♥ 大宇宙 3 / 食堂車 2
セロフィート
「 そんなに拡大してません 」
マオ
「 本当かよ…… 」
セロフィート
「 元手は0です。
損はしません 」
マオ
「 そだったな…。
魔法陣さえあれば、どうにでもなるんだったな… 」
セロフィート
「 そうでした。
《 セロッタ商会 》主催で、期間限定の銀河駅とのコラボレーション企画を実施中です 」
マオ
「 主催してんのかよ…。
──で、どんな企画なんだ? 」
セロフィート
「 10箇所の銀河駅を巡り、スタンプを10個集めて、豪華商品をゲットする企画です 」
マオ
「 豪華商品??
どんなの? 」
セロフィート
「 光の加減で虹色に輝く銀水晶の非売品です 」
マオ
「 銀水晶って銀色の水晶だよな?
本物なのか? 」
セロフィート
「 唯の記念品です。
本物な訳がないでしょう。
部屋のインテリアにすれば映える程度です 」
マオ
「 豪華商品なんじゃないのかよ… 」
セロフィート
「 光の加減で虹色に輝く水晶は豪華でしょう?
物は考えようです 」
マオ
「 …………そですか… 」
セロフィート
「 各銀河駅に到着する前に車内でクエスト用紙を1家族1枚貰えます。
クエスト用紙に書かれている10個のクエストをクリアすると、小さなスタンプを押して貰えます。
小さなスタンプを10個集めると、大きなスタンプを1つ押して貰えます。
1枚のスタンプ用紙に小さなスタンプ10個と大きなスタンプが1つ押されたスタンプ用紙を10枚、銀河駅のSCへ持って行けば豪華商品と交換出来ます 」
マオ
「 …………クエストって何だよ。
銀河駅でクエストするなんて、まるで冒険者みたいじゃないか 」
セロフィート
「 銀河駅へ着いたら、ホームの行き来だけで終わるのは勿体無いです。
銀河駅には色々なテナント店が入ってます。
どうせなら店舗を見て回り、少しでもセロカへ現金チャージさせる為にクエスト形式にしました。
クエスト用紙の裏には、銀河駅の地図が描かれてます。
クエストのある場所には印が付いてます 」
マオ
「 ………………クエストに参加してるお客に何でもいいから商品を買わせる訳だな? 」
セロフィート
「 良く分かりましたね 」
マオ
「 悪どい… 」
セロフィート
「 何を言います。
商売とは悪どくいものです 」
マオ
「 違うと思う… 」
セロフィート
「 利益を出す為に儲けるのが商売です 」
マオ
「 セロは “ ガッポリ ” するのが目的で商売に手を出してるんだもんな〜〜 」
セロフィート
「 ふふふ♪ 」
マオ
「 ──セロの食べてる料理って美味いのか? 」
セロフィート
「 マオも食べます? 」
マオ
「 要らないよ!
如何にも辛そうじゃないか! 」
セロフィート
「 マオは辛いの食べれませんでした? 」
マオ
「 食べれるけど……、其の如何にもゲロヤバ級の料理を食べれる程、オレの舌は鍛えられてないよ 」
セロフィート
「 そうです?
スープを味見してみます? 」
マオ
「 しないってば!
オレは辛くない料理を食べるの! 」
セロフィート
「 激辛スープの味に悶絶するマオを見たいです。
マオ、『 あ〜ん 』してください♪ 」
マオ
「 するかよっ!!
そんな事言われて『 あ〜ん 』なんてするかっ!! 」
セロフィート
「 え〜〜〜…… 」
マオ
「 如何にも残念そうな顔すんな!!
嘘っぽいんだからな! 」
セロフィート
「 ワタシをデザートにして良いです。
朝迄マオだけのまな板の鯉になりましょう 」
マオ
「 えっ……其って…(////)」
セロフィート
「 マオ、『 あ〜ん 』してください♪ 」
マオ
「 ……………………い…嫌だ……。
すっごく魅力的で嬉しいお誘いだけど……其のゴポゴポしてる危険度MAX超えのスープを口に入れるのは……嫌だ……。
オレは未だ──、死にたくない!! 」
セロフィート
「 マオは不老不死です。
悶絶した後、数分気絶するだけで死にはしません 」




