある話だけど、門から出て来たのかぁ~動物は、原種扱いなの?もういないの?)
「どうぶつに、やさしいのがいればよかったのに。マモノは、みんなコワいしおそってくるからキライ!」
「オモジロイナ!ゾノバコ、ゴウナッバタカギヌナラ。」
「ふぉふぉ、ネイラの言う通り優しい動物がおれば、良かったんじゃがねぇ~。時が経つにつれ動物たちは、みな魔に中てられ狂暴化し、魔物になってしまうんじゃ。魔物たちは、それぞれの場所に縄張りをつくり、違う種と交わったりし、姿や形を変えて、消えて行く種もいたのじゃ。」
「ビトガ、バダビナウノガ?」
「やっぱり、なに言ってるかやっぱりわからないよぉ?」
「人はの~どこから流れて、来たと言われておる。実際は、不明じゃ。しかし、魔物に対抗する力と技術を持ち人は繁栄をしてきた。その中で、沢山の覚醒者が昔にはいたそうじゃ。」
(この世界に紛れ込んだ人たちが魔物と戦い、そして繁栄をしていたのか・・・俺より強いのなんでってなるんだけど・・・)
「ジガヴィ・・・ゴコバ、デウェイタギビュファガダナイ?」
「ここは、50年前に王国と帝国から流れて来た者たちでできた村じゃよ・・・お互いに、はみ出者達じゃったから仲よぉ~なってな。そんな、王国も帝国も・・・国を作ったのが覚醒者じゃよ。」
(覚醒者=王様なのか?っえ?このままじゃ冒険・・・能力ないから、したくなかったけど・・・)
「じゃ~リックはオオさまになるんだ~」
「ネイラは、お姫様になれるかもじゃな~。覚醒者と認められなければ、ならんからそこは、リックの頑張り次第じゃろぉ~な。ネイラには後でお勉強じゃ~。」
「オウザマギ、オベナケヴノカ!?ッダ・・・」
「リックがたおれた!?」
「おや?今回は、ここまでの様じゃなぁ~気が付くまで、時間がかかるじゃろうし、ゆっくり寝かせてあげるかね。」
(俺も、薄く・・・って!もとから透けてたじゃん!記憶の中だしな。あぁ、言ってる場合じゃないな・・・ネイラちゃんは、今どこで何してるんだろう?お婆ちゃんからは、もっと詳しく聞きたいな・・・・俺も勉強しないと・・・他人と会話ができないのかコケッコッコー!)
日常の風景は消え、上下が存在するのか不明な暗い闇の中で、そんなことを考えてると不意に後ろから声と言うか意思が飛んできた感覚に振り返る。
(アホなことを叫ぶなよ!それと、お婆ちゃんは、死んだぞ。)
(っお!!!リック君ではないか!え・・・死んだのか・・・情報が欲しいのになんてことだ・・・)
(まるで鏡だな、自分から自分に声をかけるとは思ってもいなかった。)
(つまり、今は俺もリックなのか・・・)
(間違いなく俺だよ。そのネイラだけど、行くへが不明だった。けど見つけた!近くにいた、子がそうだ。)
(あの、盗賊魔のなかに!?)
(んな、ことあるか!!!牢の中にいた子がそうだ。起きたら、近くにいるけど今の俺じゃ、どんな顔をして会えばいいかわからないんだ・・・)
(ふむ?結構な時間を浪費し、見つけるのに苦労して、無事に見つかった・・・けど、合わせる顔が無いと・・・)
(わりぃーかよ!存在が違うから、わからないかもしれないけど今は俺だろ?)
(俺でも、どんな顔をすればいいかはわからないが・・・まぁ~何とかしてみせるよ。解決策は知ってるつもりだから・・・なんとかなるって。)
(そ、そうか?なら、任せるしかなさそうだ・・・後、時間が残ってないから言うが、今後は任せた)
その言葉を最後に、リック本物は闇に消えるように消えていく。そして、ふわっとする感覚に意識が浮上し現実に戻る。その感覚に、焦りと今後の不安にその他もろもろが襲い掛かってくる。
(えっ!?リック本物まで、消えるのかよ!!!聞きたいことがたくさんあるんだよーーーーーー!)
記憶と意識の中での出来事ですが、説明書きはせずに会話が多くなってしまった。




