♥ ベルデーク宇宙駅 3 / VIP車両 1
──*──*──*── 1号車
マオ
「 此処が1号車なんだ。
外観と違って中はゴージャスな感じするよな 」
セロフィート
「 VIP専用車両ですし。
マオ、寝室へ入ります?
ベッドに寝ながら景色を見れます 」
マオ
「 えっ?
ベッドが付いてるのか? 」
セロフィート
「 他にも洗面室,入浴室,化粧室,食事室…等が備わってます 」
マオ
「 化粧室??
オレ、化粧なんてしないけど? 」
セロフィート
「 化粧室は便所の事です。
VIP専用車両は女性客も利用しますからね。
【 女性客に配慮した作りにしている 】とパンフレットに書いてあります 」
マオ
「 持ってないじゃんか。
パンフレットは何処にあるんだよ? 」
セロフィート
「 ポーチの中に入れてます 」
マオ
「 出してろよぉっ!!
本当に書かれてるかチェックするから後で見せろよ! 」
セロフィート
「 はいはい 」
マオ
「 へぇ〜〜。
ドアは何れもスライド式になってるんだな 」
セロフィート
「 右利き,左利きに配慮して、左右にスライド出来る仕様となってます」
マオ
「 へぇ〜〜、そうなんだ。
ドアにはプレートが付いてるな。
此のVIP専用車両をセロとオレで利用するんだよな?
最高だな! 」
セロフィート
「 VIP専用車両は何の部屋も防音です。
乗客のプライベートが確り守られてます。
寝室で『 いいこと 』出来ます♪ 」
マオ
「 馬鹿っ!!(////)
誰かに聞かれたら、どうするんだよ!
誤解されたら恥ずかしいだろっ!! 」
セロフィート
「 隠す必要あります? 」
マオ
「 何でも彼んでもカミングアウトすれば良いってもんでもないだろ。
目立ちたがりかよ… 」
セロフィート
「 ふふふ。
マオとワタシは『 いけない関係 』ですからね♪ 」
マオ
「 ──セロっ!!
誤解される言い方すんなってば!(////)」
セロフィート
「 はいはい。
マオ、向い合わせの座席が左右にあります。
一般車両へ行かなくても良いですよ 」
マオ
「 本当だ!
上にはちゃんと荷物棚も付いてる!
荷物が無いから使わないけどな… 」
セロフィート
「 コート,ポーチバッグ,武器…等を置いてはどうです?
寝室にも置けますけど、一々ドアを開けて寝室へ入る手間が掛かります 」
マオ
「 そうだな。
セロも杖とポーチを置くだろ? 」
セロフィート
「 そうですね。
念の為に盗難防止,窃盗防止の防犯魔法を掛けましょう。
泥棒は人形へ変えてしましましょうか? 」
マオ
「 着せ替えでもして遊ぶつもりかよ… 」
セロフィート
「 暇潰しに人形で遊ぶのも偶には良いでしょう? 」
マオ
「 ………………そだな…。
じゃあ、オレは脱いだコートと外したポーチバッグと武器を渡すから、荷物棚の上に置いてくれな 」
セロフィート
「 はいはい 」