File62 惑星オルランゲアでの休暇⑭ ドラコニアル人の恐るべき能力とは!
別作品の方に投稿してしまうという大ポカをやらかしてしまいました( ゜д゜)
しかも通算二度目…
さらには再投稿しようとしたら障害( ゜д゜)
さらに無駄な買い物をしてしまい散財( ゜д゜)
踏んだり蹴ったりです。
通報してくださった方本当に有り難うございました!
今回で終らせるつもりだったのですが、長くなってしまったので、切りました
出ないわけにもいかず、相手の名前を確認してから電話にでる。
「もしもし…」
『ショウン!記事見たわよ!あれ!貴方の船よね!』
確認した通りにサラ姉ちゃんこと、サラフィニア・ドラッケンだった。
俺の腕輪型端末は、通話の相手の映像は出ない仕様なので、声だけが聞こえてくる。
だから向こうにも映像はない。
ちなみに、俺が船に居ない時に船の方にかけてきた場合は、自動的にこちらに転送されるようになっている。
「そうだよ…。てか、なんで俺の船だってわかったんだ?」
『食器とテーブルクロス。それと『料理の顔』ね』
「なんだよそれ?」
『何て言うか…絵のタッチを見て作者を当てる。みたいな感じ?』
以前にマヤ姉ちゃんが言っていた『顔』ってのはこれのことか!
「凄いなドラコニアル人は…」
はっきりいって、個人を特定できる情報は写ってないと思ったのだが、流石食べ物に関しては一家言あるドラコニアル人だ。
『それにしても晋蓬皇国の料理もマスターした上に、ミルトシュランテにまで載るなんて、これで名実共にトップシェフの仲間入りね!』
「いや、レストランじゃないし。星ももらってないし」
嬉しそうなサラ姉ちゃんからの攻勢をかわしていると、また着信が来た。
『ねえショウン!貴方、ミルトシュランテのコラムに載ってたでしょう!』
今度はマヤ姉ちゃんこと、マイルヤーナ・ドラッケンだ。
「なんでわかったのか聞いていい?」
『食器とテーブルクロス。それと『料理の顔』ね』
「一言一句一緒かよ…」
そして、俺の船だと特定した理由が、サラ姉ちゃんと一緒というシンクロ率の高さだ。
『それってどういう…あ、姉さん』
『マヤも見たのね』
『もちろん♪』
ちなみに、割り込んできたマヤ姉ちゃんの映像は、俺の腕輪型端末には出ていないが、姉妹2人は設置式のやつらしいので、互いの映像がでているはずだ。
そこにまた着信。
今度はティナ姉ちゃんこと、ティナロッサ・ドラッケンだ。
『おーいショウン。記事みたぞ~って、サラ姉にマヤ姉も』
それにしてもなんだって3人揃って記事のことを知っているのかが不思議だ。
なので1つ質問してみることにした。
「なあ。ひょっとして、ドラコニアル人にとって、ミルトシュランテって定期購読書なのか?」
『そうよね』
『そうね』
『そうだな』
その回答に俺は絶句した。
『お祖父様お祖母様夫婦も私たちの両親も、ホームページは1日1回はチェックしてるし、ガイドブックもしっかり購入してるわ。お祖父様も連絡したがったみたいだけど、今回は時間があった私が代表で確認に来たの』
ということは、ドラコニアル人の関係者から連絡がくる可能性があるということになる。
どうやってごまかしてやろうとか思っていると、
『ところでさあショウン。シェフの指名料とか払うからなんか作りに来てくれよ』
ティナ姉ちゃんがこんなことをいってきた。
『そうそう!写真にあったみつ豆だっけ?晋蓬皇国のデザートって、カラフルで美味しそうなのよ~』
さらにはマヤ姉ちゃんはこんなことを、
『お酒にあう肴もほしいな~♪』
そしてサラ姉ちゃんも。
俺は眉間を押さえながら、
「それは料理人として来いと?だったら絶対いかないからな?」
きっちりと釘を刺してやった。
『『『え?』』』
その俺の言葉に、3人が一斉に目を丸くしたのが、容易に想像出来た。
「俺の本業は輸送業者だ。家族同然の人達のところになら、遊びに行って、そのついでに料理でも菓子でもつくるけど、料理人として呼ぼうとしているんなら、料理人でもなんでもない俺が、銀河に名だたるドラッケン一族の屋敷になんか恐れ多くて絶対に近寄らないからな」
そしてさらにたたみかけてやると、
『それって…お菓子を作ってくれないってこと?』
『果実酒は?お酒のアテは?』
『卵焼きはどうなるんだよ!?』
3人とも、目のハイライトが消えていくようなトーンで俺に声をかけてくる。
そこに、
「だって、生まれた頃から知っていて、家族同然に可愛がってくれた貨物輸送業者じゃなく、料理人を呼ぶんだろう?だったら貨物輸送業者の俺がいく必要は、金輪際ないよな?」
『『『ごめんなさい。2度と料理人扱いしません』』』
「解ればよろしい」
まあ、本気で縁を切るつもりはないし、少し反省してくれればそれでいい。
「じゃあ今度機会があったら、晋蓬皇国の料理をつくるよ」
『『『やったー!』』』
音声だけだが、3人が万歳をしている光景がありありと目に浮かんだ。
その後は、情報を広めないようにお願いしてから、通話を切った。
「凄いねえ。ドラッケン一族と知り合いなのは知ってたけど、3人とも完璧に胃袋掴まれてるじゃん」
一連のやり取りをみていたササラは、関心と呆れの同居したような表情をしていた。
「向こうが折れてくれただけだよ…」
あの3人が本気なら、どんな手を使ってでも、俺を連れていくだろう。
そんな次の瞬間、また着信があった。
「またドラコニアル人だったりして」
「いやなフラグを立てるな」
しかし名前をみると、ドラコニアル人ではなかった。
『やあショウン。この前はご飯ごちそうさま』
電話の相手は、ライティスさんだった。
「ライティスさん。つかぬことを伺いますが…まさかミルトシュランテのコラムを見てかけてきたんですか?」
俺は、まさかとは思いながら核心を尋ねてみた。
『見たけど、気がついたのは僕じゃない』
『見ましたよショウンさん!あれは貴方の事ですよね?!』
すると突然、横から別の人間の声がした。
それは、ライティスさんのチームの新しい仲間であるアルセリア・イーベッツの声だった。
ちなみに彼女は、間違いなくドラコニアル人だ。
つまり、ササラのフラグは当たっていた事になる。
なので、俺が気になっていたことを尋ねてみたところ、
「なんでわかったんだと聞いていいか?」
『食器とテーブルクロス。それと『料理の顔』ですね!』
と、彼女は自信に満ちた回答をしてくれた。
「なんでこう同じ事を答えるんだろうな…」
『どうかしましたか?』
「なんでもねえよ…」
もちろん彼女に、ドラッケンの三姉妹と面識があるはずはない。
つまり、『料理の顔』というのは、ドラコニアル人の共通認識ということなのだろう。
『とにかく!ミルトシュランテ掲載おめでとうございます!』
アルセリアは、興奮した様子で俺におめでとうを言ってくるが、俺としてはあまり嬉しくはない。
「星をもらってるわけでもないし、なにより俺の船はレストランじゃないからな」
『いいじゃないですか!自分が食べた料理がミルトシュランテのホームページに載ってもおかしくないものだって解ると嬉しいじゃないですか。そう思うと、先日のトルコライスの一件が悔しくて悔しくて!』
以前俺が持たせたトルコライスを、床にぶちまけた事を思い出したらしく、音声だけだが、その悔しさがひしひしと伝わってくる。
「喜んでくれるのはありがたいが、ベラベラ言いふらすなよ。そうなったら2度と招待しないからな」
情報を拡散させたくないのでそうお願いしたのだが、彼女はなにを思ったのか、
『了解しました!じゃあさっそく、アホ船長が情報を売らないようにぶん殴ってきます!』
そういうと走っていく音がし、
『ん?なんか用かショタっこおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』
がっしゃあぁぁぁぁん!
ジャンの奴の声が聞こえたあと、派手な音が鳴り響いた。
するとすぐにライティスさんの声が聞こえてきた。
『と、ともかくおめでとう。情報は漏らさないようにさせるから安心してくれ…』
「ありがとうございます…」
『じゃあまた』
後ろで、2人の怒号と破壊音が響いているが、ライティスさんはそそくさと通話を切った。
多分、2人に説教をするためだろう。
「新人が入ってたのは知ってたけど、馴染んでるねえ」
ササラはケタケタと笑い、
「あの2人を狙ってる受付嬢は多いからねぇ。これは血の雨が降るかも」
「怖い話をするなよ…」
まあ、若くてかなり稼いでいる上に、2人ともそれなりのイケメンだから、女性からの人気も間違いない。
ジャンのやつの頭の中身はともかく。
そこにまた着信が入り、そのかけてきた相手の名前を確認して、また大きくため息をつくことになった。
勝手なイメージ
カーティ・ロトス=ティフィリア・ラーカス:沢城みゆきさん
アマベル・レスティス=ミア・ラエドー:花澤香菜さん
セベルガ・アルナーゴス氏:若本規夫さん
クロード:杉田智和さん
ミュエル・マルティ:生天目仁美さん
以前変更したのはこちらの方が、イメージにあうと思ったからです
ご意見・ご感想・誤字報告よろしくお願いいたします




