だから何なんだっけ?伸びしろ?
「で……結局、マイナス面って何であるんだろうか」
もう帰り道で疲れているから頭が少ししか回っていないが。
『元々、マイナスという表現から正しくないのではないか?』
「どゆこと?』
『マイナス面がなぜあるか?
いくつかの理由よ。
マイナス面=辛い事=努力とか悩み=成長につながる話。(考える。鍛える)
プラスを知るためにマイナスを知っているだけ
あれ?マイナス知れば自分のマイナス部分を顧みて、治すことすら出来るのでは?
知らなければやらかすこともあるだろう。
でも、知っていれば改善が出来る、踏みとどまる事も出来るはずなんだよなぁ。
例え、知らなくたって、経験すればわかること。
その辛さの経験の後、解放されたらどうなる?
反動としてプラスが大きくなるのではないだろうか。
辛さの逆は幸せなんだから。
マイナスを持つことはリスク管理の一つでもありそう。
確認作業。
元々、マイナスは人の所為や、人に向けるものではなく、自分が幸せになるための過程や戒めに過ぎないのではないか。
と考えてみた。』
「え?そんな喋り方だったっけ?ってかお前の独壇場じゃん!」
『ただのお前の本心だから、やりたい放題だぜ?』
「答え雑じゃない?」
『考えている内にこれどうでも良くね?って思っちゃって……』
「………………確かに」
『だから何だって話だろ?』
「まあ、マイナスすらポジティブのくくりに入るって話だよな」
『そうね。成長の過程と、物事の達成の為のきっつい努力、それがあるからこそ、成長と達成が大きく喜べるってもんだ。マイナスを知ってるからこそ、道を踏み間違えない、筈だったのにな』
「そう考えると、今のマイナスって考えはただただ言葉としてしか成り立っていなよな」
『マイナスです!終わりみたいなね?それ、駄目だ!みたいな!別に悪い事じゃないと思うんだけどな』
「マイナスをどう思うかは皆次第って事だな」
『次回はどうする?』
「そうだな。マイナス面で思い出したけど、鬱ってのはそれの最終形態みたいな感じだよね?」
『鬱ってのは病名だろ。症状に名前がないからつけられたんだ』
「それについてがおもろいかも」
『何が知りたいんだよ』
「鬱って結局どんな状態なのか、ってのと、病気扱いされてるけど、原因ってどっかにあるかなって」
『……お前が知りたいなら俺は動くからな。勝手にしろ』
「じゃあ明日……かんがえてみよ」