──*──*──*── 99番ホーム
マオ
「 うわぁ……。
此処も人が多いなぁ〜〜。
此だけの人が超特急( ピー )に乗るのか? 」
セロフィート
「 まさか。
殆どが見送りに来ている人です。
超特急( ピー )のパスは、銀河超特急の期間限定パスより高額です。
並みの大富豪でも手が出ません 」
マオ
「 え゛っ…そうなのか?? 」
セロフィート
「 無期限パスを現金で2枚も買ったワタシはVIP待遇されます 」
マオ
「 マジかよ?!
流石、オレだけのセロだよ!! 」
セロフィート
「 マオの為に頑張りました 」
マオ
「 セぇロぉ〜〜〜(////)
{ 〈 テフの源みなもと 〉で構こう成せいした金かねを使つかったんだろ!
十じゅう分ぶん過すぎる犯はん罪ざいじゃないかよ!! }」
セロフィート
「{ 硬こう貨かも紙し幣へいも本ほん物ものです。
マオもワタシも捕つかまりません。
安あん心しんしてください♪ }」
マオ
「 そういう問もん題だいじゃないだろ…。
セロとオレが乗のる銀ぎん河がギャラクシィ鉄てつ道どうプルマンは…………此こっ方ちの近きん未み来らい的てきなデザインのカッコイイ方ほうかな? 」
セロフィート
「 そっちは98番ばんホームです。
ちゃんと見みてください 」
マオ
「 え゛っ……じゃあ…此こっ方ちなのか??
……此この……古ふるぼけて時じ代だい遅おくれ感かんが半はん端ぱなく駄だ々だ漏もれてる電でん車しゃに乗のるのか??
…………途と中ちゅうで故こ障しょうしたりしないよなぁ? 」
セロフィート
「 随ずい分ぶんな事ことを言いいますね。
電でん車しゃではなくて列れっ車しゃです。
時じ代だい遅おくれで原げん始し的てきな古ふるぼけた蒸じょう気き機き関かん車しゃの外がい観かんをしてますけど、中なか身みは最さい新しんの超ちょう近きん代だい化か宇う宙ちゅうスペース列れっ車しゃトレインです 」
マオ
「 セロも相そう当とうな辛から口くちだからな? 」
セロフィート
「 ワタシは無む期き限げんパスを買かった時ときに貰もらったパンフレットの紹しょう介かい欄らんに書かかれている文ぶん章しょうを読よんだだけです 」
マオ
「 パンフレットぉ??
最さい新しん式しきの宇う宙ちゅうスペース列れっ車しゃトレインなんだろ?
紹しょう介かい欄らんでディスてんのかよ… 」
セロフィート
「 発はっ車しゃ時じ間かんが迫せまってます。
乗のりましょう 」
マオ
「 そうだな。
蒸じょう気き機き関かん車しゃってさ、何なにを燃ねん料りょうにして動うごくんだ? 」
セロフィート
「 パンフレットには【 石せき炭たんを燃ねん料りょうにして走はしる 】と書かかれてます 」
マオ
「 石せき炭たん??
最さい新しん式しきなのに石せき炭たんで走はしるのか? 」
セロフィート
「 唯ただの石せき炭たんではなく、宇う宙ちゅう石せき炭たんと呼よばれる鉱こう物ぶつです 」
マオ
「 宇う宙ちゅう石せき炭たん?? 」
セロフィート
「 BビィBビィ弾だんの玉たま程ほどの粒つぶ──、宇う宙ちゅう石せき炭たんで1ヵ月げつ分ぶんのエネルギーを賄まかなえる優すぐれた石せき炭たんです 」
マオ
「 へぇ…。
そんなに凄すごい石せき炭たんがあるんだな 」
セロフィート
「 ふふふ♪
ワタシが提てい供きょうしました。
ワタシは銀ぎん河がギャラクシィ鉄てつ道どうプルマンの運うん営えいに多た大だいな貢こう献けんをしている大おお株かぶ主ぬしです 」
マオ
「 マジかよ… 」
セロフィート
「 どうせなら快かい適てきな銀ぎん河がギャラクシィ鉄てつ道どうプルマンの旅たびをしたいでしょう?
マオの為ために頑がん張ばりました 」
マオ
「 オレの為ために……(////)
{ ──ただ単たんに “ ガッポリ ” したかっただけだろが! }」
セロフィート
「 分わかりました? 」
マオ
「 当あたり前まえだのクラッカーだよ!!
十じゅう分ぶん過すぎる程ほどの財ざい力りょくを持もってるんだから、 態わざ々わざ “ ガッポリ ” する必ひつ要ようないだろ… 」
セロフィート
「 面おも白しろいと思おもって♪ 」
マオ
「 …………そですか… 」
セロフィート
「 マオ、此この車しゃ両りょうから乗のりましょう 」
マオ
「 随ずい分ぶんと前まえの車しゃ両りょうに乗のるんだな 」
セロフィート
「 食しょく堂どう車しゃの前まえがVIPビップ専せん用よう車しゃ両りょうになります。
食しょく堂どう車しゃの後うしろの車しゃ両りょうは一いっ般ぱんの車しゃ両りょうです 」
マオ
「 セロとオレは食しょく堂どう車しゃの前まえにある車しゃ両りょうに乗のる事ことになるのか… 」
セロフィート
「 嬉うれしいです? 」
マオ
「 うん、最さい高こうだよ!! 」