14
私は飯塚君に一緒に帰ろうと言われてあまりにビックリして飲んでたコーヒーを口から盛大に零してしまった。
なんて恥ずかしいんだ‥‥
飯塚君のコーヒーまみれの顔を見て途端に恥ずかしさと罪悪感でいっぱいになりテンパって飯塚君に触れ服の袖でゴシゴシ顔を拭いてしまった。
服を見ると当然濡れていたからハンカチを水に濡らしコーヒーを拭き取っていく。
ダメだ。これじゃあ洗濯しなきゃ‥
途端に私は洗うから一緒に家に来てと言ってた。
帰り道、急に飯塚君に思いっきり近付いてそれも少し顔を動かせばキス出来そうな距離で拭いていたのを思い出し恥ずかしくなった。
ドン引きしているだろうか?
元後言えば彼が変な事言わなきゃそんなことにならなかったのに‥
でも彼は特に気にしてないようで私はホッとした。
家に帰ると奏さんと優さんも居た。
奏さんに彼氏?と言われて恥ずかしかったので即座に否定した。
飯塚君は一方的に私はムカつく奴だと思ってたけどなんだか彼といると確かにムカつくんだけど変に気を遣わないので楽といえば楽だった。
だから私が飯塚君とは違う接し方を気になっていたのも無理ない。めんどくさいでしょ?私って。
まぁ飯塚君はどう思ってるかわからないし急に抱きしめてこられて怖かったのは事実だし。
奏さんと優さんは私が彼を連れてきてなんだか嬉しそうだからまぁいいか。
飯塚君がご飯を食べていくことになり奏さんはご飯を作っている間飯塚君の相手をしてと言われた、奏さん気を遣ったつもりなのかな?
飯塚君を私の部屋に連れて行きジャージ姿の彼を見てなんだか申し訳ない気持ちになり改めて謝った。
嫌な所しか見せてないもんね飯塚君には。そしたら飯塚君はそのままでいいと言ってくれた。
なんだか凄く嬉しくて泣けてきて居られなくなり飲み物を持ってくると言って抜け出そうとしたがバカな私はドアに頭をぶつけてしまった。
そうしたら飯塚君が優しく頭を撫でてくれるから余計泣けてきた。
奏さんが私たちを呼ぶ。飯塚君が頭から手を離し行こうとした。
その時私は何を思ったのか行って欲しくないと思ったのか行こうとする飯塚君のジャージの服の袖を掴んでいた。