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0、始まり


「嵐っ!!」


ドンッと背中を押されて、階段から落ちていく。

隣にいた筈の幼馴染みの声が何処か遠くに、浮遊感を感じながら意識まで遠退いた。


中学に上がって二年目。

試験最終日の放課後にやっと解放されたという喜びから帰り道、家の近くに新しく出来たお店でケーキを買って帰ろうと話していた時だった。

改札を出て、階段を降りている時でもあった。

階段の上のところで大学生らしい男女が揉めていて、私達はその横を通り階段を降り始めて間も無く、背中が押された。ううん、押されたんじゃない。上で揉めていた女の人の方が落ちてきて、私の背中とぶつかったのだ。

階段を降りている最中で手摺からも遠くて、踏み締めることも出来なかった。

掴まる場所……モノはあったけど、そんなことしたら巻き込んで一緒に落ちることになるから掴まれなかった。


あんたは、ちゃんと無事だったよね……。









【嵐が何処で吹き荒れ様と太陽はそこに在る】






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