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♥ 大宇宙 16 / VIP車両 1 / 寝室 1


──*──*──*── 1号車


──*──*──*── 寝室


セロフィート

「 ──マオ、来(き)てください 」


 オレより先(さき)にベッドへ腰(こし)を下(お)ろして座(すわ)っているセロが、膝(ひざ)の上(うえ)をポンポンと軽(かる)く叩(たた)いている。


 毎(まい)度(ど)お馴(な)染(じ)みの「 ワタシの膝(ひざ)の上(うえ)にお座(すわ)りなさい 」の合(あい)図(ず)だ。


 セロはオレを膝(ひざ)の上(うえ)に座(すわ)らせるのが好(す)きなんだよな。


 童(どう)顔(がん)で背(せ)が低(ひ)くてもオレは歴(れっき)とした大人(おとな)だぞ!


マオ

「 セロ…(////)」


 ………………とか心(こころ)の中(なか)で細(ささ)やかに毒(どく)付(づ)くけども、オレはちゃっかりセロの膝(ひざ)の上(うえ)に座(すわ)る訳(わけ)で…(////)


 だって、セロの膝(ひざ)はオレの物(もの)だから!


 誰(だれ)にも座(すわ)らせたりしないんだ!!


 オレだけの特(とく)等(とう)席(せき)!


セロフィート

「 スッキリしましたね 」


 セロは大人(おとな)の女(じょ)性(せい)の様(よう)な美(うつく)しい指(ゆび)で濡(ぬ)れているオレの髪(かみ)を触(さわ)る。


 セロに触(さわ)られると濡(ぬ)れている髪(かみ)が不(ふ)思(し)議(ぎ)と乾(かわ)いていく。


 きっと魔(ま)法(ほう)(マジック)を使(つか)ってくれてるんだな?


 ちゃんとセロに確(かく)認(にん)した訳(わけ)じゃないから、オレが勝(かっ)手(て)て思(おも)ってるだけだけど…。


マオ

「 う、うん…。

  セロもな(////)」


 風(ふ)呂(ろ)上(あ)がりのセロからは何(い)時(つ)も好(い)い香(かお)りがするんだよな(////)


 今(こん)夜(や)は『 いいこと 』してくれるかな?


 一(いっ)緒(しょ)に風(ふ)呂(ろ)へ入(はい)ってくれたし、髪(かみ)も身(しん)体(たい)(からだ)も隅(すみ)々(ずみ)迄(まで)洗(あら)いっこしたし──、期(き)待(たい)していいのかな…(////)


セロフィート

「 マオ、どうしました? 」


マオ

「 えっ??

  別(べつ)に(////)」


 バスローブ姿(すがた)のセロって…セクシィって言(い)うか、色(いろ)っぽいって言(い)うか…(////)


 彼(あ)のじぃさんが目(め)をギラギラさせて、オレのセロを誘(さそ)おうとする気(き)持(も)ちも分(わ)からなくない。


 セロは理(り)性(せい)なんて蹴(け)り飛(と)ばしてしまいそうな程(ほど)に魅(み)力(りょく)的(てき)で…押(お)し倒(たお)したくなるぐらいに性(せい)別(べつ)関(かん)係(けい)無(な)く性(せい)欲(よく)をそそって来(く)る。


 歳(とし)を取(と)ってヨボヨボになった男(おとこ)だって、セロを前(まえ)にしたら…きっと下(か)半(はん)身(しん)だけは、ギンギンのビンビンになるんだろうな。


 オレがセロを守(まも)らないと!!


 其(それ)にしたって、セロはバスローブを着(き)ると何(い)時(つ)もはだけそうなんだよな。


 オレの場(ば)合(あい)はサイズがデカいからダブダブなだけだけど、セロのバスローブはサイズがピッタリの筈(はず)だ。


 はだけそうなのは明(あき)らかにおかしい!


 けしからん!!(////)


マオ

「 ──セロはさ、何(なん)で彼(あ)のじぃさんと一(いっ)緒(しょ)に居(い)たんだ? 」


 セロの胸(むな)板(いた)辺(あた)りに右(みぎ)側(がわ)の頭(あたま)を埋(うず)めて聞(き)いてみる。


 両(りょう)脚(あし)をバタ足(あし)するみたに動(うご)かしながらだ。


セロフィート

「 知(し)り合(あ)いなので、助(たす)けただけです 」


マオ

「 知(し)り合(あ)いって… 」


セロフィート

「 銀(ぎん)河(が)(ギャラクシィ)駅(えき)(ステーション)の開(かい)発(はつ)に携(たずさ)わる重(じゅう)要(よう)人(じん)物(ぶつ)です。

  知(し)らん顔(かお)は出(で)来(き)ません 」


マオ

「 随(ずい)分(ぶん)とセロに入(い)れ込(こ)んでたみたいだった様(よう)に見(み)えたけど! 」


セロフィート

「 マオ…。

  妬(や)いてくれてます? 」


マオ

「 当(あ)たり前(まえ)だろ!

  だって、セロはオレのだぞ!

  セロがジジィに厭(いや)らしい目(め)で舐(な)め回(まわ)されてるのを見(み)るのは気(き)分(ぶん)が悪(わる)いよ! 」


 夜(よる)の酒(さけ)にセロを誘(さそ)ってどうするつもりだったんだか。


 不(ふ)埒(らち)な色(いろ)惚(ぼ)けジジィめっ!


セロフィート

「 マオとワタシは、おあいこですね 」


マオ

「 おあいこ?? 」


セロフィート

「 仲(なか)直(なお)りしましょう 」


マオ

「 仲(なか)直(なお)りって…(////)」


セロフィート

「 マオはワタシとどんな仲(なか)直(なお)りがしたいです? 」


 セロがオレと仲(なか)直(なお)りしたがってる!?


 セロは怒(おこ)ってないんだ!!


マオ

「 ──夫(ふう)婦(ふ)の仲(なか)直(なお)りする方(ほう)法(ほう)って言(い)ったら、1つしかないと思(おも)うけどな!」


セロフィート

「 はて?

  夫(ふう)婦(ふ)の仲(なか)直(なお)り方(ほう)法(ほう)…です? 」


 首(くび)を傾(かし)げて不(ふ)思(し)議(ぎ)そうな顔(かお)をするセロは可(か)愛(わい)い(////)


 色(いろ)んな本(ほん)を読(よ)んでるんだから知(し)ってるんじゃないのかよ…。


 もうっ、何(なん)で知(し)らないんだよぉ!!(////)


マオ

「 そんなの──、オレに言(い)わせるなよ(////)」


セロフィート

「 はい?

  知(し)らないのに言(い)いました? 」


マオ

「 〜〜〜〜〜っ(////)

  ベッドの中(なか)で朝(あさ)迄(まで)イチャイチャするんだよ!!

  ──馬(ば)鹿(か)っ!(////)」


セロフィート

「 ははぁ…。

  そんな事(こと)ですか。

  ふふふ。

  マオのおませさん♪ 」


マオ

「 『 おませさん♪ 』じゃ、ないわっ!! 」


 オレの反(はん)応(のう)を見(み)て、セロは明(あき)らかに面(おも)白(しろ)がってる。


 腰(こし)を浮(う)かせてセロの膝(ひざ)から立(た)ったオレは、セロの正(しょう)面(めん)に立(た)った。


 セロからすればオレの力(ちから)なんて空(くう)気(き)みたいもんだ。


 だけど、オレは両(りょう)腕(うで)を伸(の)ばして、力(ちから)一(いっ)杯(ぱい)にセロをベッドの上(うえ)に押(お)し倒(たお)した。


 セロは虚(きょ)屯(とん)とした表(ひょう)情(じょう)でオレを見(み)詰(つ)めている。


 オレよりも大(おお)きなセロの両(りょう)手(て)に、小(ちい)さなオレの掌(てのひら)を重(かさ)ねてから、指(ゆび)を絡(から)めた。

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