セロフィート
「 Pは全て《 セロッタ商会 》で現金と交換します 」
マオ
「 えっ……でもさ、《 セロッタ商会 》が現金に交換すると、銀河鉄道は現金が手に入ってウハウハで嬉しいだろうけどさ、《 セロッタ商会 》は現金を出して損してないか? 」
セロフィート
「 おや、マオはそう思います? 」
マオ
「 違うのか? 」
セロフィート
「 硬貨も紙幣も〈 テフの源みなもと 〉で構こう成せい出で来きます。
《 セロッタ商しょう会かい 》は損そんしません 」
マオ
「 そだったな…。
本ほん物ものを幾いくらでも作つくれるんだもんな… 」
セロフィート
「 《 セロッタ商しょう会かい 》の名な前まえが広ひろまれば、他ほかの企き業ぎょうからコラボレーション企き画かくの依い頼らいが殺さっ到とうします。
そうなれば “ ガッポリ ” 出で来きます 」
マオ
「 なぁ、 “ ガッポリ ” するの止やめないか? 」
セロフィート
「 何な故ぜです?
起き業ぎょうするには何なにかと出しゅっ費ぴが嵩かさみます。
“ ガッポリ ” は続つづけます 」
マオ
「 …………矛む盾じゅんしてるぅ… 」
セロフィート
「 人じん生せいは常つねに矛む盾じゅんしているものです 」
マオ
「 嘘うそ吐つけ!
──其それにしても注ちゅう文もんした料りょう理りが1品ぴんも運はこばれて来こないのは何なんでだ?? 」
セロフィート
「 気きになります? 」
マオ
「 まぁな……。
頼たのみ過すぎちゃったかな? 」
セロフィート
「 ボタンを押おしてスタッフさんを呼よんではどうです 」
マオ
「 ん〜〜〜……。
いいや、別べつに。
セロと星ほしの海うみを見みながら気き長ながに待まってるよ。
食しょく堂どう車しゃは年ねん中じゅう無む休きゅうでフル回かい転てんしてるんだろ? 」
セロフィート
「 マオがそうしたいなら良よいです 」
マオ
「 うん。
──宇う宙ちゅうコズモは何ど処こ迄までも続つづいてるけどさ、果はてってあるのかな? 」
セロフィート
「 マオとワタシが居いる此この宇う宙ちゅうコズモは、宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの中なかに存そん在ざいしてます。
宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの外そとには出でられませんから、果はてはあります 」
マオ
「 其その……宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの手て前まえ迄までは行いけるのか? 」
セロフィート
「 転てん移い魔ま法ほうを使つかえば行いけます 」
マオ
「 行いけちゃうのかよ… 」
セロフィート
「 宇う宙ちゅうコズモにも〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉は遊ゆう在ざいしてますし、古こ代だいエンシェント魔ま法ほうマジックは使つかえます。
宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃを目めの前まえで見みたいです? 」
マオ
「 ………………止やめとく… 」
セロフィート
「 そうです?
見みたくなったら教おしえてください。
何い時つでも連つれて行いきます 」
マオ
「 うん……。
なぁ、セロ……宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの外そとにはさ、何なにがあるんだ?
やっぱり宇う宙ちゅうコズモが広ひろがってるのかな? 」
セロフィート
「 宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの外そとには別べつの宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃが幾いくつもあります。
超ちょう宇う宙ちゅうの中なかに数すう万まん個こはあります 」
マオ
「 はぁ?
数すう万まん個こも宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃってあるのかよ?? 」
セロフィート
「 1つの宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの中なかに〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉が居おられます。
数すう万まん個こもある宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃが他ほかの宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃとぶつからない様ように〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉のお力ちからエネルギーが能はたらいておられます。
数すう万まん個この宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃが存そん在ざいしている超ちょう宇う宙ちゅうにも〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉が居おられます 」
マオ
「 ………………じゃあ、〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉って実じつは沢たく山さん居いるって事ことなのか?? 」
セロフィート
「 いいえ。
〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉は唯ゆい一いつ無む二にの存そん在ざいです。
各それ々ぞれの宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃを運うん行こうしておられる〈 久く遠おん実じつ成じょう 〉は方ほう便べん身しんです 」
マオ
「 ………………そうなんだ…。
やっぱりスケールがデカい話はなしだよな… 」
セロフィート
「 宇う宙ちゅうコズモですし。
宇う宙ちゅう背はい景けい放ほう射しゃの内ない部ぶには、超ちょう銀ぎん河が団だんが幾いくつも存そん在ざいしてます。
其それ等らの超ちょう銀ぎん河が団だんも更さらに大おおきな超ちょう銀ぎん河が団だんに属ぞくしてます。
銀ぎん河がギャラクシィ鉄てつ道どうプルマンが走はしっている航こう路ろは広ひろい様ように見みえて、とても狭せまいです 」