生きるってなんだと言う率直な疑問が浮かんだので考えてみる
これは俺の中に住む俺(神)(笑)の対話である
「生きる事が分からない」
そう俺は呟いた。
『言葉が発せる。喜べる。楽しめる。笑える。これらは体が無ければ不可能な表現だ。生きているという事に意味があるという真意は、体で、表情で、言葉で、心を表せる事にある。駅のホームで見知らぬ誰かと目が合った時、その人が険しい顔をしていれば自分はどうだ、笑っていれば……キモいかもしれんな。どんな表情であれ、意図せず影響を与えている。そう、生きているだけで、表現できるだけで影響を与える種族なのだ。まあ、現在人間はスマホや音楽でそう言った関係を遮断しているとも思うが』
と、心の中の俺が答えてくれた。
俺の中には変な奴が住んでいる。
変なのは俺なのかもしれないけれど。いつも自転車を乗って学校の登下校を行うと頭が回る。
「悲しめる、怒れる、辛くなれるとも捉えられるぞ。これも体があるから起っちゃうじゃん。ストレスもあるぞ!形容が出来てるから生きたいなんて思うのは全員じゃなくないか?」
『本当はそうだったのではないかって話だ。本質ともいう。というかこれは生きる事が何かという題であって生きたいと思うかとは別の話ではないか』
「確かに。でも確証はないよね?」
『当たり前だ。俺はお前の頭で考えているだけだ、期待するな』
「すみません。でも、だとしたらなんでマイナスな面まで形容できるんだ?」
家が近づいてきてしまった。
今日は音楽に浮気をしてしまった。一時間半あるうちの一時間に十分は聞き入っていた。
もう今はもう直ぐつくという感覚しかない!やばい、何だっけ?何考えてたんだっけ?