10話
戦闘の跡が残る広い場所で、足を止め会議を開く。
「ここでの戦闘だ。考えてまず魔物は、ゴブリンだと思う。」
「大物ではなかったようですね。」
「油断はするな!昨日はあの数で済んでいたがここで足止めをしてたものがいなかったらもっと激しくなってたかもしれないだろう。」
「す、っすみません!」
ゴブリンの大多数を相手にしても大丈夫な集団がいた事。そして、その脅威は更に森の奥にある。
こちらに、向かう足跡のその向こうへと視線を移しマレフ団長は言う。
「昨日の脅威は、この足跡の向こうにいると仮定した場合。ここで戦闘をした者達と協力ないし共闘を検討する価値があると思うが。皆は、どう思う?」
「村に向かい、話をしに向かいまうのがいいと思います。」
「サーペントリドル等の脅威がこちらに来る可能性もあるので。話をする者、ここで待機する者を作るというのはどうですか?」
色々と話する事。今の状況を深く、より鮮明に理解する。そして、対策を練ることに意味があり。のちに難に出会ったとしてもやっていけるだろうとマレフ団長は感じていた。
判ったことは、ネレウス村方面から微かに人の足跡が残っていた事。そして、同じくらいの力がある可能性がある事がわかる。マレフ団長は、言葉にした。
「メーラー副団長と2名は、ネレウス村へ行き。その者たちを探しだし、連れてきてくれ。もし、いない場合はどこへ向かったか、わかり次第こちらに合流してくれ。」
「「「了解」」」
地図を開き、メーラー副団長を先頭にしこの場所から近くにあるネレウス村へと歩を進めた。
「メーラー副団長、時間も結構使ってます。急ぎますか?」
「こちらの方へと脅威は、来ていない。そのことからいまだ、猶予はある焦らず行こう。」
「「はい!」」
日は真上に来ていることから話し合いに熱が出てしまった。悪い事とは思わず、成長の糧になっているそう信じ団員の顔をそれぞれ見渡す。冒険者にはならず、騎士団に入った村の少年たち。そのまま冒険者になって街から出ていく者も少なからずいた。そんなことを考えてるうちに村の入り口まで来ることができた。
「私は、村長のもとへいきます。村での聞き込みをあなたたちにお願いします。」
「「了解」」
結果は、冒険者パーティーはいなかった。しかし、予想外な事はあった。
その冒険者達は、ネレウス村での評判は良くなく考えることが増えた。前回の調査では、普通位だったのがこうも様変わりをしていた事が不思議でしかなかった。メーラー副団長は、全員を集め団長のもとへ戻ることにした。
「マレフ団長!戻りました。冒険者たちは街にはいなかったのですが・・・前回の調査の時に聞いた話と異なり、村の者達からの評判が悪いものでした。」
その報告を、聞き終え。マレフ団長は、驚くがしばし考える。
その冒険者達が良い存在ではない、商人と繋がりがある可能性・・・そして重たく見えるその口が開いた。
「皆、聞いてくれ。今回、その冒険者と遭遇した場合だが泳がす。理由は、我々が追う奴隷販売をしてる商人への繋がりを考えたからである。残念ながら、協力と見せかけ後ろから攻撃でもされたら対処できない。良くない奴等だと、そういう行為を平気でする。最悪、命を落としかねない・・・」
「マレフ団長が、そういうならば仕方ないですね。今回の出来事で、信用できる者かどうかの基準にしましょう。」
「メーラー副団長、ありがとう。」
「騎士団に入って、良かったことの方が多いくらいです!僕たちも、感謝してます。」
「皆・・・成長を期待する。では、我々は足跡の向こうに向かいくまなく痕跡を探し、そこで1日過ごすことになるだろう。到着後、すぐに荷をほどき準備をするように。」
「「「了解」」」
そして日は沈み、くまなく痕跡を探すが見つからず。川の先に、焚火の跡を見つけ周囲には見張っていた者達がいた事が分かり、騎士団一行は予想外なことが起きていることに気づくのであった。
騎士団編終わり
途中ですがここでいったん騎士団の方の話終わります。




