1話
(空に色がある・・夢の中なのにリアルに見えるな~)
「冷たい上に、背中が痛い何故だろう?・・・さっむ!あれ・・・声が出てる?
これ、あれ?夢じゃ…ない・・・・・おーーーーうおぉぉぉぉーーーー!!!」
彼は、川から上がり自分の手で体や足を触ったり、体を動かし、今見えてる景色を見て喜んだ
両サイドには森が、遠くを見れば山が見えた。それに透き通る川の水、水面が揺れて顔はよく見えなかったが今の自分は間違いなく異世界にいることを認識できた。
「ついについに!ここが!リアルに!感動で、痛みや寒さが・・・150年生きてようやく・・・
う~~~ん?あれ!?てことは、あの世界の自分は死んだ?だから、ここにいる????」
(転移系でもない、転生でもなくはない?この体に入り込んだから・・・なんでもいいか!)
「それにしても何も持っていないじゃん・・・・それに、ここどこだよ・・・」
今あるのは、水浸しになってた下着、ズボンそれにシャツとベルトに靴・・・何かを付けていただろうチェーンしかなかった。救いなのは、生活で役に立ちそうな魔法を使えた事だけがましに思える感じだった。木を集め焚火を起こし、濡れた服を乾かしていた。
「んーステータス確認もできない・・・アイテムボックスみたいなのもない・・・終わった・・・ それにしても、マッチくらいの大きさの火に、シャツやズボンの皺が消えるって・・・
魔法としては、役に立つんだけど魔法適正が無いと言われてるようで哀しい・・・
そうなると、錬金術や呪術系なんてもってのほかだよな・・・」
自分に魔法適正も無い上、チートな戦闘技術に能力がないことに気を落とすしかなかったが最後にやってないことを思い出しそして行動にでた。
「鑑定!!!うん? スマ? ホ・・・・??? 意識・・まry・・・」
そこで彼が見たのは、スマートフォンの大きさの黒い板、それを出すのに魔力を使い切り意識が無くなるのであった。
日が沈みかけ空がオレンジ色に染まる頃ようやく沈んだ意識が浮上して覚束ない状態で覚醒した
「うぅっ~気分が・・・頭も少し痛い・・・恐ろしき・・・魔力枯渇・・・
命に係わるってマジ・・・だったか・・・」
川の水を手ですくい口の中を濯ぎ、少しずつ喉を鳴らしながら飲んで今の自分の状態を見ながらさっきの事を思い出す。
(さっきのあれがスマホだとして、あれが俺の能力と考えられるけど・・・今は、無理だな・・・
また、意識なくしここで野ざらし・・・襲ってくれってそういう風に見える。そう思うから無しだな。それに明日には、魔力も戻ってるだろうし自分の魔力のなさにビックリだよ・・・今は、水以外でお腹を満たせるものを探さないと・・・あまり動きたくない・・・そうと言ってはられないか・・・浅いところで手に入ればいいな・・・)
考えをまとめ、重たい体を揺らしながら森に向けて歩みだす、食材になるものを探すことにした。
川に向かい大きい石を投げ込み魚の確保を試みたけど2匹しか取れなかった。
それも、お昼に食べきっている。悲しいことに、素手じゃ無理だった。
地面の方に目を凝らしてキノコ類(朝食用)を、上を見て川へ戻りつつ果実が数個身を付けていたのでそれを手に入れて焚火の後のある場所へ戻ってきて新しく拾った木をくべて火をつけ水を飲みつつ朝になるのを考えながら待っことにした。
「それにしても、今日半日での出来事か~気絶が体感6時間としてそこから2時間そこいらで異世界であることを認識したけど森でキャンプって感じじゃないよ、遠くからやばそうな声が響いてるし、安全が保障されてないし・・・」
彼は異世界の森と言えばを考えてしまった為に睡眠がとれない事を理解し徹夜を意識してしまった。
やり
「森ってやっぱゴブ系やラビット系、イノシシ系、その他エトセトラだ・・・素手で殺し合える気がしないよ・・・楽しいキャンプって安全があって初めてできる事って思い知ったよ早く明日に・・・」
果実を頬張りながら、今日1日が無事に過ごせるよう祈るだけしか出来なかった。
気分屋ですみませんがーHP次第です!
1話とりあえずタイトル略 鑑定命 サブタイは変えるかもです。
ギャグものにしようか流れ次第でしょうか・・・戦闘員・・・この・・・っは!
面白いと思えるように考えていきます。