表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/22

第十七話「スライム。」

「また、振り出しか……。でも、進展はあったな。」

「そうだね。一週目とは違った終わり方だったし。

スライムを仲間にするところまでは合ってると思うよ。」


ふと、魔王の言葉を振り返る。

「”まだ足りない”ってなんだろうね?」

「仲間を作るだけではダメということか……?」


和馬は静かに天井を見上げた。

(仲間か……)

「そういえば、一つ気になったんだけど……

なんでスライムしか仲間にできないんだろうね?」

「言われてみればそうだな。村長は、”仲間を作れ”と言っていたが

最初に倒したスライムしか仲間にならなかったな。」


「……ん?」「……あっ!」

声が重なり、互いの顔を見る。


「村長が何か知ってるのかも?」

「俺も丁度同じことを思った!」

「”仲間を作れ”って、言ってた割にスライムしか仲間にできないってことは……」

「”スライムを仲間にしろ”ってことだよな!」

「うん!だから、スライムを仲間にした状態で、

村長に話しかけたら何か分かるんじゃないかな?」

攻略のヒントが見えてきたからか、共に早口になる。


「ゲームって案外楽しいもんだな!」

「でしょ?特にRPGは、こうやってヒント集めて進めてくのも醍醐味かな!

……って、元の世界に戻る方法を探すためにやってるんだけどね……。」

「そ、そうだったな……。」

互いに顔を見合わせて、同時に苦笑いを浮かべた。


「じゃあ早速、スライム仲間にして村長の所に行ってみようか。」

「そうだな!」

コントローラーを手に取り、慣れた手付きで操作する。


……


…………


ーー仲間にしますか?


ーーはい。


リルドは、仲間にしたスライムを連れて村長の元へ向かった。

大分短くなってしまいましたが、キリが良かったので第十七話はここまでにしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ